A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

イマジン・ドラゴンズ/赤い公園/LEO IMAI/Mop of Head@タワーレコード渋谷 2013.6.23(sun)

2013年06月25日 01時28分02秒 | ロッケンロール万歳!


TOWER RECORDS × CREATIVEMAN presents UPPERCUT supported by Paul Smith JEANS

ACTS: IMAGINE DRAGONS / 赤い公園 / LEO IMAI / Mop of Head



気になっていた赤い公園は前日のYATSUI FESTIVAL!に出演したが別の目当てのバンドと被って観れず、翌日のタワーレコードのイベントで観ることにした。いろんなアーティストのインストアで通い慣れたCUTUP STUDIOがいつもと雰囲気が違う。外国人客が異様に多い。それもロックっぽい兄ちゃんだけではなく、オシャレな女子高生や休日のお父さん風の姿が目立つ。渋谷が立川基地にワープしたような気分。何事かと思ったらイマジン・ドラゴンというアメリカのバンド目当ての様子。聞き覚えのある名前なのでググってみた。今年のグラミー賞以降アメリカのチャートが気になりチェックしていて、ずっとTOP10にランクインしてるのでYouTubeでチェックしたバンドだった。今時珍しく王道のロックをやっていて面白いなと感じた。そんな旬でビッグなバンドを近距離で観られるのだから外国人(特にアメリカ人)には見逃せないチャンスである。

この日のイベントの趣向は、日本の3組から観客の投票でサマソニ出演者を決める公開オーディション。外国人が多いので選出基準が変わりそう。

Mop of Head
ブレイクビーツ、ダブステップ、ドラムンベース、ハウスなどのクラブミュージックを生演奏で表現するインスト・ロックバンド。2011年デビュー、同年フジロックに出演し熱狂で迎えられた。天性のフェス仕様バンドで、のっけから両手を上げて飛び跳ね「しぶやーーーーっ!踊ろうっ!アー・ユー・レディ?」と煽る。ファンキーなダンスビートに身体が疼くが、時間も早いのでさすがに観客はレディーじゃない。有名ロックナンバーのリフを交えた演奏に拍手は沸くが、踊らすことは叶わず。昨日のフェスのステージならダンス大会間違いなしだろう。お祭りにはピッタリなのでサマソニ向けである。アゲアゲ・サウンドでアイドルと共演しても面白い。



LEO IMAI
日本人とスウェーデン人とのハーフのニューウェイヴ・シンガーソングライター。サンプラーやループを駆使したエレクトロサウンドをバックにギターの弾き語りを聴かせる。ポストロック的な感触もあるが、歌に人間味があり聴きごたえがある。ZAZEN BOYSの向井秀徳のユニットKIMONOSでも活動しているので以前観たことがあるハズ。抜群に英語がうまいので外国人ウケは良いかもしれない。



赤い公園
最近MVを観て気に入った4人組ガールズ・バンド。ふわふわした白いドレスで捻くれたギター・サウンドを奏でるのが面白い。しかし外国人客が多いので、ミュージック・マガジン最新号にBO NINGENのTaigenが「日本のJ-POPは海外の人にはとても特異なものに聴こえる」と書いていたのを思い出す。赤い公園の曲はメロディーはポップだが、テンポチェンジや転調が多くオルタナ色豊かな曲調はプログレっぽいと言ってもいい。初めて聴いて踊るのは日本人にも難しい。清楚なルックスと裏腹に激しくパワフルなステージは迫力たっぷりだが、曲を知らないと呆然と見守るのみ。辛抱強い日本人ならばそれが凄い、と言うかもしれないが、白黒はっきり言う外国人がどう思うか?ルックスや雰囲気は好みだが、シチュエーション的に可哀想だったかも。



イマジン・ドラゴンズ
ラスヴェガス出身の4人組ロック・バンド。昨年リリースしたアルバム「ナイト・ヴィジョンズ」が英米ともに2位の大ヒット、今年のサマーソニックへの出演も決まっているブライテスト・ホープ。メンバーがサウンドチェックに顔を見せただけで黄色い歓声が上がる。外国人客だけでなく日本人のオーディエンスの多くも待ち望んでいたのがイマドラ。ルックスは田舎の兄ちゃん風の腕っぷしの強そうな風体だが、演奏は繊細かつ大胆。何よりも力強く覚えやすいメロディーが印象的。ヴォーカルのダンは巨大なバスドラや和太鼓を叩きながら、伸びのいい声で前向きな歌を熱唱する。メロディーがポップなので初めて聴いてもシンガロングできるのが素晴らしい。そして盛り上げ上手。観客全員大合唱&ジャンプの最高の盛り上がりだった。彼らは大の日本通で、3年前に「TOKYO」という曲を書いて以来日本へ来るのが夢だったという。その喜びを全身で表現するダンのカリスマ性に痺れた。停滞気味の洋楽ロックの救世主の登場かもしれない。今年のサマソニの目玉となるに違いない。



夏フェスに
向けて暴れる
ドラゴンズ

進行のスムーズなフェスやアイドル・ライヴに慣れてしまうと、ロック・コンサートのセットチェンジが耐えられないほどまだるっこしく感じられる。

コメント
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