A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

帰ってきた!!ジョン・ゾーンズ・コブラ東京作戦!!@渋谷 La.mama 2011.5.6(fri)

2011年05月08日 00時49分45秒 | 素晴らしき変態音楽
巻上公一(プロンプター,オーガナイザー)
神田佳子(パーカッション)/小森慶子(サックス,クラリネット)/康勝栄(ギター)/トクマルシューゴ(ギター,歌)/中西俊博(ヴァイオリン)/野崎大雅(ピアノ)/原さとし(バンジョー)/真部 脩一(ベース)/マリアンヌ東雲(電気オルガン)/水谷浩章(ベース)/吉田隆一(バリトンサックス)/山本達久(ドラムス)


渋谷ラママは30年近く前バンドでよく出演していた馴染みのライヴハウスだが、一番最近行ったのが2002年6月のAlchemy Nightだから9年ぶりになる。内装が全く変わっていないのに驚く。記憶よりもずいぶん広い気がした。

この日はベテランから若手まで実力派ミュージシャンが10数名集まり即興演奏を繰り広げる。"John Zorn's Cobra"というのはジョン・ゾーンがゲームの要素を取り入れ開発した即興演奏の方法で、プロンプターと呼ばれる指揮者の出すサインに応じて参加者が音を出しつつ、演奏者からプロンプターへ要求を伝えたり、演奏者同士でコミュニケーションを取ったりして予測不可能かつ統制のとれた演奏を可能とするユニークな演奏形態である。

即興の猛者に混じって、キノコホテルの支配人マリアンヌ東雲嬢が初めて単独即興演奏に加わるのに興味を惹かれた。私の好きなフリージャズとガールズロックが思わぬ形で邂逅した訳である。マリアンヌ嬢は金髪に黒いミニのドレスで登場。ベテラン勢の中ひとり華やかさを演出する。

ラママは超満員。参加メンバーが多いのだから当たり前か。巻上さんが10数枚の数字やアルファベットを書いたパネルを提示して演奏を進めて行く。緑色の鉢巻きを付けた演奏者が一時的に演奏の主導権を握るようだ。マリアンヌ嬢は鉢巻きの代わりに緑色のネコ耳をつけ、それがとても可愛い。支配人に"萌え"を感じたのは初めてかも。

演奏者が指示を取り違えたり、想定外のフレーズを弾き出したり、観客はもちろん演奏者からも爆笑が起こる。しかめっ面のインプロも悪くはないが、このようにユーモアを交えた即興演奏はとても面白い。基本的に生演奏を観て楽しむものだと思うが、音だけ取り出してみても急転直下の場面展開がスリリングでまた違った魅力があるだろう。

途中休憩を挟みのべ2時間の演奏後、ステージ上で演奏者同士が握手をして談笑していたのが印象的だった。

即興の
楽しさたっぷり
味わった

この日で私のGW7日連続ライヴ観戦が終了。様々なジャンルのライヴを日替わりで楽しめた素晴らしい連休だった。財布は軽くなったが(^_^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする