A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ガレージメタルの帝王、完全復活~アウトレイジ「OUTRAGED」

2013年06月09日 00時26分48秒 | ロッケンロール万歳!


メタル関係の記事は滅多に書かないが、このバンドだけは触れないわけにはいかない。昨年デビュー25周年を迎えラウドパーク2012と目黒鹿鳴館で記念公演を行った日本の誇る4ピース、アウトレイジ。パワーメタル/スラッシュ/グラインド/ハードコアの要素を備えたゴリゴリのメタル野郎だが、写真を見れば判るように所謂メタルの様式美から完全に逸脱している。'80年代後半LAメタルやジャーマンメタル全盛で派手なヘアスタイルと鋲付き革ジャンだらけのメタル界に伸ばしっぱなしのボサボサ長髪に擦り切れたGジャンに身を包んで登場し、化粧メタラーが捨て去った初期衝動を込めて叩きつけたガレージメタルの衝撃が、四半世紀過ぎても変わらないことは奇蹟というしかない。五分刈りヴォーカリスト橋本直樹のオーラは同名の北野武映画「アウトレイジ」の"全員悪人"というキャッチコピーとシンクロする。


大阪の奇蹟と呼ばれたヘヴィサイケ・バンド、サバート・ブレイズに対して名古屋の奇蹟と呼びたいアウトレイジは常にオルタナティヴな存在としてロックのメインストリームにカウンターパンチを放ってきた。橋本が離脱した時期も新ヴォーカルを加えずトリオで活動を続けたのは、橋本以外にアウトレイジの顔はいないとの判断だろう。2007年橋本復帰以来、日本のメタルのカリスマとの再評価に浮かれることなく、鬼畜怒濤の進化と進撃を開始した四人の原点回帰宣言が本作「OUTRAGED」である。

タイトルが過去形になっているのは30年前名古屋のストリートにたむろするガキに過ぎなかった頃の情熱と欲求不満を取り戻そうとする試みであり、過去を振り返ることを恐れない四人の決意の表れに違いない。昨年の鹿鳴館公演のエンディングを25年前の自主制作デビューEPの4曲で締めくくったことが象徴するように、このアルバムに満ちあふれるエネルギーは'80~'90年代のサウンドと驚くほど同質の熱量を発散している。「ガレージメタル」という言葉に篭められた衝動はメタル云々以前に紛うことなく大文字の「ROCK」の真実の姿を体現している。このパワーがマキシマムに発揮されるライヴの現場に立ち会えることが今から楽しみで溜まらない。



忘れまい
ガキの頃の
情熱を

OUTRAGE“JAPAN TOUR 2013”
6月8日(土)広島県 ナミキジャンクション OUTRAGE / ANOTHER STREAM
6月9日(日)福岡県 DRUM Be-1 OUTRAGE / ANOTHER STREAM(オープニングアクト)
6月22日(土)新潟県GOLDEN PIGS RED STAGE OUTRAGE / BIRTHMARK / DJ HIROMI ENDO(COLOUR SCENE / SIDEMILITIA inc.) / CAUSE FOR PAUSE
6月23日(日)宮城県 仙台MACANA OUTRAGE / BREAK OF CHAIN / DREISSEN
7月5日(金)大阪府 umeda AKASO OUTRAGE / ANOTHER STREAM / MANIPULATED SLAVES
7月6日(土)東京都 ディファ有明 OUTRAGE / DEEP MACS HEADBANGERS / ANOTHER STREAM(オープニングアクト) / 総合格闘技団体DEEP(スペシャル・コラボレート・ファイト)
7月13日(土)愛知県 名古屋Electric Lady Land OUTRAGE / ANOTHER STREAM(オープニングアクト)


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クロマニヨンズ@SHIBUYA-AX 2013.6.5(wed)

2013年06月08日 02時06分00秒 | ロッケンロール万歳!


   

最近ベンジー&チバのR&Rカオスに迷い込んでしまい、ロケンローの基本のキであるヒロト&マーシーを疎かにしていた。「今日はロケンローをやりにきました。楽しくやろうなー!」と叫ぶヒロトのロケンローは突撃ロック一直線。実は最新作「YETI vs CROMAGNON」はあまり聴きこんでおらず、シンガロングするほど覚えていない。逆に言えばクロマニヨンズのライヴ体験としては珍しく初めて聴くような新鮮さがあった。初めてでも何の問題もなくOi!Oi!Oi!とこぶしを振り上げ同期できるのがロケンロー。「今日は誰かに見せる踊りをしなくていいんだよ。自分の好きな形になってくれよなー!」これほどロケンローの本質を突いた言葉はあるだろうか。その言葉通り、観客それぞれが好き勝手にダンスし・ジャンプし・歌うカオス状態は、画一的なアイドルオタ芸の盛り上がりよりも全然自由で開放的で居心地良く、やはり自分はこっちの世界の住民なんだな、と実感する一夜だった。

R&Rカオスも当事者にとっては、他人に関係なく、自分たちの好きな形になった結果なのである。ロケンローが楽しいからいろんな相手と組み合わせを変えてやってみたい。同じロケンローでもひとりメンバーが変われば楽しみ方が増える。ヒロト&マーシーのシンプル・イズ・ナンバーワン野郎もベンジー&チバの混沌イチゴタンバリンも同じロケンロー魂から生まれたもの。カオスを享受しストレートを混ぜっ返し好きな形を作り上げるのがR&Rのエッセンスなのである。カオス・イズ・シンプル&シンプル・イズ・カオス。それでいいじゃないか。






[6/10追記]
●セトリ
1.突撃ロック
2.黄金時代
3.人間マッハ
4.涙の俺1号
5.チェリーとラバーソール
6.欲望ジャック
7.ゴーゲバゴー
8.他には何も
9.団地の子供
10.ホッテンダー
11.ゼロセン
12.とがってる
13.日本の夏ロックンロール
14.炎
15.ヘッドバンガー
16.グリセリンクイーン
17.底なしブルー
18.オートバイと皮ジャンパーとカレー
19.ギリギリガガンガン
20.紙飛行機
21.燃えあがる情熱
アンコール
22.南から来たジョニー
23.雷雨決行
24.ナンバーワン野郎!

踊りなさい
好きなだけ
好きな形で

R&Rカオスの刺客・斉藤和義がザ・クロマニヨンズを襲う!
「BORN TO RUN! YUMEBANCHI」
8/2(金) 広島県立広島産業会館 東展示館 出演:ザ・クロマニヨンズ×斉藤和義×爆弾ジョニー
8/3(土) CONVEX岡山 大展示場 出演:ザ・クロマニヨンズ×斉藤和義×back number

「ザ・クロマニヨンズ ツアー 2013 イエティ 対 クロマニヨン」後半スケジュール
9/14(土)埼玉県 川口リリアホール
9/16(月・祝)三重県 三重県文化会館 中ホール
9/21(土)愛媛県 八幡浜市文化会館ゆめみかん 大ホール
9/23(月・祝)徳島県 あわぎんホール 徳島県郷土文化会館
9/29(日)北海道 札幌市民ホール
10/5(土)神奈川県 ハーモニーホール座間 大ホール
10/6(日)栃木県 栃木県教育会館
10/10(木)千葉県 千葉市民会館 大ホール
10/12(土)熊本県 玉名市民会館
10/14(月・祝)静岡県 静岡市民文化会館 中ホール
10/20(日)京都府 京都KBSホール
10/21(月)大阪府 フェスティバルホール
10/26(土)愛知県 名古屋市公会堂 大ホール
10/27(日)東京都 TOKYO DOME CITY HALL
11/2(土)沖縄県 ナムラホール



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シド・バレットもブライアン・ウィルソンもびっくり!?~野菜を叩くと音が出る楽器「BeetBox」

2013年06月07日 00時12分05秒 | 音楽ちょっといい話


野菜を叩くと音が出る奇妙な楽器「BeetBox」をアメリカの技術者が製作しました。

木の箱にビーツという野菜(カエンサイとも言う)が3つささっていて、ビーツを叩くとドラムの音が出ます。実際にビーツから音が出ているわけではなく、タッチセンサーで野菜への接触を感知し、箱の中に仕込んだ小型コンピュータから音を出すという仕組みです。ビーツでビートを奏でるというダジャレがなんともベタですが面白い装置です。

市販はしていませんが、ソースコードは公開されているので腕に覚えのある人は自作してみてはいかがでしょうか。
(ねとらぼ)




ベジタブル
ヘルシーになる
楽器です









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これってファッショモンスター?~率直な意見を語るスレ

2013年06月06日 00時20分54秒 | 妄想狂の独り言


改正公職選挙法が成立しフェイスブックやツイッターを使用したネット選挙が解禁になる。慰安婦発言問題に関する繰り言をツイッターで呟くのを許すとか、震災復興予算が関係ない事業に使われていたとか、お上のやることは理解を超えているのでどうなることやらわからない。注意すべきはフェイスブックやツイッターは基本的に友達やフォロワーじゃなければ読めないということ。友達申請やフォローするのは共感者である場合が圧倒的に多い。政治家・政党ならば支持者が大多数だろう。支持者に対して発言を繰り返しても不支持者や無関心な有権者には届かない。要は内輪受けに過ぎないということだ。勿論慰安婦問題のように社会現象的な関心事になればマスコミにより拡散され大きな影響力を持つ。それがなければ大阪市長のツイッターのフォロワーが100万人を超えることはなかっただろう。因みに総理大臣のフォロワーは約1/10の12万人である。結果的に市長はネットとマスコミをうまく使ってフォロワーを増やしたといえる。ネット選挙を上手に使って再選される可能性も有り得る。

ブログも同様に愛読者・支持者以外には届かない。ブラ外し方やラリーズ記事のようにキーワード検索に引っかかって見にくる読者もいるが、その数は総閲覧数の10%にも満たない。大多数がブックマークしている愛読者、もしくはフェイスブックやツイッターからの訪問者=友達とフォロワーだと思われる。いくら騒いでも興味のある人にしかリーチしないわけである。

ネット上で話題が盛り上がって満足している人たちもいるが、ネットに頼るだけでは勝てない、という事実を肝に銘じるべきだと思う。総務省のインターネット利用動向調査によると平成23年末のインターネット普及率は80%近いが、世代別にみると60歳未満が多数を占め、地域別では大都市部中心。ネットでいくら話題になっても、世論形成に大きな影響力を持ち国政選挙を左右する地方の高齢者には届かないのである。そんな人たちにどのように主義主張を伝えるかがキモだと思う。

テレビ・新聞はもちろんフェイスブックやツイッターもW杯予選の話題でもちきりである。読者にサッカーファンがどのくらいいるかは知る由もないが、はっきり言って個人的には全く興味がない。全力で一生懸命試合に挑む選手たちをマスコミが大袈裟に煽るのは商売だから当たり前だが、気になるのは世間に流布する全体主義的なムードである。自国を応援しなければ国民に非ずという雰囲気、警官隊が出動するほどの大騒ぎ、スター選手への過度な期待、勝てば官軍・負けたら戦犯扱い。「みなさんがプレッシャーをかけてくれるんでね」というジョークめかした発言の裏に本心を感じたのは私だけだろうか。ゴールを決めた途端無数の巨大な日章旗がスタジアムに翻るのを観て、し●き隊はどこかと探してしまった。競技に熱狂するのに敵味方は関係ないし、交差点の真ん中で両者入り交じってハイタッチで感動を共有したかもしれない。彼らは週末には新××保に出向き、この夜渋谷にいた警官隊をその地に迎え、ヘイトスピーチと罵倒の応酬で一般市民を脅かすのだろう。メンバーが脱○○やアンチ△△とダブっているのもなぜなんだこれくしょんである。







▼参考:冒頭(特に0:45"から)のMCを聴いてケロ



仮想世界で
大威張りする
ファッショ君

これで炎上しなかったらブログの無力さの証明になるだろう。
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ネコ動画103:にゃんじゃこれくしょん?~ネコとアイドルのにゃんにゃんな関係

2013年06月04日 00時17分59秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


でんぱ組.incのニュー・シングル「でんでんぱっしょん」がオリコン・デイリー・チャート第4位(6/1付)の自己最高記録の快進撃。レコ発インストアツアー最終日の都内6か所スタンプラリーは500人以上が完走し、テレ朝のスペシャル・ライヴに臨んだ。新衣装「白い妖精」(非公認名称)を披露、感極まった涙のパフォーマンスとキモヲタ告白トークがらしかった。とにかくでんぱ組が今最高に「キテ」いることをビリビリ感じる。

その勢いに油を注ぐ萌えキュン爆弾投下。でんぱ組の金色の異端児にして2013年「NEXTグラビアクイーンバトル」ウィナーのもがたんぺこと最上もが出演のワコールブラCM映像。ネココス&にゃんにゃんソングは萌えの基本のキだが、これほど 赤面\(//∇//)\萌えするのも珍しい。ブラ研究第一人者のワタクシも無条件降伏、今はただすべてを忘れて萌え狂いたいだけ。。。

●【萌え死に注意!】最上もが「13AWシャキッとブラ」



★おまけ
【萌えキュン警報発令中!】YONE’S PHOTO SCRAPBOOK「でんぱ組.inc」はコチラ
【萌えトーク】でんぱ組最新ロング・インタビューはコチラ
【萌えの秘密】でんぱ組プロデューサー福嶋麻衣子(もふくちゃん)インタビューはコチラ

((((((((((にゃんにゃんアイドル名鑑))))))))))
●ブラ系アイドルの先輩こじはること小嶋陽菜のネココスプレ




●「ヘビーローテーション」猫耳バージョン




●ももクロのアイドル、あーりんこと佐々木彩夏のネコ物真似




●モー娘。ネコまね選手権




●猫系小動物NEOアイドル、いずこねこのにゃんにゃんライヴ





ネコるべきか
アイドルべきか
それが問題ニャ

●プログレるべきかもしれにゃいニャ。

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特報!!「ファッションモンスター」カヴァーで話題のロシアの美少女ロックバンドの正体が判明!

2013年06月03日 00時15分20秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


昨日のロシアの美少女ロック・バンドPOWDERの記事にいい反響をいただいた。クオリティの高過ぎる動画にはやはり何かの宣伝じゃないか、との意見が多い。実は彼女たちは数日前に音楽サイトでも話題になっていた模様。そこでもこのバンドの正体は明かされていない。好きになった相手のことはとことん知りたくなるのが男の性。ネットを駆使し徹夜で調べたところ正体が判明したのでお知らせしよう。

POWDERはロシアに実在する正真正銘のロック・バンドだった。宣伝のためのヤラセではない。そして日本語カヴァー動画はデビューのための話題作りでも楽器メーカーのCMでもない。

では一体何者か?

POWDER=ロシア語ではPUDRA(ピュードラ)の公式サイトはコチラ
すべてロシア語なので一瞬戸惑うが我々にはGoogle翻訳という秘密兵器がある。とんちんかんな文章になることが多いが、要旨は理解出来る。

●プロフィール
ロシアのロック界も世代交代が進む。若手バンドの台頭の中で最も若い女性ロック・バンドが13-15歳の少女からなるパウダー。個性の異なる4人の少女により2009年に結成。「ロシア・ロック界の新星誕生!」と話題になりゼブラ・プロダクションのバックアップを得る。2011年12月に彼女たちが主演のTV番組「Pudra.House」がスタート。本当のロック・バンドに成長する課程をドキュメンタリーで放送し、最終的にデビュー・アルバムをリリースすることを目標にしている。

公式サイトには4人のメンバーのブログと写真が掲載されている。

じぇじぇじぇ!写真を観て仰天。




もろきゃりーぱみゅぱみゅぢゃん!きゃりーの影響が100%反映されたTV番組がロシアに存在するとはアソビシステムの中川社長はご存知か?

メンバーのプロフィールには生年月日と経歴が書いてある。幼い頃のスポーツ大会での受賞歴や演劇・ミュージカルでの活躍が強調されているのがロシアっぽい。ロックの道に進んだのは反抗心ではなく両親や学校の理解の上での選択であり、それぞれがパウダーで才能を開花させ、スターダムに輝くことが期待されている。

YAMAHAバンド・コンテストをはじめ、野外コンサートやイベントでの演奏写真もある。日本語カヴァー動画はYAMAHAバンド・コンテスト出演に絡めたスタジオ・ショットだと思われる。日本の曲を演奏したのは日本向けというわけではなく、ロシアできゃりーをはじめ日本のアニメやポップスの人気が高いからであろう。

▼2012年YAMAHAバンド・コンテスト


▼2012年6月2日チャリティー・コンサート


▼2013年1月25日赤の広場「学生の日」


●こんな動画もある。

▼「あなたはバカよ」(2012年YAMAHAバンド・コンテスト)



▼「おばあちゃんはパイプを吸う」



▼「ツイスト&シャウト」(ビートルズのカヴァー)




という訳でパウダーの正体が明らかになった。サイトには制作会社ゼブラ・プロダクションのスタッフの連絡先が書いてあるので、興味を持ったレコード会社、芸能プロダクション、マスコミ関係者は連絡してみてはいかがだろう。日本でもかなりウケると思う。

メルマガ登録(ロシア語)も出来る。氏名・メアド・パスワード・性別・国名等を記入すれば良い。因みに日本はロシア語で「Япония」である。

ロー娘。の
正体暴いた
ストーカー

【お願い】日本デビューの暁には是非ともこの曲をハードコア・パンクでカヴァーして下さい。














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きゃりーぱみゅぱみゅをカヴァーするロシアの美少女ロックバンドがカワイ過ぎる件。

2013年06月02日 03時06分29秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


YouTubeで見つけた謎のロシア少女4人組ロックバンド「POWDER(パウダー)」。きゃりーぱみゅぱみゅ「ファッションモンスター」を舌足らずの日本語でパンキッシュにカヴァーしている。まずはその動画をご覧いただきたい。

●きゃりーぱみゅぱみゅ「ファッションモンスター」



じぇじぇ!萌えキュン!ギザカワユス!一発でノックアウト。ロシアの美少女といえば10年前に話題になったお騒がせデュオ「t.A.T.u.(タトゥ)」を思い出すが、ERO系グラビア界でもロシアは美少女の宝庫として有名である。モスクワ在住の13-15歳でメンバーはラーシャ(g)、ゲーリャ(b)、ベラ(ds)、サーシャ(key)。ヴォーカルはラーシャとゲーリャが分け合っている。90年代の英国コギャル・デュオ「SHAMPOO(シャンプー)」を思わせるバンド名は女の子の必需品である化粧品から。ロシア語ではプードラという。パソコン講座で日本語を勉強中で、動画をアップしコメントを書いているのは彼女たちの日本の友達だそう。

他にこんな動画も。

●いきものがかり「ブルーバード」(アニメ「NARUTO」主題歌)



NARUTO鉢巻きがポイント。登場するキーボード奏者は前任者のコーチャ。

●美空ひばり「真っ赤な太陽」



NARUTOは世界的人気アニメだからロシアの少女が知っているのも判るが、美空ひばりをどこで知ったのか?しかもトーキングモジュレーターを使ったエグいアレンジ。謎が深まる。

●ロシア語の曲「アジンノーチェストヴァ(Loneliness)」



日本でもロシアでもメジャーデビューしていないと書いてあるが、サウンドもビデオもアマチュアではあり得ないハイクオリティなので、売り出しのための仕掛けかもしれない。壁にYAMAHAの横断幕が貼ってあるので楽器メーカーのCM戦略かも。だとすればこうして紹介するのはスポンサーの作戦にまんまと乗せられ話題作りの片棒を担ぐことになるが、だからといって彼女たちの魅力が損なわれる訳ではない。「これはおっさんホイホイか」というコメントがあるが、ゴキブリのように掴まってしまっても悔いはない。あまりのキュートさに溶けてバターになったら、ロシアンギャルのブレックファストの添え物にしてケロ。じぇじぇじぇ!

おぢさまを
ロー娘。の罠
誘惑す

来日してくれんかニャー。
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リシャール・ピナス/灰野敬二/メルツバウ/吉田達也@六本木スーパー・デラックス 2013.5.30 (thu)

2013年06月01日 01時18分58秒 | 灰野敬二さんのこと


リシャール・ピナス 幻の来日公演が二年の時を経て実現!
出演:リシャール・ピナス (エルドン)/灰野敬二/メルツバウ/吉田達也

幻の来日公演が二年ぶりの実現! 2011年4月4日に公演開催を予定、告知スタート後、東日本大震災の影響により中止となったリシャール・ピナス幻の来日公演が二年の時を経て実現。超実力派アーティスト4人の共演をどうぞお見逃し無く。



30数年前キング・レコード・ヨーロピアン・ロック・コレクションというシリーズがあった。イタリア、ドイツ、フランス、スペイン等欧州各国のプログレの名盤・レア盤をオリジナルLPに忠実な装丁で廉価盤で国内発売した意義はとても大きい。レコード店で配布された小冊子「European Rock Hand Book」には同シリーズの紹介だけではなく輸入盤カタログが掲載されユーロロックの芳醇な世界を教えてくれた。「Fool’s Mate」「Marquee Moon」といったプログレ系音楽誌の隆盛と相まってこのシリーズにより日本にプログレ人気が根付いたことは間違いない。シンフォニック系中心のラインアップに交じって時々実験的・前衛的な作品もリリースされた。そのひとつがリシャール・ピナス率いるフランスのエルドンだった。「フランスのクリムゾン」と紹介され興味を惹かれ聴いた「エルドン4th」はギターの音色こそロバート・フリップを思わせるがロックというより電子音楽、しかも今でいうアンビエント風でかなり面食らった覚えがある。ミニマルな電子音の中を浮遊するピナスのフリッパトロニクス・ギターが非ロック的な酩酊感を醸し出し部屋を暗くして瞑想しながら聴くのが相応しかった。

当時のプログレ・シリーズのラインナップが既に解散・活動停止したアーティストのカタログ中心だった中でエルドン/ピナスの作品があまり時差がなく日本発売されたという事実は注目に値する。化石化した古典ではなく生きている前衛作品。パンク/ニューウェイヴとは無関係だが同時代的な共振性がある。今思えばクリムゾンなどのプログレではなくノイ!やクラスターといったジャーマン・エレクトロの流れを汲んでいたのがエルドンだった。’80年代プログレ・ブームに育った世代にとってエルドン&リシャール・ピナスの名前とヘルメットや放射能保護服の未来的なジャケットには神にも似た畏怖の念を感じるに違いない。


1979年にエルドンは活動停止、ピナスはソロ活動を続けよりミニマルなギター・アンビエント作品を続々発表する。哲学者でもある彼の学究的な創作活動は世界各地の前衛的音楽シーンとリンクしてきた。2006年に初来日し秋田昌美=メルツバウと共演したのをきっかけにコラボレーション・アルバムを数作リリースしている。

今回の来日はコメントにあるように震災で中止となった2011年のリベンジ・ツアー。初日は六本木で日本の先端音楽のカリスマと共演。プログレ天国の様相を呈する2013年にさらなる大物到来という話題性に加え日仏の歴史的邂逅ということもありスーデラは満員御礼。プログレ系とノイズ・アヴァンギャルド系両方の客層に加えフランス繋がりの外国人客が入り交じる。客席は期待感でざわざわしている。

●灰野敬二+メルツバウ+吉田達也


ピナスの来日コンサートという思い込みがあったのでいきなりピナス抜きのセッションに意外な気がした。しかし考えてみればそれぞれデュオやユニットでの共演はあるがこの3人だけのセッションは史上初でありそれだけで大事件。この日がいかに奇蹟的な夜なのかを実感する。オープニングということもあり気合十分の演奏。灰野とメルツバウの轟音の波を切り裂く吉田のパワー・ドラムが心地よい。ギターとエアシンセの演奏に没入する灰野の激しいアクションに呼応した吉田の乱打がシンクロする。全体を包み込みのはメルツバウのノイズの砂嵐。


(写真・動画の撮影・掲載については出演者の許可を得ています。以下同)

●リシャール・ピナス+灰野敬二


秋田と吉田は前回の来日で共演しているが、灰野との共演はおそらく初めてだと思われる。ピナスのギターの重層的なアンビエント・サウンドが灰野のヘヴンリーかつダークかつデーモニックな表情豊かなヴォーカリゼーションを荘厳かつ幻想的にバックアップする。この展開は予想していなかっただけに驚きに似た感動が沸き上がる。灰野のヴォーカル・パフォーマンスは何度も観てきたがこれほど豊饒なコラボレーションは滅多に経験できない。この日最も印象深かったのがこのセッションだった。



●リシャール・ピナス+メルツバウ+吉田達也


最初のセッションとはギタリストが代わっただけだが演奏の表情は全く違う。強烈な存在感を主張する灰野がアクション・ペインティングだとしたら暗闇に佇み空間を埋める音響を奏するピナスは水墨画。メルツバウのノイズと親和性のあるギターノイズに異物的に注入される吉田のドラミングが未知のアルケミーを生む。ノイズとドラムのミックスは最近のメルツバウの方向性に合致するが、音楽的含蓄に満ち溢れる三者の激突はまさに現場でしか起こりえないマジカルな光を放つ。



●リシャール・ピナス+灰野敬二+メルツバウ+吉田達也


アンコールは全員のセッション。灰野はエアシンセを演奏。力のぶつかり合いではなくお互いを尊重したうえで展開されるバトルは10分弱という短時間に各自のエッセンスが凝縮された濃厚なヘヴィネスに溢れていた。



この日を皮切りに6月9日まで計7日間公演が開催される。最終日は吉田率いる是巨人との共演でエルドンの「スタンド・バイ」も演奏するとのこと。

フランスの
狂気に満ちた
ナイス・ミドル

ロバート・フリップ翁はいかがお過ごしだろうか。



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