A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

アンチのアンチは肯定?~殺傷系音楽、賛成派ロック、不自由ジャズ、脱○○反対

2013年06月14日 00時20分44秒 | 妄想狂の独り言
  

10数年前にヒーリング・ミュージック=癒し系音楽というものが流行った。「心理的な安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせたりするために作られた音楽」と定義され、ニューエイジ・ミュージックとも呼ばれる。自然音を真似たシンセのまったり茫洋とした垂れ流しの何処がニューエイジ=「新世代」なのか分からないし、「1/fゆらぎ」「α波」「音楽セラピー」など一見科学風の解説も意味不明。東洋医学やインド哲学や自然主義を説き、白いガウンに身を包んだ姿は某グルの新興宗教を思わせる胡散臭さが漂っていた。癒しを与えてやるという上から目線に大人しく従う大衆が何ともトホホだった。





癒しの音楽があるなら、アンチ癒しの音楽があってもいい筈。聴く人に「心理的な不安を与えたり、気持ちにストレスをもたらす音楽」。HEAL(癒す)の反対語はWOUND(傷つける)。「殺傷系音楽」とでも訳せばいいだろうか。音楽で人を殺せる、と言ったのは阿部薫だが、そのサックスには耳障りなフリークトーンもあるが、根本に日本的な叙情がある。むしろ笑顔で人を殺す冷淡さが必要だろう。そういう意味ではRAGE ROOMという血みどろ破壊パフォーマンスのジョン・ダンカンや巨大小陰唇=マクロニンファが近いか。どんな非音楽的なノイズも、いやマル非であればあるほど、逆に大きな喜びを見出す人々が存在し、そんなマゾンナ(&マゾ雄)にとっては雑音・騒音こそ格好の癒しになるのだから難しい。こればかりは多数決で決めるわけにもいかない。昨日のブログ記事の遅延した飛行機にクラシック楽団ではなく、メールス・ジャズ祭に出演するフリージャズ演奏家や、ノー・ファン・フェスティバルに出演するノイジシャンが乗り合わせていたらどうだろう。屹立する灰野敬二×ヘッドが光る坂田明&JOJO広重×痙攣T.美川×変態拍子吉田達也という夢の共演が実現したとして、乗客がスマホを向けて大喝采したかどうか?ラストにコサカイフミオのダイヴで墜落、というオチも用意してある。





ロック・イン・オポジション=反対派ロックにアンチを突きつける賛成派ロックの象徴は全肯定バンドのイエスだろうか?キャンペーン・モデルはローラ





フリージャズのアンチ、不自由ジャズは五体不満足ミシェル・ペトルチアーニ、もしくは盲目(mecra)ローランド・カークにお願いしたい。ただし両者とも演奏は凄まじく自由奔放である。肉体的ハンディキャップが自由な表現を促すのである。





NO NUKESに対抗するイエス核兵器。反維新の会に対する賛成共産党って同じ意味か?反対の反対は賛成なのか?アンチアンチばかり言う人々はシバカレ隊と思うことはあるのか?意味と意味の隙間に陥る堂々巡りは傷を負った看護婦(ナース・ウィス・ウーンド)に癒してもらうしか無かろう。






反対を
唱えるだけじゃ
変わらない

I LOVE NUKES!と書いたら如何だろう。ご意見求む。
コメント
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