The Let's Go's を知ったのは2008年サザナミ・レーベルのCD「Girl's Sazanami Beat! Vol.1」だった。60'sテイストを持ったギャルバンを21組集めた画期的コンピの冒頭を飾っていたのが彼らの「長ぐつテロリスト」という曲でひたすら明るくロックンロールを楽しむ煌めくナンバーだった。その夏新宿JAMのコンピのレコ発ライヴで彼らの生演奏を初体験。当時はドラムは男性だったが、フロントの二人の女の子がとても笑顔を絶やさずライヴをエンジョイしているのが印象に残った。物販の自主制作CDRにサインをもらった。
翌年2月にサザナミ・レーベルからデビューCD「LET'S GO with THE LET'S GO'S」をリリース。二人が青空にジャンプしているジャケット通りの爽やかでキュートなサウンドは、その直後幡ヶ谷Heavy Sickで観たライヴでも発揮されていた。その時はデビューCDにサインをもらったのだが、「前回とはサインが変わったのよ」と楽しげに笑う二人はとても可愛かった。
それ以降彼らのライヴを観てなかったのだが、ドラムが女の子に変わり、ベースもメンバー・チェンジをして新生The Let's Go'sとなって素晴らしいアルバム「REAMP!」を携えて帰ってきた。なんの衒いもなくロックンロールへの憧れと女の子であることの喜びを今まで以上にしっかりしたガレージ・ロックに乗せて歌う全13曲はジャケット通り女の子の夢の部屋のようなトキメキに満ちていて一気に聴き通してしまう。The Milkeesの活動停止で少し寂しい思いをしていた私の心に再び火を灯してくれるパワーに溢れた傑作である。入れ替わりの激しいギャルバンの世界で結成5周年を迎えるThe Let's Go'sを聴いて今日も浮き浮き気分でレッツ・ゴー!
The Let's Go's HP
ギャルバンを
侮るなかれ
ダンスしよ
サザナミ・レーベルはホントにいいバンドを見つけてくるものだ。
サザナミ・レーベルHP
The Let's Go'sとは関係ないが元グンジョーガクレヨンの園田游さんと飲んだらいきなり横町で踊り出した。これが本当のストリート・パフォーマンス。