おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

金正男の暗殺で思い出すフィリピン・アキノ氏射殺事件

2017年02月16日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス6度。

曇り空のお天気だ。

きょうは日中の最高気温がなんとプラス6度まで上がるそうで、雨も降るらしい。

だけど明日はまた雪だそうな。

「1歩前進 2歩後退」「3歩進んで2歩下がる」

早春の北海道、行ったり来たりでござる。

さて、

金正男さんがクアラルンプールの空港で、白昼、衆人環視の下で殺された事件にはゾゾッとさせられます。

これで思い出したのは、フィリピンのベグニノ・アキノ氏がマニラの国際空港で飛行機から降りようとして殺害された事件だ。

ウキペディアによれば1983年のこと。

おぢは32歳で左遷されておりました。

事件は、米国からアキノ氏が帰国するその飛行機のタラップを降りる時に起きておる。

兵士3人がアキノ氏を飛行機から連れ出したその瞬間の出来事でした。

この飛行機には報道陣も多数同乗しておった。

アキノ氏が機外に出る際の映像はあるけれど、撃たれた瞬間の映像はなかった記憶がある。

聞こえたのは銃声だけでした。

当時のフィリピンはマルコス大統領の独裁体制で、反体制派のシンボルであったアキノさんは国外追放されており、帰国した際の事件でした。

その数年後、フィリピンの大統領選でアキノさんの奥さんが当選する。

独裁者のマルコス夫妻はヘリでハワイに亡命した。

マラカニアン宮殿には、マルコス夫人イメルダさんのコレクションという高級な靴ばかり数100足が発見されて話題になりましたです。

いずれにせよ、独裁者の末路は哀れでござる。

殺害された金正男については、これを神輿に担いで、国外に亡命政権をつくろうといった動きがあったと、コリアレポートの辺真一さんが申しておりました。

金正恩、こうした動きを封じ込めようとでもしたのか?

または神輿に担いでクーデターの「錦の御旗」にしようという動きを察知しての凶行か?

叔父を殺し、義母兄を殺す独裁者・金正恩、過去の例からもロクな死に方しないと、ご本人もよく知っておるはずだ。

そこまでやるかという疑心暗鬼な独裁者、もはや長続きなどしないと思うけど、どうだろ???