ドアーズのLP/CDは正規アルバム/ブートレッグ共にある程度揃えた。ビデオも4種類くらい所有している。
今年7月4日、ジム・モリソン40周忌を記念してオリジナル・アルバム6枚の紙ジャケ・ボックスがリリースされた。音源は、ザ・ドアーズとオリジナル・プロデューサーであるブルース・ボトニックが、オリジナルのマスターテープ、さらにそのもととなったリダクション前のテイクにまで遡って、ひとつひとつの音を注意深く拾いだした“40周年記念ミックス”を使用している。しかもタワー・レコード・オンラインでは2661円というお得な価格だったので思わず衝動買いしてしまった。
正直言って紙ジャケの出来映えは日本盤の細やかさに比べるべくもないが、音の方はこれまで団子状になっていた各楽器の分離がとても良くなっていてまるで新録音かと思うほどだ。アメリカの60年代のカウンター・カルチャーを象徴するジムの歌声が死後40年経っても驚くほどの現実味を持って迫ってくる。特に後期の「LAウーマン」「モリソン・ホテル」がこんなにいいアルバムだったと再認識できたのは大きな収穫だった。
モリソンの
叫びと唸りが
今蘇る
この価格がいつまで続くか分からないので早めに注文した方がいい。