おぢのニセコ山暮らし

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伝家の宝刀「解散権」を封じられ、地に落ちた総理の威光

2021年09月02日 | Weblog

午前6時半になるところです。

スカッと秋晴れのお天気で、気温はなんとプラス8度だ。

9月入りしたかと思ったら、いきなり一桁の気温では寒さが身に沁みる。

予報によると、きょうは晴れ時々曇りのお天気で日中の最高気温25度の予想だ。

すっかり秋です。

さて、

我がニッポン国では、政治家の皆さんが時の総理大臣にひれ伏すのは、彼ら全員の首を切る「解散権」を持ってるからだとされる。

選挙に強いといわれ、煩悩の数より多い118回も国会で大ウソこいた安倍晋三さんは、この解散権を何度も行使した。

おかげさんで延々長期政権を築くことができた。

円安誘導でニッポンを安い国にしてしまい、その一方、インバウンドを急増させたけど、これがコロナで180度の逆回転。

旅行業は塗炭の苦しみ味わってますけどね。

伝家の宝刀ともいわれる解散権ですが、菅総理は今回、これを封じられた。

菅さんが「9月中旬に衆院解散に踏み切る意向」だと31日夜に報じられたことを受け、党内には激震が走ったそうな。

朝日新聞電子版などによると、麻生副総理が安倍さんに連絡し、安倍さんが止めたとも。

地元選挙区が近い小泉進次郎さんも「『コロナ最優先』と繰り返してきたのに解散するなんて大義がない。総裁選も事実上始まっている」と諫めたそうだ。

自民党内の反対論は急速に広まったという。

そんなこんなきのうの午前、

首相官邸の入り口のぶら下がり会見で菅さんは「いまは解散しないということでいいんですね」と記者団に念押しされると、「はい、いまの状況じゃ、できないということです」ときっぱり述べた。

総理の威光が地に落ちた瞬間だった。

これで菅さんの総裁選出馬も無くなるのかもしれません。

「棚ぼた総理」では、未曽有(みぞゆうとは読みませんけど、麻生さん)のコロナ禍には対応できなかったってことだ。

おかげさんでワクチン投与は遅れ、第1波から今般の第5波まで、患者数はきれいな右肩上がりで急増中だ。

従来株からデルタ株に置き換わって、2回で良かった接種が、ブースターで3回必要だというから、もうただ事ではない状態だ。

ここへきて、さらなる変異株「ミュー株」まで登場した。

このミュー株、困ったことにワクチン効果を弱める変異もあるとか…

ニッポンのタコスケ政界も、コロナ終息も、どっちも道筋がさっぱり見えない昨今。

ただいまニッポン国では、政治もコロナも「一寸先は闇」なのだった。



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