グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

似ている~ッ!

2011年05月06日 | 植物
今日は二十四節気の「立夏」
(りっか:夏の気配が感じられる頃)だそうですが、
伊豆大島の今日は、昼間は暖かかったものの、
朝夕は肌寒さを感じました。

見出しの写真、
クンシラン(君子蘭:和名)が花盛りです。
波浮地区の文学の小道沿いや泉津地区の
つばきトンネルの根元辺りに植えられているのを
よく見かけます。
南アフリカ原産でヒガンバナ科ミニアタという移入種です。


この時季、みずみずしい緑の中に白い花が目立ちます。


スイカズラ科のシマガマズミ↑と、ミズキ科のミズキ↓、
よく似た形態なのには、きっと何か理由があるのでしょうが・・・
なぜなのかは分かりません(汗)


葉の縁にギザギザがあるシマガマズミ。伊豆諸島の固有種です。
細かな毛もはえています。



こちら↓は、ミズキ。大島では昔、なぜかミズクサとも呼ばれました。
葉の縁はウエーブがついていて一見同じように見えます。



花も白い小さな花の集まり、散房花序で同じです。シマガマズミ↓。



どちらも落葉樹ですが、このミズキの方は高木になります。
でも、斜面や沢の中に生えている所を見下ろしたりすると、
低木のシマガマズミと間違えてしまいます。


それでも、こうして花をよく見比べてみると、



違いが、はっきり分かります。



【おまけの1枚】
4月27日頃から、モリアオガエルが産卵を始め、
水槽の上のフウトウカズラに卵塊が5個作られています。



たくさん孵化することを楽しみにしています。

それから、とにかく、

御前崎の浜岡原子力発電所で現在稼動している4・5号炉が、
冷温停止の状態になるまで、東海地震が起こらないことを
祈るばかりです。

(なるせ)

コメント
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