グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

今朝のこと

2011年05月25日 | 
ぞろぞろぞろぞろ。
なにやら小さな生き物が道路をわらわら行き交っていました。

キジのヒナです。
生まれたばかりでしょう。




車を停めて見ているとキジのお母さんが「コー、コー」と呼んでいます。



しかしまだ小さなヒナがこの縁石に上がることはかなり難しいようです。


お母さんが下りてきて







「ほらほら、こうやってこっちに上がるのよ~」とお手本を見せます。
縁石の上右端に1羽ヒナが見えます。
上には他にもう1羽いて、私が確認できたのは全部で8羽でした。
もっといたかもしれません。


お母さんには楽勝の段差ですがヒナたちは簡単には上がれません。
「お母さん!お母さん!」と大騒ぎです。


「お母さん!お母さん!」



お母さん、また下ります。




で、




「ほら、こっちにおいで」
「お母さーん、ムリだよ~(涙)」


何度か車が通ってヒヤヒヤしましたがヒナたちはぎゅっと固まってやり過ごしていました。


お母さん、またまた下りまーす。







「よいしょっと!ほら、こっちよ~」
この時点で下にいるヒナは4羽になっていました。
なんとか2羽は上に上がれたようです。





残されたヒナたちは・・・





わあわあきゃあきゃあ、お母さんお母さん!!です。




また1羽上がれました。
残ったのはこの3羽です。



マツの向こう側に落ち葉が溜まってちょっと高くなった場所があります。
あそこからなら簡単に登れそうですよ~。
がんばれ!


お、うまい具合に。



全員お母さんのもとへ行くことが出来ました。
やれやれ。



縁石の高さが半分ほどになっていました。


このヒナたちにはこれからもっと過酷な試練が待ち受けていることでしょう。
立派な成鳥になれるのは何羽でしょうか?


                  がんま
コメント (2)
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