おぢのニセコ山暮らし

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必見!! NHKスペシャル「インパール作戦」、再放送は26日深夜だ

2017年08月18日 | Weblog

午前6時の気温はプラス18度。

薄曇りのお天気でござる。

きょうは夕方までこんなお天気だそうな。

スカッとした日差しが戻るのは明日以降ってことのようです。

ところで、

8月15日の終戦の日に放送されたNHKスペシャル「戦慄の記録 インパール作戦」ご覧になりましたでしょうか?

26日土曜日の深夜0時50分から再放送だそうです。

深夜につき、ぜひとも録画してご覧くださいな。

7月7日の当ブログでも書きましたけど、「ひよっこ」のみね子のおじ、宗男さんが参加したとして大注目なのが、このインパール作戦ですわ。

指揮官の牟田口廉也は「皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。日本は神州である。神々が守って下さる…」

と本人はすっかり神がかり、実際には兵士はこぞってみじめな死を迎えることになる。

このくだりは番組では紹介されてませんけどね。

「旧日本軍の体質を象徴的に示したとされる」この作戦で、なんと3万人の日本兵が亡くなっており、その多くが餓死や病死でござる。

しかも亡くなる兵士は撤退を決めてからどんどん増えるという悲劇なのだ。

撤退した道は「白骨街道」といったそうで、豪雨のジャングルでは死体が10日ほどで白骨化したことから、兵士にそう呼ばれたそうですわ。

この作戦の軍幹部はほとんどが生き残っておる。

どんな戦争でも、司令官などの幹部はたいてい無事生き残っておって、死ぬのは一兵士と決まっておる。

この作戦は、そもそも武器や兵士の食糧をつかさどる「兵站」が欠落したトンデモ作戦。

兵站を最近ではロジスティックスとか申しますけど、これをまったく無視した無謀な作戦なのでした。

番組では、指揮官や兵士の肉声テープなど数々のスクープで構成し、こうした事実を裏付けておる。

なんといっても元兵士らの証言が強烈だ。

食べ物がなく、死んだ同僚兵士の死体を食べたりといったことも、以前から言われておりましたが、元兵士がしっかり証言しておったです。

そして指揮官だった牟田口廉也のムチャムチャぶりや、作戦そのものが幹部同士の「情」だったり、いうところの「忖度」で無謀な作戦が決行された事実です。

この作戦に関する「第一級の資料」を後世に残さないでどうするっ!! って話なのです。

そして今回、指揮官だった牟田口廉也の「遺族」が資料を公開したというのにも驚いた。

牟田口の息子は反戦を訴えておったというし、資料を公開した孫という方もご立派です。

A級戦犯の東条英機の孫だかが、いまだに戦争を肯定しておるのとは対照的ですわ。

番組をご覧になっておらん読者の皆さま、26日土曜日の深夜0時50分から再放送ですので、当ブログをお読みのあと「録画予約」をお願いいたします。

ことインパール作戦に関しては第一級の資料にして、必見の大スクープなのでござる!!