A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

アンディ・サマーズ写真展@六本木未来画廊 2008.3.8(sat)

2008年03月08日 23時11分24秒 | アート!アート!アート!
先日来日したThe Policeのギタリスト、アンディ・サマーズは写真家としての一面も持っていてThe Policeの舞台裏やストリート系写真をたくさん撮っている。来日に合わせて2/12~3/10(もうすぐ終わってしまうが)六本木の未来画廊で「I'll Be Watching You:Inside the Police 1980-1983」と題した写真展が開催されている。未来画廊はギャラリーとバーから成っており、バー側も含め30点くらいの写真が展示してあり見応えがあった。全てモノクロ写真。ツアー中のメンバーが見せた何気ない表情から裸の女性を配したアートよりのものまでヴァラエティに富んでいて面白かった。風景を切り取る手法がロック・ミュージシャンらしい潔さと冷静な視点を持っていることが印象的だった。”写真”のマジックに感動した。
70年代のロック・バンドの写真というと装飾過剰な乱痴気騒ぎを写したものが多いのだが、The Policeの活躍した80年代はよりスマートな写真が増えた。特にミュージシャン本人の撮った写真は一見華やかそうに見えるロック・バンドの日常が私たちの日常と大きく変わらないことを示している。

ギタリスト
日常切り取る
写真術

The Policeはドラムのスチュワート・コープランドがヴィデオを撮るし、スティングは俳優もやるし、多趣味なバンドだった。


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エロ可愛さ爆発~MEG「MAGIC」

2008年03月07日 23時07分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
エレクトロ仕掛けのキュート・ドールMEGのニュー・シングル。作曲/プロデュースは再び中田ヤスタカ氏。YMOを凌駕するほどのポップさ増量、テクノ度満点の煌くエレクトロ・ポップ。世界中に虹のシャワーを降らせるキラキラ・キッス・マジック。中田氏得意のヴォーカル・エフェクトも最小限に、MEGちゃんのコケティッシュなヴォーカルをたっぷり楽しめる。カップリングの「MIRACLE」はエフェクトが強めだがそれがまたMEGちゃんの別の魅力を引き出している。そして「MAGIC」のNEMESIS MIXはよりロリータ・キュートなリミックス。
ピンクの帽子に悩殺ポーズで座るMEGちゃんの姿態にピンときたら即購入のこと。
さらにヤバいのは「MAGIC」のPVだ。前作よりはるかにセクシィなMEGちゃんのフェロモンに下半身がうずうずしてくる。カラータイツ姿もたっぷり披露しているし、穢れを知らない真っ直ぐな瞳と、表情たっぷりな手と身体の動きの艶かしさといったら!全身をMEGちゃんに弄られたくなる。ああああぁぁぁぁMEGちゃんのおもちゃになりたいよおぉぉぉぉ。
MEG HP

MEGちゃんよ
罪作りだよ
その動き

このエロ可愛さに私は再び思春期を迎えた気持ちだ。



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侮れないFM番組~NHK FM「ライブビート」

2008年03月06日 23時34分01秒 | ラジオやテレビのこと
私が学生の頃FMラジオは重要な音源の宝庫だった。FM誌の番組表を逐一チェックし面白そうな番組をエアチェックしたものだ。押入れにはエアチェックしたカセット・テープが大量に残っている。特にライヴ番組は貴重だった。FM東京の「ライヴ・フロム・ザ・ボトムライン」やNHK FMの「BBCライヴ」や来日公演を収録したものなど、今となっては貴重な音源に溢れていた。しかし90年代に入ってJ-Waveを始めとするアメリカン・スタイルのFM局の登場により、FMがトーク中心に移行しエアチェックする機会も減っていった。また「FMレコパル」「FMステーション」「週刊FM」などのFM誌も次々休刊し、FM番組表を手に入れる方法もなくなってしまった。
そんな中NHK FMだけは旧来のスタイルを継承し、エアチェック向きの番組を作り続けている。昨夜は「ライブビート」という番組でゆらゆら帝国のライヴをオンエアし、私は久々に胸ときめかしてエアチェックした。この番組は毎週水曜日の23:00~24:10放送され、毎回1アーティストのライヴを特集するという貴重な番組だ。実は今回のゆら帝の出演のことは彼らのホームページで知ったのだが、番組のホームページを見てみると、The PoliceやLoudon Wainwright III、The Orbなどの洋楽からGoing Underground、MAD3、キリンジなど錚々たる、そして少しマニアックなバンドが出演(予定)している。4月にはコレクターズなんかもやるそうだ。70分という放送時間もMDやCDの収録時間にピッタリ。私はMDで録音してCD-Rに焼こうと思う。立派なライヴCDの完成だ。
ドキドキしてラジカセの録音スイッチを押した高校時代を思い出して懐かしさがこみ上げてきた。
ライブビート HP

観に行けぬ
ライヴを聴ける
素晴らしさ

CSに加入しているとライヴ映像も観放題らしいが、私にはラジオのほうが愛おしい。
またある研究によるとラジオを聴くことは、脳を刺激して特にコミュニケーション能力をつかさどる前頭前野を活性化するそうだ。認知症やアルツハイマー症の予防・改善効果もあるらしい。
やっぱりラジオだな。あ、でも音楽だけ聴いていてもダメか(^_^;
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イタリアの反対派ロック~Stormy Six「Macchina Maccheronica」

2008年03月05日 23時25分06秒 | 素晴らしき変態音楽
Stormy Sixは60年代にミラノでサイケ・ポップ・バンドとして結成された。67年にはローリング・ストーンズのイタリア・ツアーのオープニングを務めたという。その後反体制的なフォーク・バンドとなり、70年代半ばにロック化、同郷の前衛ミュージシャンやイギリスのプログレ・バンドHenry Cowと歩調を合わせた活動を行い、イタリアの"反対派ロック(Rock In Opposition)"の代表バンドとなる。ミラノの音楽家たちが非商業音楽をリリースするために設立したL'Orchestraレーベルから1980年に発表された通算7作目となる本作は、前作までのフォーク色を完全に払拭、管楽器を大胆に導入し重厚なチェンバー・ロックを展開している。Henry Cowのチェロ奏者が参加しておりレコメン系バンドとしてのスタイルを完成させた作品である。イタリア語の響きのせいか多分に演劇的な要素を感じさせ、アルバム一枚通してストーリー仕立てになっているように聴こえる。未来派風イラスト入りのブックレットが同封されており、彼らが歌詞のメッセージを大切にしていたことが伺える。当時イタリア語を勉強中の友人に翻訳を頼んだのだが、政治的で難解過ぎて訳せないと匙を投げられた。私はタイトル曲の♪ラッマッキナマッケッローニカ♪というサビが好きでレコードに合わせて口ずさんでいたものだ。イタリア語と日本語の発音の類似については言及する必要もないだろうが、Areaのデメトリオ・ストラトスのような変態唱法ではなく素直な発音のヴォーカルがこの作品を分かり易くしている。アヴァンギャルドだけどポップな作品としてレコメン系の中でもお勧めの一枚である。
この作品の後1982年のリリースされた8作目「Al Volo」ではアヴァンギャルド性が後退してスケールの大きなロック・アルバムとなっており、聴き応え充分、バンドとしての熟成を感じさせる作品だったが、このアルバムで惜しくもバンドは解散。しかし90年代半ばに再結成してライヴ・アルバムもリリースした。
Stormy Six Bio English

イタリアの
レコメン・バンドは
マケロニカ

イタリアン・プログレは歌心を持っているから日本人に受け入れられ易いと思う。
映像はフォーク時代の長い曲だが雰囲気は伝わるかと。

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ついにデビュー!女子高生ロック~SCANDAL「スペースレンジャー」

2008年03月04日 23時51分45秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
現役女子高生ロックバンド、SCANDALの待望のデビューCDがついにリリースされた。タワー・レコード限定でDVD付き500円という大サービス。タイトル通り宇宙へ飛び出すようなスケールの大きいアグレッシヴなR&Rで、城天の路上ライヴで鍛えた演奏力の高さを実感できる。DVDには秘蔵映像が収録されており、メチャ楽しそうなスタジオ練習風景や女子高生らしい無邪気な日常風景を観ることができる。4人とも可愛くてキュート。これで本格派ロックを演るのだからギャルバン・ファンには堪らない。
4月4日、5月5日と3ヶ月連続タワー限定リリースが続き、3月後半にはアメリカ・ツアーが決定している。近い将来日本のロック・シーンの台風の目となることは間違いないだろう。
オフィシャル・サイトにはSCANDALの結成秘話や事件をアニメで描く新感覚連続フラッシュムービーもUPされ、何よりも本人たちが楽しんでいる様子が伺えて微笑ましい。
SCANDAL Official HP

存在が
スキャンダラスな
女子高生

SCANDALといえば80年代アメリカで美少女シンガー、パティ・スマイスを擁して一連のヒットを放った同名バンドを思い出す。こちらもポップでパワフルな良いバンドだった。
映像は日本のSCANDALの制服ライヴ。萌え!

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三半規管の不思議~耳の日によせて

2008年03月03日 23時11分09秒 | 妄想狂の独り言
今日は3月3日、耳(ミミ)の日だ。この世は様々な音に囲まれているが、音というのは空気の振動であり、あらゆる周波数がある。人間に聴こえる音の周波数は20Hz~20kHzくらいであり、それも年齢とともに変わっていく。年を取ると高音が聴き取りにくくなるとか。また動物は人間に聴こえない周波数を音として認識しているらしい。犬や猫は人間とは違った音の世界に生きているのだ。ビートルズが「サージェント・ペパーズ」の中に人間に聴き取れない音を収録したというのは有名な話だ。灰野さんのライヴが私を惹き付けてやまないのは実際の音以外に不可聴な周波数の音が直接身体へ伝わるからかもしれない。ミュージックコンクレートなどの現代音楽制作者はこうした人間の聴覚の不思議を研究し続けている。
大学で心理学を学んでいた私は卒論で"どういう音列がメロディーとして認知されるか"を研究した。無響室と呼ばれる床・壁・天井一面をマットで敷き詰めて音が反響しない部屋でコンピューターによりランダムに並べた5つの音列を被験者に聴かせ、どれがメロディーらしく聴こえるか、を判断させた。結果は西洋音階に沿っていて三和音(ドミソ)の音を多く含むものがメロディーらしく聴こえる、というものだった。当たり前といえばその通りだが、もし同じ実験をガムランやインド音楽に親しんでいる人たちに行ったら違った結果になっただろう。メロディー認知は後天的な文化背景によるものだと思われる。ということは生まれてからノイズ以外聴かせず育てれば、ノイズをメロディーと感じる人間に育つってことか?私がノイズを快感と感じるのはノイズの中の分析不可能な周波数の音が脳内麻薬の分泌を促すからに違いない。
面白い聴覚テストのサイトがあったので紹介しよう。
大人には聴こえない音

耳の日は
耳の掃除を
いたしましょう

特に女性の膝の上で耳掻きしてもらうのは至上の快感である。カラータイツを履いていれば別の意味でも萌えである。

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何気ない風景描写~くどうなみお「はるのあめ」

2008年03月02日 23時10分09秒 | 素晴らしき変態音楽
マヘル・シャラル・ハシュ・バズの工藤冬里、礼子夫妻の長男、波夫君のソロ・デビューCDがひっそりとリリースされた。マヘルの作品には10代の頃から参加していた波夫君だが、「はるのあめ」と題されたこのCDには「木」「後」「草原」「定」「主」など素っ気ないタイトルの曲が10曲収録されており、マヘルや礼子氏の作品に似たアマチュアリズムの無邪気さに満ちた素敵な作品集である。基本的には波夫君のピアノの弾き語りで、数曲冬里氏がヴァイオリンで参加している。ピアノはサティのようなミニマルな演奏、ヴォーカルは冬里氏の声質を渋くしたような感じで、メロディーは礼子さんの作品の潔さに近い。ぼそぼそと呟くようなヴォーカルがこの作品のプライヴェート感を強く醸し出している。日常の生活の中で感じたことを日記のように綴った歌詞が興味深い。アルバム・タイトル通り、春雨が降る微妙な季節を感じさせる物悲しいセンチメンタルなムードが濃く、子供と大人の中間にある波夫君の現在の心境が伺える。
マヘルや礼子さんの作品に比べ地味なアルバムなので皆にお勧めという訳ではないが、ガラスの心を持った青年の日記として愛おしい作品である。現状では限られたCDショップでしか取り扱われていないようなので、モダーンミュージックの通販サイトを紹介しておく。
モダーンミュージック くどうなみお page

はるさめを
とおしてみえる
こころかな

ジャケットのアポストロフィは彼の人生の一区切りを意味しているのか。
映像はマヘルのライヴ。


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ロマーンズ@新宿 Red Cloth 2008.3.1(sat)

2008年03月02日 01時35分11秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
ロマーンズの2ndアルバム「It's My Turn」のレコ発。対バンはロッキンエノッキーワンマンバンド、Kill Times、Jet Boysの3バンド。最初は少なかった客もJet Boysの頃には200人くらい入っただろうか満員だ。
ロッキンエノッキー~はその名の通り一人でミニドラムを踏みながらギターの弾き語りを聴かせる。古いR&Rばかりでテクニックもあるしキャラが立っていて面白い。
Kill TimesはStoogesの流れを汲むR&Rバンドで見た目はカッコいいのだが曲がみんな似ていて今ひとつ。
Jet Boysは結成25周年を迎えるベテランパンクバンドで流石に上手い。リーダーのオノチンは45歳とは思えないパワーでステージを駆け回りジャンプする。あげくの果てには全裸になりフリチンで大根やヌンチャクでギターを弾いたり、牛乳を吹き出しながら客席へ乱入してくる。凄まじいオヤジパワーだった。
オノチン(Jet Boys) HP
そうして盛り上がった所へロマーンズ登場。登場前にスクリーンに「It's My Turn」のPVが流れる。撮影を武蔵境Stattoでやっていてちょっと感動した。Stattoは私の家から一番近いライヴハウスなのだ。アルバム通り「デュランゴ95」からライヴスタート。ギターの奈津子ロマーンは前より少しぽっちゃりしたような気がする。ドラムのCCとベースのミカのテクニックの上達が著しい。というかテクニック以前の原初的な"ノリ"が格段に進歩しているのだ。曲が進むにつれて客席前の方はモッシュ状態に。今までのライヴでは客は比較的おとなしかったものだが2ndのレコ発となると別だ。最前列で観ていた私も前後左右へ揺さぶられる。アンコールを含め21曲45分。ラモーンズよろしく"Gaba Gaba Hey!"と書いた立て札を持った女の子が登場したり、アンコールではエノッキーをヴォーカルに迎え渋いカヴァーをやったり、奈津子ロマーン初のMCが聞けたりと楽しいステージだった。もうカヴァーバンドというより、ラモーンズを自分たちのものにしてしまった感じだ。オリジナル曲も悪くないし、今後の活躍が期待される。他のバンドの演奏を客席に出てきて嬉しそうに見詰める彼女達は何より音楽好きの女の子なのだ。その感覚を大切にして欲しい。

ロマーンズ
合図はヘイホー
レッツゴー

しかしJet Boysの暴走はハンパなく凄かった。私も見習いたい。いややっぱりああはなりたくない。どっちだ?


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