A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

町田町蔵・工藤冬里(Tori)もビックリ!!~狂犬ハードコア vs. 凶鳥デスメタル

2013年06月26日 00時12分05秒 | 素晴らしき変態音楽
人間以外のヴォーカリストと言ってもボーカロイドではない。ここに紹介する2つのバンドは獣をリードヴォーカルにもつ文字通り人間離れしたバンドである。

●CANAINUS

バジーという名のビットブル犬がヴォーカルを務めるのは、1992年にニューヨークで結成されたハードコア・パンクバンド「カナイナス」。イヌ属を意味するCanisに接尾語inusをつけた形容詞で「犬っぽい」という意味。90年代はメンバーチェンジを繰り返し、2001年にメンバーが固まった。当殺傷処分の前日に救出されたバジルとバジーという名前の2匹の犬がリードシンガーを務めていた。人間のメンバーはサッズ・エクソダス(g)、ベル・モロトフ(g)、バディ・ブロンソン(b)、カリー・ライトニング(ds)の4人。2004年に14曲入CD&7インチ「今や動物たちは声を手に入れた(Now The Animals Have A Voice)」でデビュー、2005年にサンディエゴのグラインドコア・バンド「キャトル・デカピテイションCattle Decapitation」と7インチ「スプリットEP」と、次に紹介するヘイトビークと7インチ「Bird Seeds Of Vengeance / Wolfpig」をリリースしている。だが2011年にバジルが脳腫瘍により他界。バンドは現在、残されたバジーをメインボーカルに置き、亡くなったバジルのために新アルバムをレコーディング中だという。バジー以外のメンバーは、全員が菜食主義者であり、動物の権利を保護する活動家でもある。歌詞カードによると動物虐待や環境破壊への反対をテーマにしている。デス・メタルやグラインドコアのヴォーカリストは犬の唸り声を真似た声で歌うから、それならば本物の犬に歌わせようと思ったのがバジーたちを加入させたきっかけだったという。人前での生演奏やツアー移動は動物虐待になるので、ライヴ演奏は行わないスタジオ・プロジェクトである。




●HATEBEAK

その狂犬バンドとスプリット・シングルをリリースしたのが、オウムをヴォーカルに据えた「憎悪のくちばし」を意味するデスメタル・バンド「ヘイトビーク」。2003年バルチモアで結成。メンバーはブレイク・ハリソン(ds)、マーク・スローン(g,b)、ウォルド(vo)。3枚のスプリット・シングルをリリースし2009年に解散。そのサウンドは「地面を圧搾する削岩機」「激怒と爆風デスメタル」と評される。カナイナス同様動物虐待を避けてライヴを行わないスタジオ・プロジェクトである。ブレイクはワシントンD.C.のグラインドコア・バンド「ピッグ・デストロイヤー(豚破壊者)」のノイズ/サンプラー奏者として活動中。



ペットは飼い主に似ると言われるが、両バンドとも写真を見ると雰囲気がそっくりなのが笑える。

イヌネコと
バンドやろうぜ
どうぶつの森

猫アイドルをペットにしたいニャ。




コメント
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