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「厳選紅茶手帖(山本洋子など)」という本はとてもオススメ!

2016年01月01日 01時00分00秒 | 
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 「厳選紅茶手帖」という本は、酒食ジャーナリスト山本洋子さんと編集部で結成した紅茶厳選委員会が、世界の厳選紅茶を取り扱うスペシャリストの仕事現場に通いつめ、インド・ネパール・スリランカ・日本の銘茶園を目と鼻と舌で体験し、その世界の茶園の特徴やそもそも紅茶とは何か、紅茶のクラスとグレード、紅茶ができるまで、紅茶のいれ方、紅茶に向く水、ティーポットの選び方、紅茶の歴史、紅茶を楽しめるホテルなどを綺麗なカラーの写真を入れて分かりやすく詳しく説明したものです。

 紅茶好きな方にとてもオススメかと思います。

本書の特徴は以下となります。

・ダージリンなど老舗産地から新興産地のネパールまで、注目の茶園をエリア別に紹介
・紅茶の茶葉と水色(すいしょく)が一目瞭然でわかる紅茶図鑑の体裁
・クオリティシーズン違いの垂直飲み、同一シーズン・銘柄違いの水平飲みなど、今までにない視点で紹介
・世界のブランド缶紅茶の歴史を紹介
・セレクトティーショップで最新のベスト銘柄などを紹介
・紅茶力を上げる入れ方を伝授し、水だしティー、ミルクティーのレシピを公開
・紅茶用語や産地が簡単にわかる「はみだし用語辞典」を完備
・コンパクトにわかる製造元・販売店データなど飲みながら楽しめるコネタを掲載

 なお、この本は、この本でも紹介されている東京の清澄白河・深川資料館通りにある紅茶の専門店TEAPONDで購入しました。
TEAPONDは素敵な店で、たくさんの紅茶を売っており、とても楽しめるお店で、このお店もとてもオススメですね。

また、この本のシリーズとして以下があるようで、読んでみたいと思いましたね。
・肉を識る
・寿司を識る
・日本酒を識る
・ウイスキーを識る
・珈琲を識る

「厳選紅茶手帖」という本は、紅茶好きな方にとてもオススメな本です!

以下はこの本のポイント等です。

・1枚の葉が織りなす紅茶の味は、気候条件、環境、土壌、そして季節、摘み取り方、発酵で味が決まる。紅茶は緑茶と同じように新茶があり、二番茶=夏摘み、三番茶=秋摘みがある。「紅茶のシャンパン」と称されるダージリンでは、おいしい時期をクオリティシーズンと呼ぶ。春はギリナッシュといわれる清々しい新茶、夏は太陽を浴びて独特のフルーティな香り高い味、秋は落ち着いたふくよかな味とそれぞれに個性が違う。

・葉のどの部分を摘むかでも変わる。日本は機械摘みが多いが、大産地では手摘みが主流。茶樹の品種改良が盛んに行われ、技術革新も進んでいる。近年は自然栽培にシフトする茶園が多い。まさに農産物の象徴といえる紅茶だが、店舗に並ぶ多くの紅茶は、いつどこで摘まれたものかわからないブレンド品。インドやスリランカなどの生産地から、遠く離れたヨーロッパなどへ、船で輸送される。そして各国でブレンドされ、パッケージにブランド名がついて、再び船で消費国へと旅立つ。それらは、味が変わらないよう様々な工夫が施されている。おいしいお茶を新鮮なうちに、味わってほしいと高品質の紅茶生産者は考える。紅茶には四季があり、旬の味が面白いからだ。そして、お茶は製品になるまで1回も洗わない。ワインのぶどうと一緒です。

・ダージリン地方では12月~3月の寒い時期、茶園は休眠する。そして3月中旬から待ちに待った新芽が芽吹き始める。エネルギーをためた状態で春に摘まれた1st Flush(ファーストフラッシュ3月中旬~5月初旬)。特徴は、茶葉に新芽が入り、緑がかった葉が混じり、爽やかな味と香り。グリーンな香りと味は「グリニッシュ」と表現されるまろやかな優しい味、抽出液は淡いゴールド。春摘み後、疲れた茶樹は休憩に入る。その次のクオリティシーズン、2nd Flush(セカンドフラッシュ5月中旬~7月初旬)までひと休み。セカンドの葉は小さめで春よりやや硬めの葉になる。グリーンフライ(ウンカ)が飛来して茶葉をかじると、マスカットの香りが出るので、特別に(マスカテル)と呼ばれる。色は明るいオレンジ色。そして夏が終わり雨期(モンスーン)が去ると、気温が下がり始める。秋摘みの茶葉の成長はゆっくりで、硬めの葉に育つ。この秋摘みの葉をダージリンでは「オータムナル」と呼ぶ。9月~11月中旬に摘まれたもの。最も味が熟成し、香りは洋酒に似た、円熟したコクが特徴。抽出液は赤みが深い銅色に。

・紅茶の葉は、上からトップ5まで、1枚1枚に名前がある。最上部の芯芽がTip(ティップ)、葉の1枚目がOrangePekoe(オレンジペコ)、2枚目の葉がPekoe(ペコ)と呼ばれる。これらの柔らかな若い3つの葉をまとめて「一芯二葉」という。葉は下へいくほど大きく、堅くなる。

・紅茶と緑茶、烏龍茶は何が違うの?
色、香り、風味もまるで異なる3つのお茶。実はすべて同じ茶樹から作られる。学名「カメリア・シネンシス」というツバキ科の常緑樹。製法の違いで風味が異なる3つのお茶に仕上がる。「カメリア・シネンシス」の代表的な品種は2種。小さな葉で、耐寒性のある中国種。そして、その2倍ほどの大きさに葉が育つ大木のアッサム種(インド種ともいう)がある。中国、インド北部山岳地帯とヒマラヤの麓ダージリン、ネパールなど標高が高い冷涼な土地では、耐寒性のある中国種。インドのアッサムやニルギリ、スリランカなど高温多湿の土地ではアッサム種が栽培されてきた。近年は生産量、品質の向上を目指し、アッサム種と中国種をかけあわせた交配種が主である。完全に発酵させると紅茶、全く発酵させないと緑茶、半分まで発酵させると烏龍茶になる。そこで、紅茶を「発酵茶」、緑茶を「不発酵茶」、烏龍茶を「半発酵茶」という。同じ茶葉から、それぞれを作り分けることも可能だが、紅茶はアッサム種が多く、緑茶と烏龍茶は中国種が主。ダージリンは、中国種系の品種が中心。紅茶は、発酵により茶葉に含まれるカテキンが、酸化してタンニンになる。それが、紅茶のきれいな水色(すいしょく)と香り、味になる。一方、緑茶は、カテキンなどの生茶葉に含まれる成分が、そのまま茶の中に残っている。烏龍茶は、生茶葉の成分と、発酵成分の両方を兼ね備えているが、作り方によって、紅茶に近い強発酵のものから、緑茶に近い弱発酵のものまである。春摘みの葉で作られるダージリンの1St Flushは、発酵が軽めのため、水色が淡く、香りもフレッシュで生茶葉の風味も残り、独特の味わいに。中国種系統の茶葉なので、烏龍茶に近いといわれることもある。

・インドの紅茶の産地
<ニルギリ>
ニルギリは、現地語で「ブルーマウンテン」の意味。素直でクセのない、スッキリ穏やかな味わい。CTC茶が主流で、チャイやミルクティーにも使いやすい。インドの紅茶生産では後発のエリアになる。南インドの西ガーツ山脈に連なる高原の丘陵地帯。当初は、気候と土地柄が良いため、避暑地として開発された。

<ダージリン>
インドの西ベンガル州ヒマラヤの麓で、標高の高い険しい山岳地帯であり、紅茶用茶樹としては世界で唯一、中国種の生育に成功したエリア。その後、高級紅茶の産地となり、品種改良、茶樹栽培、製茶技術に高い技術レベルを誇る。繊細で爽やかな味わいのホールリーフを使ったオーソドックウ製法がメイン。

<アッサム>
世界中で生産量が最も多い「アッサム種」の生まれ故郷で、北東インド・ブラマプトラ川流域の平原地帯で作られる紅茶は、パンチの利いた、力強く、濃い味わい。高質なリーフ茶から求めやすいCTC茶までストレートティーからチャイまでバラエティ豊かに揃う。

・現在日本で紅茶を手がける生産者は小規模農家で生産量は約10トン。その多くは緑茶用品種「やぶきた」で作られている。栄枯衰退が激しくいったんは幕を下ろした日本の紅茶だが、新たな可能性を見出し、独自の紅茶作りに励む生産者が現れている。日本初の紅茶品種「べにほまれ」を今も守る地域がある。三重県の亀山だ。市内で喫茶店を営む川戸利之さんが考えた看板メニューが「モーレツ紅茶」。自家栽培の「べにほまれ」を濃く出して、牛乳ではなくエバミルクでコクたっぷりに味わうミルクティーだ。「眠気をさます」がキャッチコピー!
 ・静岡 豊好園
 ・岐阜 春日 花茶クラブ
 ・奈良 健一自然農園
 ・大分 山片茶園
 ・熊本 桜野園
 ・宮崎 宮崎茶房
 ・鹿児島 ねじめ茶寮

・「生姜紅茶」は医学博士・石原結寛先生が提唱した体を温める紅茶の飲み方。日本中で大ブームを巻き起こし、今やスタンダード。作り方は温かい紅茶におろし生姜を親指大(10g)と黒糖を入れて飲む。朝食代わりに、そして一日3杯飲むと、体温が上がって代謝がよくなり、便秘解消、体重減など様々な効果が期待できるという。実際、漢方薬の約7割に生姜が配合され、昔から生姜効果は実証済み。また、紅茶にも体を温める効果があり、紅茶に含まれるポリフェノール「テアフラビン」はインフルエンザウイルスの感染を弱めるという発表もある。抗菌効果がある生姜とダブルで頼もしい組み合わせが生姜紅茶なのだ。より効能が高い乾燥した生姜ブレンドされた紅茶なら最強だ。さらに、紅茶も生姜も自然栽培ならなお嬉しい!というわけで、両方を生産する宮崎県の宮崎茶房と奈良県の健一自然農園を紹介。

・幕末から明治初期にかけて、鎖国が解かれた日本から大量の金が海外へと流出するのを目の当たりにした日本近代窯業の祖、森村市左衛門は、「金を取り戻すには、輸出貿易によって外貨を獲得することが必要」と、弟・豊とともに海外貿易をスタートさせる。その後、パリ万博で精微に美しく画付けされたヨーロッパ製磁器に目を見張り、この美しい磁器を日本で作りたいとの思いを強くする。数年後、最新技術を学ぶため技術者をヨーロッパに派遣、1904年ノリタケカンパニーの全身「日本陶器合名会社」を創立。国産洋食器への挑戦が始まった。今の名古屋市西区則武新町に近代的設備を整えた大工場を建設し操業を開始したものの、生産を軌道に乗せるまでには試行錯誤の年月を要し、10年後の1914年、ついに日本初のディナーセット「セダン」を完成させる。米国へ輸出されたこの日本製洋食器は大ヒット、やがて「ノリタケチャイナ」の名で世界中に知られるブランドへと成長。創業当初から受け継がれる伝統的なスタイルは、アフタヌーンティーが成立した19世紀のヨーロッパ文化最盛期の洋食器を彷彿とさせ、今世界で最も紅茶をおいしくみせる舞台装置のひとつだ。

・ティーバッグ力を活かすいれ方
コツは3つ。
1 沸騰湯を使う
2 先に湯、その後ティーバッグ
3 蓋をして蒸らす
1杯分の紅茶が手軽に飲めるティーバッグ。コツは沸かした湯を冷まさないことと、しっかり蒸らすことにある。商品により茶葉の量が違う。茶葉1gに熱湯100mlが目安。

<TeaBagおいしい いれ方>
1 くみたての水を沸騰させ、ポットorカップに熱湯を注いで温めて捨てる。
2 必要量の熱湯をポットorカップに注ぎ、ティーバッグを入れる。ティーバッグを入れた後で湯を注ぐと、勢いでタグが中に入ってしまう。
3 蓋をして蒸らす。時間はCTCやブロークン茶葉で1~2分。アンカットリーフなら5~6分が目安だが、商品の指示通りに。
4 紅茶エキスは底にたまるので、ティーバッグを上下左右に振って、なじませてから出す。もったいないからとバッグを搾ると余計な渋味、濁りの原因に
※ミルクティーで飲むときは湯量を1~2割減らし、濃くすると美味しい
※品種の違う紅茶やハーブなどティーバッグをブレンドするのも面白い

良かった本まとめ(2015年下半期)

<今日の独り言> 
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