午前5時を回ったところです。
雨上がりで、外は薄暗いくどんよりしたお天気。
気温はプラス5度で無風だ。
そうこうしているうちに、段々とお天気も良くなってまいりました。
そんなこんな、世間は10連休もようやく終わって、今日からようやく平常運転だ。
連休中の我が家は、お天気の日は薪割りしたり、冬の間の汚れなど、外の片づけをしたり。
普段とほぼ変わらぬ日々を過ごした。
きのうは恒例、小樽へ魚の買い出しに。
連休最終日の小樽は予想以上に混雑していなかった。
道路もガラガラ。
どこへ行っても人がいないので買い物もスイスイなのでした。
連休最終日は自宅で過ごす人が多かったのでしょう。
連休最後の買い物は大正解なのでした。
そんなことではありますが、小樽へ行ったのには、もう一つ理由がある。
「ちまちまキネマ・ワールド 高山美香のビックリ映画館」という催しだ。
銀幕のスターが、高さ15センチのちまちま人形となって展示中の市立小樽文学館へ。
ちょうどこの日は、イラストレーターで、このちまちま人形の作者、高山美香さんと、詩人で「あとりゑ・クレール」オーナーの髙橋明子さんによる生トークがあったのだ。
目的はこっち。
高山さんはイラストレーターではありますが、今ではすっかりちまちま人形の制作者として名をはせております。
人形の写真とエッセイを収めた「一葉のめがね」「鴎外のやかん」は紀伊國屋札幌店のベストセラーなったこともある。
高山さんの人形はどこかユーモラスなのですが、制作へのこだわりも凄い。
人形をつくるにあたって、人物を徹底的に調べるのです。
樋口一葉は隣に座っている人の顔も分からないほどのド近眼だったとか、森鴎外は酷い肩こりで、肩こりという言葉まで造ったとか。
松尾芭蕉が諸国をめぐる旅に出たときの年齢、なんと37歳の若さだったなど。
1体について30冊は本や文献を読むというから凄まじい。
人物が分かると、脂ぎった人柄なら油性粘土を使うとか。
女優さんなら、人形をつくったあとから化粧をするとか。
そういうこだわりもあるようだ。
「鴎外のやかん」もそうですが、人物の各種エピソードが綴られておって、ニヤリとさせられるのです。
どんだけ調べたんだ???
で、今回知ったのですが、ちまちま人形は上向きに寝ながら造るのだとか。
面白い人なのです。
会場では「生トーク」のあとに抽選会があって、ご本人が消しゴムでつくった「映画監督ふせん」をいただいた。
消しゴムでハンコのように人物を彫って、これを付箋にしたものだ。
黒澤監督もヒッチコックもよく似ております。
これを消しゴムから彫り出すというけど、何とも細い線を彫ったもんです。
40体のちまちま人形が展示してある「高山美香のビックリ映画館」は今月19日まで市立小樽文学館で開催中(一般300円)です。
お暇な方はぜひどうぞ!!
近くにはこだわりのラーメン屋「麻ほろ」もあるでよ!!
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