午前6時半になるところです。
スカッと秋晴れのお天気で、気温はなんとプラス8度だ。
9月入りしたかと思ったら、いきなり一桁の気温では寒さが身に沁みる。
予報によると、きょうは晴れ時々曇りのお天気で日中の最高気温25度の予想だ。
すっかり秋です。
さて、
我がニッポン国では、政治家の皆さんが時の総理大臣にひれ伏すのは、彼ら全員の首を切る「解散権」を持ってるからだとされる。
選挙に強いといわれ、煩悩の数より多い118回も国会で大ウソこいた安倍晋三さんは、この解散権を何度も行使した。
おかげさんで延々長期政権を築くことができた。
円安誘導でニッポンを安い国にしてしまい、その一方、インバウンドを急増させたけど、これがコロナで180度の逆回転。
旅行業は塗炭の苦しみ味わってますけどね。
伝家の宝刀ともいわれる解散権ですが、菅総理は今回、これを封じられた。
菅さんが「9月中旬に衆院解散に踏み切る意向」だと31日夜に報じられたことを受け、党内には激震が走ったそうな。
朝日新聞電子版などによると、麻生副総理が安倍さんに連絡し、安倍さんが止めたとも。
地元選挙区が近い小泉進次郎さんも「『コロナ最優先』と繰り返してきたのに解散するなんて大義がない。総裁選も事実上始まっている」と諫めたそうだ。
自民党内の反対論は急速に広まったという。
そんなこんなきのうの午前、
首相官邸の入り口のぶら下がり会見で菅さんは「いまは解散しないということでいいんですね」と記者団に念押しされると、「はい、いまの状況じゃ、できないということです」ときっぱり述べた。
総理の威光が地に落ちた瞬間だった。
これで菅さんの総裁選出馬も無くなるのかもしれません。
「棚ぼた総理」では、未曽有(みぞゆうとは読みませんけど、麻生さん)のコロナ禍には対応できなかったってことだ。
おかげさんでワクチン投与は遅れ、第1波から今般の第5波まで、患者数はきれいな右肩上がりで急増中だ。
従来株からデルタ株に置き換わって、2回で良かった接種が、ブースターで3回必要だというから、もうただ事ではない状態だ。
ここへきて、さらなる変異株「ミュー株」まで登場した。
このミュー株、困ったことにワクチン効果を弱める変異もあるとか…
ニッポンのタコスケ政界も、コロナ終息も、どっちも道筋がさっぱり見えない昨今。
ただいまニッポン国では、政治もコロナも「一寸先は闇」なのだった。
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