A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

割礼/遠藤ミチロウ@吉祥寺 Planet K 2011.5.8(sun)

2011年05月10日 00時11分15秒 | 素晴らしき変態音楽

遠藤ミチロウ(ザ・スターリン)と割礼の対バンなんてまるで20年前のイベントみたいだ。どちらも日本のロック・シーンで30年前後活動を続け、しかもそのスタンスが全くブレていないところが共通する。"伝説よ今再び"な気分。

Planet Kは地元ながら始めて行くライヴハウスで、ステージが高く予想以上に広いホールだった。新代田Feverを縦長にした感じ。1ヶ月前にチケットを買ったら整理番号が1番だったので動員に若干の不安があったが、蓋を開ければ満員。さすがカリスマのパワーである。意外に若いファンが多いのはオープニング・アクトの逃亡くそタわけによる動員だろうか。

最前列で観戦。まずは逃亡くそタわけ。20代と思われる若い4人組でとても元気のいい演奏を聴かせる。下ネタばかりのMCには辟易したが悪くないバンドだった。後は強烈な個性があれば怖いものなし。もしかして下ネタMCが個性なのか?



遠藤ミチロウさんは今までバンド形態でしか観たことがなく、完全ソロ・ステージは始めて。ザ・スターリン以来のトレードマークの目の周りに化粧をしてアコースティック・ギター一本でパンキッシュな弾き語りを聴かせる。最近福島を訪れたという。反原発ソングのCDをリリースし売上を義援金にしたり、8/15終戦の日に福島でロック・フェスティバルを企画したり、相変わらずの反骨精神が痛快である。ソロで歌うことでミチロウさんの生のメッセージがダイレクトに伝わる印象的なステージだった。



トリは割礼。彼らを観るのは2月の5時間ワンマン以来3ヶ月ぶり。この日は恒例のサイケデリックな照明はなくメンバーの顔やしぐさが良く分かるライヴだった。宍戸氏はいつものように右胸にゲゲゲの鬼太郎のバッジをつけている。「ゲーペーウー」からアンコールの「風」まで60分間観客を夢想の世界へ連れて行く。宍戸氏の濡れそぼったヴォーカルと2台のギターの魔術的な絡み合いを聴いていると意識が身体から抜け出すような浮遊感を感じる。中毒性の強い危険な音楽だ。6月のカーネーションとの2マンのチケットも買ってしまった。



ミチロウと
割礼観たよ
吉祥寺

地元だと自転車で行けるのが便利でよい。
コメント
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