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ミキモト真珠島(三重県 鳥羽市)の真珠博物館はとてもオススメ!

2021年02月10日 01時00分00秒 | イベント・外出

 三重県鳥羽市にあるミキモト真珠島へ行ってきました♪

 このブログで紹介しましたが、伊勢神宮の外宮内宮を参拝した翌日に伊勢市駅からJR参宮線で二見浦へ行き、そして二見興玉神社や夫婦岩に行った後に、バスに乗って鳥羽バスセンターまで行き、そのすぐ近くの鳥羽マルシェで伊勢エビなどの食事を楽しんだ後に、そこから徒歩約5分の所にあるミキモト真珠島へ行きました♪

JR・近鉄鳥羽駅からも徒歩約5分と近いです♪

 ミキモト真珠島は明治26年(1893年)に御木本幸吉が初めて真珠の養殖に成功した地であり、その真珠や御木本幸吉について学べ、海女の実演を見れ、もちろん真珠も買える施設です♪
昭和26年(1951年)の開島以来、ここで国内外から訪れる人に真珠の魅力を伝えているとのことです。

 今回はその中で特に真珠博物館が素晴らしかったので紹介したいと思います♪

 ミキモト真珠島への入場料は大人1650円ですが、三重交通の「夢みちくさきっぷ」というバス乗り放題チケットを持っていたので、そのチケットに付随している割引券を利用して150円割引の1500円になりました♪

真珠島は、今では白く綺麗な橋が架かっていて歩いて行けます♪

↑真珠島と橋

近くに大きな地図もあり、鳥羽水族館もすぐ近くということが分かります♪

↑大きな地図

↑真珠島を結ぶ橋の拡大

真珠島を結ぶ橋からは美しい鳥羽の景色が見えましたね♪

↑真珠島を結ぶ橋からの景色

↑鳥羽水族館方面の橋からの景色

 200円のコインロッカーがあるので荷物はそこに入れ、身軽になって見学しました♪

真珠島内は綺麗に整備されていて美しいです♪

↑真珠島

 そして立派な真珠博物館へ入ります♪
フロア案内があり、1階は「真珠のできるしくみ」「真珠の生産と流通」の説明で、2階は「天然真珠の時代」「養殖真珠の時代」の説明となります♪

↑フロア案内

さっそく「真珠のできるしくみ」に入ります♪

↑「真珠のできるしくみ」の入口

 御木本幸吉が現在のミキモト真珠島(相島(おじま))で養殖を初めて手にしたのはアコヤガイの貝殻に付着した半球の真珠だったとのことです♪
丸い球体の真珠ではなかったんですね。

↑最初の真珠は半球

 まず、真珠が作られる真珠貝についての説明がありました♪
10万種にも及ぶ貝のうちで、美しい真珠を作り出せるのはウグイスガイ科やイシガイ科などごく少数の貝だけのようです。
 特にアコヤガイで真珠を作るようで、最適水温は18度~23度で、日本では房総半島、能登半島以南で水深10mの岩礁にアコヤガイは生息するようです。

↑真珠貝の説明

 また真珠といえば銀色ですが、金色のものもあるようです♪
金色は特にフィリピン、インドネシアで育まれるようです。

↑金色の真珠

それから、天然真珠は球体になるのは、まれなようですね。
異物が球体でなければ球体の真珠にはならないようです。

↑天然真珠

 そして養殖真珠の作り方の説明もあり興味深いです♪
真珠の核を入れるだけでは真珠はできず、外套膜片(ピース)を入れるのがポイントのようです。

↑養殖真珠の作り方

 実際に女性の説明員が分かりやすく、ビデオを見せながら説明もして頂きました♪

↑核入れ手術の説明

そして真珠養殖の場所の説明があります。
ミキモトでは英虞湾が一番多いんですね。
20,885台もあるとは凄いです♪

↑真珠養殖場

↑英虞湾の状況

そして実際の真珠養殖の状況が分かるよう浮玉いかだの説明もありましたね♪
模型のボートがあるので実際の大きさが分かりやすいです♪

↑養殖の状況

 それから真珠の養殖には、赤潮が天敵なようです。
赤潮は有害なプランクトンが原因のようです。
最近では海水の色がほとんど変化しない赤潮もあるんですね。
赤潮が発生すると、いち早く安全な場所に貝を移動させるようです。
新種の赤潮は日本全国で発生しているようです。

↑赤潮の説明

 逆に比較的最近、新たな最適な真珠養殖の場所が見つかったようで、それは福岡県の新宮の相島(あいのしま)とは驚きました♪
 ここで天然アコヤガイが発見され、しかも丈夫で長生きだったようです。
 そのため貝の死亡率が低く、高品質の大殊真珠が生産できうようで、2007年からミキモトの新しい真珠養殖場が設立されたようです。

↑福岡県の相島の説明

確かに英虞湾のアコヤガイに比べると、福岡県の相島のアコヤガイが大きく育っています♪

↑相島のアコヤガイ等

 それから、実は核を入れたアコヤガイのうち、50%は養殖期間中に死んでしまうとは驚きましたね。
その他にも不良真珠や真珠と呼べないものは22%あり、良質な真珠は約28%にしか過ぎないようです。
良質な真珠のうち花珠と呼ばれる更に良質なものは5%に留まるようです。

↑真珠の状況

 そして、本物の真珠と模造真珠の違いが分かる方法について説明があり興味深かったですね♪

↑わかるかな?

 実際にこすり合わせて抵抗を感じるものが養殖真珠で、つるつるだと模造真珠でした♪
実際にやってみるとよく分かります♪
模造真珠は、光沢を出す合成塗料を塗り重ねるので表面が滑らかになるようです。

↑答え

 それから真珠の硬度やお手入れ方法の説明もありました♪
真珠の硬度はモースの硬度で3.5~4.5なので宝石としては柔らかいので、宝石箱の中などで他の硬い宝石と触れ合うと傷がつくようです。
 また人の汗は酸性とアルカリ性の両方があるのでどちらも真珠の輝きを弱らせるようです。
そのため、使った後は柔らかい布で汗や汚れを拭き取る簡単なお手入れだけでも十分なようです。

↑真珠の硬度とお手入れ方法

 それから大きな真珠もありましたね♪
これは、1987年1月にタイの養殖場で採取されたもので直径4cmもあり、世界最大の養殖真珠としてギネスブックの認定も受けたようです♪
これはさすが大きかったですね♪

↑大きな真珠

そして2階に上がり「天然真珠の時代」のコーナーに行きました♪

↑「天然真珠の時代」のコーナー

 実は天然真珠の最大の産地はベルシア湾だったとは知りませんでした♪
天然なので真珠が入っている確率はかなり低く、当時はかなり信じられないほどの大量の貝が採取されたようです。

↑最大の産地ペルシア湾

 それから日本の養殖真珠史の説明もありました。
 日本では古来から真珠を作るアコヤガイが生息していて、明治初期には輸出を増やし国力を上げるためにその真珠は有望な資源と注目されましたが、乱獲によりアコヤガイが減少したことから、養殖の研究が進んだようです。
当時はヨーロッパの真珠研究の情報を得ていたようで、三重県の英虞湾だけでなく、静岡や滋賀県の琵琶湖、高知県の宿毛湾、長崎県の大村湾でも研究が進んでいたようです♪
なかなか興味深かったですね。

↑日本の養殖真珠史

 それから昭和12年のフランスのパリ万国博覧会で展示されたというミキモトが作った真珠で作られた「帯留「矢車」」の説明もありましたね。
12通りに変化する帯留で、これはビデオによる説明もありました。
専用の工具もあり色んな工夫がされていて素晴らしかったですね。

↑帯留「矢車」

 それから大正15年のアメリカのフィラデルフィアで開催された米国独立150周年記念万国博覧会に出品されたミキモトの五重塔も素晴らしかったですね♪
12,760個ものたくさんの真珠とシロチョウガイ、プラチナで作られたようです♪
真珠の養殖が成功していることがよく分かりますね♪

↑ミキモト五重塔

 ミキモト真珠島の真珠博物館は、綺麗な館内で、「真珠のできるしくみ」や「真珠の生産と流通」、「天然真珠」「養殖真珠」等についてとても分かりやすく説明がありとてもオススメです!

 次回は、ミキモト真珠島の海女の実演や御木本幸吉記念館について紹介したいと思います♪

お勧めなお話(2020年下半期)

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