ひとりでは生きられんのぉ～

　　　　　　　　　　　　　（奮闘するSさん）

体調は回復する気配もなく、日曜日は午前１０時過ぎまで寝込んでおった。
昼前、ご近所Sさんがご訪問。
うだうだコーヒーなど飲みながら世間話。

と、「物置小屋の屋根雪下ろしましょう」と突然のお申し出。
当方は風邪っ引きゆえ、丁重にお断りしたが、「やっとくから」と言って、そそくさと準備。
手際よく物置小屋の雪下ろしを始めた。

実は物置小屋、またまたヤバイ状態となっておった。
一度屋根雪下ろしたきりで、それからどんどこどんどこ雪は降り積もっておるのよ。
ところがおぢは、鼻水じゅるじゅる、熱ポッポ。
さりとて物置小屋は崩壊寸前ゆえ「来週にはしないとなぁ～」と思っておった矢先のことでござった。

１時間余り、メガネも曇る汗だく状態でSさん作業終了。
「来週、ちゃんと雪下ろししなよ」と言い残して颯爽と帰っちゃった。
感謝感激雨あられとはこのことじゃ。
いったいどうお礼したもんか…

Sさんの方に足向けて寝られんなぁ…と思ったが、わが小屋のあちこち方面にあれこれお世話になっておるSさんご親戚一同お住まいゆえ、あっちにも、こっちにも足向けられず、馬並みに立って寝なけりゃならぬ。
これ、ちょと困る。

そんなこんなで、三十年前のシティーボーイにして風邪っ引きおぢは、この大雪ではサッパリ役には立たんかった。
役立たずは、日々まわりの皆々様に助けられながら生きておるのでござる。

で、昨夜はこのブログにコメントいただいておるサクランボさんにお会いした。
サクランボさんは現在、山形県にお住まいで、この４月にはニセコに移住されるとか。
東京生まれで、なにやらとってもインテリ風情。
聞けば獣医さんとか。
独自に情報網をお持ちなのか、各種情報通でもあるようで、今後はあれこれお世話になりそうな気配でござった。

それにしても、こんなアンポンタンなブログで人脈が広がるなどとは想像だにしませなんだ。
ブログは、「驚き、桃の木、山椒の木」。
まさかこんな楽しみがあろうとはねぇ～

「恋するビストロ・唐火七」さんでお会いしたのだが、お品書には「鹿肉刺身」「鹿肉ステーキ」がしっかり載っておって、これまたびっくり。
唐火七さんとおぢの友人Tさんのコラボで、イタリアンなメニューができちゃった。
これもうれしいブログ効果だね。

世間でITといえば、きょうびなにやら錬金術の代名詞。
が、実はとってもホットで人に優しいツールと実感。
例え寝たきり老人になったとしても、パソコン一台、回線一本で人生けっこう楽しくなるかも。
…と、長引く風邪のせいか、ちょいと気弱になっておるおぢではあった。