A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

JOJO広重、LETTER etc.@池袋 鈴ん小屋 2008.10.19 (sun)

2008年10月21日 00時09分00秒 | 素晴らしき変態音楽
鈴ん小屋=りんごや、とは変わったネーミングだが池袋東口に今年オープンしたライヴハウスだ。通路には砂利が敷き詰められていて居酒屋の雰囲気。靴を脱いでホールに入る。テーブルと椅子が少しあり、床に座ってライヴを観る。ドリンク・チケットは小石だ。当然ホール内は禁煙。防空壕のような喫煙ルームがある。有機野菜料理なども出すユニークなヴェニューだ。居心地がいいので長続きしてくれればいいのだが。
鈴ん小屋 HP

この日はLETTERという大阪のバンドのレコ発。私の目当ては勿論今年東京で初ライヴとなるJOJO広重さんだ。LETTERのリーダーがかつて大阪の難波ベアーズの店員をしていたという縁でレコ発参加を依頼されたという。

1番目はSSW前野健太と最近プチ注目を集めるバンド、おとぎ話との共演。サングラスをかけた前野氏のルックスは井上陽水を想わせる。サウンドはアーシーなフォーク・ロックで、ザ・バンドをバックにしたボブ・ディラン、といったら褒めすぎだが、雰囲気は通じるだろう。
2番目は異色の70'sアイドル・シンガー、ルフラン。ひらひらの真っ白な衣装でカラオケであの時代の歌謡曲を歌う。余興としては良かったが笑ってしまった。
3番目にいよいよJOJOさんの登場。今回はソロでノイズ・ギターの弾き語りだ。おとぎ話目当てに集まった女性客の目にはJOJOさんの演奏はどう映っただろう。大音量でいつものように死をテーマに歌う。会場の空気がガラッと変わる。しかしJOJOさんの人柄ゆえか演奏は過激でも醸し出す雰囲気がどことなく温かさを感じさせる。「夢は夜開く」や「Death Dive」を含む5曲ほどの演奏は短かったけれど、久々に観るJOJOさんの存在感はやはり凄かった。JOJOさん目当ての客もいたようで結構盛り上がって良かった。
トリがLETTER。MySpaceで楽曲を聴いて普通のポップスだと思っていたら、ギターがやけにサイケだったりドラムが叩きまくったりして面白いバンドだった。
LETTER MySpace

池袋
あんまり来ないが
面白い

渋谷とも新宿とも違ったいなたい街のムードが素敵だ。



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風呂に入るのが面倒くさい。

2008年10月20日 01時05分03秒 | どーでもいいけど
日常生活の中で普通は何の疑問もなくやり過ごしていることが、ある日突如として意識の中に上ってくることがあるだろう。当たり前のことが妙に気になってしまったり。
私の場合それが風呂なのだ。この夏くらいから何故か風呂に入るという当たり前のことが面倒に思えるようになったのである。
片道20分自転車に乗り40分歩き通勤していて、しかも人一倍汗かきの私である。家へ帰ってまず風呂に入るのが理想である。それがある時から「風呂に入っているとき何を考えたらいいんだろう」という疑問を持ってしまった。自転車や歩きの時は風景を見たり音楽を聴いたり、気が紛れることが色々ある。しかし風呂は一人だけの遮断された空間である。裸の自分と向き合うしかすることがないのである。自分との向き合い方を忘れてしまった訳だ。
それに風呂に入る前後にはコンタクトを外したり、髪を乾かしたり、歯を磨いたり、することが色々ある。それも考えるだけで面倒くさいのだ。
温泉は好きだがあれは普段の生活から離れてリラックス出来るからであろう。その証拠に都内にある天然温泉施設に行ってもそれほど癒されないのである。
大学時代の先輩で風呂に入る時暇だからと風呂で音楽が聴ける装置を開発した人がいる。私もそんな気分だ。
ああ、誰か風呂の入り方を教えてくれ。

暇すぎる
湯船に浸かる
15分

頭や身体を洗うときはそれなりに集中出来るからいい。

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オアシスに盗作疑惑。

2008年10月19日 01時10分26秒 | 妄想狂の独り言
オアシスの新作「ディグ・アウト・ユア・ソウル」と私のバンドが15年前に参加したオムニバスCD「アートロック宣言」のアートワークが酷似していることが判明した。手書きの文字の入り方も同じだし、インレイのテイストも似ている。オアシスのデザイナーが「アートロック宣言」を手に入れてパクったのだろうか。
「アートロック宣言」のジャケットを手掛けたのは当時新進のデザイナーだったT君だが、サイケデリックでトリッピーなテイストを依頼すると、キャンバスにいろんな写真をコラージュしさらにそれを燃やしたりしてこちらの思い描いていた以上の秀逸なジャケットを作ってくれた。正直言って内容以上にアートワークの素晴らしさが光るCDである。
きっとオアシスもデザイナーに同じような注文をしたのだろう。
ジミヘンやビートルズ、ジェファーソン・エアプレインやグレイトフル・デッド。60年代のサイケデリック・ロックのジャケットは見る者をトリップさせるような極彩色とコラージュに溢れていた。その時代のテイストを現代に活かしたところにオアシスと私のバンドの共通点があるのである。ただ私たちの方が15年早かった。それを自慢したいだけだ。

盗作だ
訴えたって
勝てやしない

ピーター・マックスと田名網敬一にしてもテイストは共通しているわけだから。
Peter Max HP English
田名網敬一 HP

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R&Rの神様、チャック・ベリー

2008年10月18日 00時15分18秒 | ロッケンロール万歳!
ロックが好きでチャック・ベリーを知らない人はいないだろう。彼は1926年10月17日セントルイスに生まれた。
ギターを弾きながらアヒルのように腰を曲げて歩く"ダック・ウォーク"や脚を広げてギターを身体の前で弾くなど、ロック・ギターのカッコいいアクションを世に示した偉人である。勿論奏法もロックの基本であり、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミヘン、セックス・ピストルズなどイカしたロック・バンドは全てチャックの影響を受けている。私もザ・フーのピート・タウンゼンドと並んでチャック・ベリーのアクションには大きな影響を受けた。
特に「ジョニー・B・グッド」が感銘深い。最初に聴いたのはジョニー・ウインターのヴァージョンだったと思う。アメリカの片田舎に住むジョニーという少年は字は読めなかったがベルを鳴らすように見事なギターを弾く、という内容の歌詞はチャック・ベリーの生き様そのものであろう。
私はとにかくこの曲が好きで、はじめて結成したバンドで最初にやったのがこの曲だし、高校時代に多重録音で作った自主制作テープでもこの曲を滅茶苦茶にアレンジしてやっていた。

チャック・ベリーは82歳になったわけだが今でも精力的にライヴ活動をやっているそうだ。そういえば日本テレビの55周年記念CMで”ニッテレ・ゴーゴー"と歌っていたなぁ。

ロッケンロール
基本のフレーズ
ジョニー・B・グッド

また日本でもライヴをやって欲しいものである。



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R&Rの希望の光~ザ・クロマニヨンズ「FIRE AGE」

2008年10月17日 00時15分22秒 | ロッケンロール万歳!
何の迷いもなく突き進むロッケンロール。これはまた爽快なアルバムだ。

1年に一作のペースで小気味いいリリースを続けるザ・クロマニヨンズの3rdアルバム。「クロマニヨン人」→「洞窟宴会」→「火の時代」と進化(?)してきた。若干バラけた印象のあった前作に比べ、今作は"Aメロ・Bメロ・Aメロ・Bメロ・サビ・ギターソロ・Aメロ・Bメロ・サビ"というロッケンロールの原則に忠実な楽曲ばかり。
何のエフェクトもかけないヒロトの歌が生々しく迫ってくる。オーヴァーダビングも極力少なくシンプルなギター・ロックを展開している。
アルバムからの1stシングル「エイトビート」から飛ばして軽快でパワフルなR&Rの連発。丁度真ん中の7曲目「海はいい」のレゲエ・ビートで一休みして少しヴァラエティーある曲調で最後まで疾走するスピード感。これこそヒロトとマーシーに私が期待していたものだ。ライヴで聴いたら最高だろうな~。
それにしても40歳も半ばを過ぎて「ゴーゴーゴー」「自転車リンリンリン」「ニャオニャオニャー」「ナントカドン」「太陽さん」(って立花ハジメか)「まーだーまーだー」「ドロドロ」といった曲名の天真爛漫さが嬉しい。
♪人類はわりと最低だけど/人類はてんで最高なんだぜ♪♪言葉は通じるけれども/話が通じない♪といった含蓄ある歌詞の世界も素晴らしい。

傑作。聴くべし。

初回限定のDVDにはこの春の赤坂BLITZのライヴ「うめえなもう」「悲しみのロージー」そしてCD未収録の「渋滞」を収録。欲を言えばもっと入れて欲しかった。

ゴーゴーゴー
自転車リンリン
ニャオニャオニャー

それにしてもライヴ・チケットでの失態が悔やまれてならない。



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新たなる萌えアイテム、フリンジブーツ。

2008年10月16日 00時34分33秒 | 妄想狂の独り言
最近街を歩く女性の足元に注目すると、ふさふさのフリンジ付きのショートブーツが目に付く。何となく羊の脚を想わせるユーモラスなルックスだが、今年はこのフリンジブーツが流行の兆しがあるようだ。ネオボヘミアンの流れを汲んでいるのだろう。
カラータイツも相変わらず流行っているようだし、ぜひともホットパンツ+カラータイツ+フリンジブーツで私達を萌えさせて欲しいものだ。

フリンジの
付いた革ジャン
持ってるよ

ライダーズなのでほとんどハードロックのアーティストのようだが。

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気が付くと願掛けをしている。

2008年10月15日 00時12分31秒 | どーでもいいけど
幼い頃から願掛けの癖がある。寺社へのお参りも勿論だが、自分勝手にルールを作り願掛けをするのだ。「ここからあの電柱まで息を止めたまま行ければ明日のテストで80点以上取れる」なんていうものだ。
大人になってもこの癖は直らない。最近でも「この横断歩道を一番最初に渡ったら明日の仕事で成功する」なんて考えながら歩いている。
ここで大切なのは決して実現不可能な願掛けをしないこと、およびその結果について反省しないこと。無責任な願掛けである。

この夢が
叶うかどうかは
自分次第

私にとって願掛けは一種の趣味なのである。

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ジャズ・ピアノ6連弾@赤坂サントリーホール 2008.10.13(mon)

2008年10月13日 23時14分37秒 | こんな音楽も聴くんです
ピアノを6台並べての6重奏。今年で3年目になるスペシャル・コンサートだ。
参加アーティストは佐山雅弘、小原孝、国府弘子、塩谷哲、島健、そして山下洋輔。会場も東京はサントリーホールという由緒正しいホールだ。
ステージには6台のフルコンのピアノが花びらのように並んでいる。まず全員で佐山氏オリジナルの「Tokyo Reborn Blues」をやりメンバー紹介。続いて佐山~塩谷~国府~島~小原~山下の順でスタンダード・ナンバーのソロを披露。洋輔さんは「Round Midnight」をフリーに崩して演奏。続いて全員で「Take Five」そして「Bolero」。ラヴェルの超有名曲だが同じフレーズの繰り返しで次第に盛り上がる高揚感をピアノで上手く再現していた。
ここで休憩。
第2部はまず小原氏+国府嬢のDuo Pianoコーナーからスタート。初心者にも判り易いユーモラスな演奏。次に島、山下、佐山、塩谷の4人による洋輔さんの「カンゾー先生」。佐山氏がかなり混沌としたアレンジを施し原曲の面影を残しつつシリアスな演奏になった。最後はガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」。洋輔さんが先日オーケストラをバックに演奏したが、ピアノのみの演奏だとまた雰囲気が違って良い。やはり洋輔さんのソロが面白かった。

6人もいるので誰が何を弾いているのか判らなかったが、ピアノ好きには溜まらないコンサートだ。実際ピアノをやっている風な女性客の姿が目立った。

最高だ
もしもピアノが
弾けたなら

サントリーホールの最高の音質で灰野さんのパーカッション・ソロを聴くのが夢だ。

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LAFMSと並ぶアメリカ変態ミュージックDestroy All Monsters

2008年10月13日 01時42分16秒 | 素晴らしき変態音楽
LAFMS(Los Angeles Free Music Society)がカリフォルニアで自由な音楽表現を追求していた70年代半ばに、ミシガン州アン・アーバーのミシガン大学ではマイク・ケリー、ジム・ショー等の学生たちによるDestroy All Monstersが活動を開始した。Sun Ra、Velvet Underground、ESPのアーティスト、怪獣映画、ビート文化、未来派などに影響を受け"Anti Music"(反音楽)を旗印に傍迷惑なライヴ活動を行っていた。初めてのライヴでは掃除機、ヴァイオリン、サックス、コーヒー缶を使った演奏を繰り広げ、主催者により10分で演奏を止められてしまったそうだ。その後もドラム・ボックス、テープ・ループ、安物のキーボード、玩具、壊れた電気機器などを持ち込んでゲリラ・ライヴをあちこちで行ない顰蹙を買っていた。この頃の録音を3枚組CD「1974-1976」としてソニック・ユースのサーストン・ムーアが1994年インディ・リリースし、今では貴重盤になっている。

その後マイク・ケリーとジム・ショーが脱退し、バンドのスタイルは大きく変わる。ストゥージズやMC5のメンバーも参加しパンキッシュなハードロック・バンドになったのだ。この時代の彼らが後のグランジやオルタナティヴ・ロックに与えた影響は大きい。

私としては結成当時のフリー・ミュージックを演奏していた時代の彼らに興味がある。現在芸術家としても有名なマイク・ケリー(横浜トリエンナーレ2008にも参加している)のサイトで「1974-1976」が再発される予定であることを知った。ボアダムスのEYEのユニット、ノイズ・ラモーンズのジャケットの元ネタにもなったアートワークが期待を高めてくれる。探している人も多かっただろう。早く出ないかな。
マイク・ケリー HP English

アメリカの
フリー・ロックは
底無しだ

バンド名はゴジラ映画「怪獣総進撃」の英訳から来たのかと思っていたが、アメリカに同名のコミックがあったそうである。




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反骨の芸術家、工藤哲巳

2008年10月12日 00時42分19秒 | アート!アート!アート!
今日昼寝をしていてふと工藤哲巳氏のことを思い出した。最近では顧みられることが少ないが、1935年生まれ、1990年没の前衛芸術家である。
私が彼のことを知ったのは高校時代美術の授業で見ていた現代美術の写真集の中でだった。その写真の中では身体中に大便状のオブジェをくっつけた工藤氏がストリートを転げ回っていた。日本にもこういうダダイスティックなアーティストがいたのか、と印象に残った。
その後今は亡きサブカル誌「夜想」の屍体特集で工藤氏のロングインタビューが掲載され"作品とは腐乱するものである""バラバラ人間、バラバラ自然、この泥沼の中からカビのように生えてくるテクノロジー"など難解ながら含蓄の深い言葉が発せられている。
普通のカンバスに普通の絵具で絵を描くことを嫌い奇怪なオブジェや空間芸術を展開していった工藤氏は1962年からパリを拠点に活動し、ヨーロッパ美術界に衝撃を与えた。1987年には東京藝術大学の教授とに就任する。
1995年に回顧展が開かれて以来彼の作品に触れる機会は殆どない。パフォーマンス、スキャンダリスト、環境芸術、文明批評家などさまざまな評価を受けた工藤氏の芸術に触れてみたいものである。

前衛の
時代を生きた
芸術家

部屋中に黒いペニスを飾った「インポ哲学」はかなり笑える。



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