北朝鮮、中国、キューバにわがニッポン国。
共通点といえば、「同じ政権」が戦後ほぼ一貫して国を支配しておるってことじゃ。
何のことはない、全部共産国家じゃ。
もっとも、ニッポン国は民主主義国家の体裁は採ってはおるけれど、実際は1940年代の戦時中から一貫して官僚支配が続いておる、世界にまれなお国じゃ。
加えて、同じ政権がもう60年も続いておるのよぉ、変じゃねぇ。
それが、今回の参院選で、ようやく自民党が過半数割れすることになりましたです。
メデタシ、メデタシ。
よく考えてみれば、自民党の「賞味期限切れ」は、小泉政権前からはっきりしておった。
たまたま、変人が「自民党をぶっ壊す」と叫んで人気を集め、結果的に自民党政権が長らえたにすぎなかったってこと。
実際、自民党は公明党との連立なしでは、政権が維持できないところまで追いつめられておった。
その公明党も今回は、大きく議席を減らすことになる。
あったり前だ。
つい3年前、一九分けのヘアスタイルがトレードマークの公明党・坂口力元厚生労働大臣は何と言ったかね。
「100年安心の年金制度が出来ました!!」
きっぱりのたまっておったのは記憶に新しい。
今回の年金をめぐる大騒ぎにどう答えるのかねぇ。
大嘘つきめ!!
こんな発言をしておっては、いくら功徳を積んでも、極楽に行けるわけがござりませぬ。
ナンミョーの風上にも置けませんなぁ。
で、小泉あんちゃんの後任として安倍ぼっちゃんの名前が挙がったのは、「若くて、人気があって、選挙に強い」という点に尽きますです。
若くて経験がないところは、ベテランで脇を固めてがっちりスクラム。
ならわかるけど、「お友だち内閣」なもんだから、脇が甘いこと甘いこと。
で、自民党大敗北後じゃ。
どんな合従連衡が起きるのか、これは予想がつきませぬ。
あれこれ言われておるのが(1)「何があっても安倍はやめない」(2)「もしやめたら、自民は割れて、政界再編」(3)「小泉の復活」(4)「自民が国民新党を抱き込んで綿貫総理」(5)このまま自民政権だと「本命・麻生太郎、穴・福田康夫、大穴・中川昭一」といったところだそうだ。
どれをとっても、どもこもならん。
いずれにしても、早期に衆院選挙をしていただいて、政界再編していだくしか、ござらん。
「ニッポンの夜明けは近い」か?はたまた遠いか…