グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

様々な風景

2011年05月01日 | ツアー
今日は願法に引き続いて2回目の投稿です。
3日間連続のツアーで火山、森、海と様々な環境を歩いたので、忘れないうちに(笑)報告します。

ツアーで眺めた風景の数々です。

新緑の三原山と1986年溶岩流。


降り積もった溶岩のしぶき。


巨木の茂る森。


大きなシダの茂る湿った沢。


切り立った海岸。

大島の自然環境は本当に多様ですよね~。

ちょっと、変わった物も見つかりました!

一つ目はコレ。

○印のハンコが押せそうな溶岩です。

キラキラ光る、ガラス化した溶岩は、所々で見つかりますが、
これはまた何で、キラキラの部分が円を描いているのでしょう??

これからこの場所で毎回溶岩めくりをして、この○印が出てきたら「当たり!」
なんていうゲームも面白いかもしれません(^^)v

二つ目はこちら。

体に水疱のようなブツブツがある虫です。

写真を撮って虫が得意な仲間に聞いたら、セアカオサムシという珍虫らしいことがわかりました。
全国に分布しているけれどかなり稀な種類で、絶滅が心配されている地域もあるようです。

山地草原性のオサムシだそうで、その意味ではカルデラのススキ野原に存在しているのは
不思議ではないのですが、後ろばねが退化して飛べないのに、どうやって大島に渡ってきたのか、
過去の噴火をどうやって生き延びてきたのか、謎の多い虫のようです。

この日は虫が大好きなH君が参加してくれていて、ツアーを大いに盛り上げてくれました。

動きの速いカルデラのコニワハンミョウに大人たちが翻弄されている時、
見事捕まえて皆に見せてくれました。(ケース内にコニワハンミョウ!)

もしかしたらセアカオサムシも、未来の昆虫博士に会いに来たのかもしれませんね。 

(カナ)








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ツバメチドリ

2011年05月01日 | 
十数年振りの出会いです。

今日バードウオッチングにご案内した橋本夫妻の奥様が発見されました。
風の強い牧場でツグミを見ているときに見つけたのです。
飛び立ったのでわかったと仰っていました。

写真で見るとなかなか目立つ鳥ですが地面に降りてじっとしていると、どこにいるのかまったくわかりません。
私も教えて頂いてから探すのに苦労しました。


見つけてすぐにフィールドスコープにコンデジをくっ付けて撮った写真です。
ちゃんとツバメチドリだとわかりますよね?

ツバメチドリは多くない旅鳥として春と秋に日本を通過しますが、関東より西の地方では局地的に繁殖が確認されているそうです。



バードウオッチングのご案内が終わったあとに一眼を持って再び出掛けました。




とにかく強風です。
じっと耐えています。

このちょっと前に歩いているところを強風にあおられて転がってしまう場面がありました。
白いお腹を見せてころりん!と1回転したんですよ!
何度か飛び立ちましたがこれまた強風のためすぐに地上に舞い降りていました。
飛んだ時は翼がとても長くてその名の通りツバメのようでした。



歩き出しました。
いつまでもじっとしてはいられません。
食べ物を探さなくては。


雲の隙間から薄日が射してきました。



チドリの仲間なのであっちにフラフラ、こっちにフラフラとまさに千鳥足で歩き回って食べ物を探していました。




のび~。




美しく、かわいらしい鳥です。
無事に目的地へ行くことができますように。



それにしても橋本様は素晴らしい鳥見眼をお持ちです。
これからもぜひバードウオッチングを続けてください。




今日の鳥(声のみを含む)
ウミウ、ヒメウ、オオミズナギドリ、ウミネコ、アマサギ、ツバメチドリ、トビ、コジュケイ、キジ、キジバト、ツバメ、イソヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、セッカ、キビタキ、オオルリ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

                 がんま
コメント (2)
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