午前6時の気温、な、な、なんとマイナス22度でござる。
まもなく3月というのに、ご当地ではこの冬の最低気温を記録したような気がします。
雪も降っておりませんし、晴れておる。
こういう日が寒いのですけど、それにしてもマイナス22度はあまり外に出たくない。
ひょいと外を見ると、我が家のニャンが3匹、こっちを見つめてご飯を待っておる。
さすがにかわいそうなので、そそくさとご飯を与えてまいりました。
その際撮ったのが上記写真でござる。
ニセコアンヌプリも寒々しておりますわ。
さて、
東京新聞電子版によると、原発の後始末に関する費用が膨張を続け、40兆円にもなるそうな。
東京新聞が政府推計や予算資料を集計したところ、判明したそうだ。
しかも、増大する費用は電気代や税金で国民が支払うのだという。
はぁ~???
コストのお安いはずの原発ですから、とりあえず福島事故の費用は、これまで大儲けしてきた東京電力が支払えばいい話だ。
「自分のケツは自分で拭け」って話ジャン。
東京新聞の記事にはこうある。
「大島堅一立命館大教授によると1キロワット時当たりの原発の発電費は安全対策強化で上昇した原発建設費も算入すると17・4円と、水力(政府試算11・0円)を6割、液化天然ガス火力(同13・7円)を3割上回る。原発を進める理由に費用の安さを挙げてきた政府の説明根拠も問われている」
ようは「コストが安い」と喧伝してきた政府ですけど、それにも大ウソだと申しておる。
この40兆円というのは、びっくりポンなことに国民一人当たり32万円にもなるそうだ。
東京新聞は震災から6年、「家計の痛み」についてこれから連載するそうです。
たいした期待したいところでござる。
なにせ原発を巡っては、東芝だってこれが原因で上場廃止が囁かれるなど倒産の危機なのだ。
さらには粉飾が明らかになれば、幹部の逮捕などさらなる大事件になる可能性も大なのじゃ。
この東芝の件も、そもそも買収したアメリカの子会社で原発建設会社「CB&Iストーン・アンド・ウェブスター(S&W)」が抱えておった7000億円という負債が原因だ。
無償で買い取ったS&Wに7000億円の大借金が隠れていたというお粗末。
負債は、原発建設コストの増大でござる。
ニューヨークのツインタワーに旅客機が突っ込んだ9.11以降は、旅客機が突っ込んでも耐えられる格納容器が求められた。
福島の事故の3.11以降は、メルトダウンしても核燃料が地球内部に溶け落ちないよう「コアキャッチャー」。が求められた。
そんなこんなで原発建設コストは増大し負債は7000億円じゃ。
もっとも、ニッポンにある原発は、航空機の突入にも耐えませんし、核燃料が溶け落ちれば、ご存知のように収拾がつきませんです。
もし今後も原発を建設しようとするなら、航空機やミサイル攻撃にも耐える格納容器が求められ、当然のことながら「コアキャッチャーの設置」も求められる。
ポンと置くだけの太陽光発電とどっちのコストが安いのか、一目瞭然だと思うけどねぇ、、、
加えて、原発立地自治体には多額の迷惑料として「電源三法交付金」が支払われておる。
その額、2014年は1位の福井県が235億円、5位の北海道が52億円だそうです。
交付金の名目でこんな巨額の税金をばら撒いてますけど、これは「原発コストに」入っておりません。
誰が見ても「原発コストは安い」は大ウソだと思うけど、どうよそのあたり???