一昨日の神津島の続き、植物以外で印象的だったものの報告です。
町並み
伊豆大島は、集落が何カ所にも別れて点在していますが、神津島は全ての集落が一カ所に集まっています。
町の中の道路が直線ではないのは、大島の古い町並みと同じでした。(道を曲げて風が抜けないようにするのは、風の強い島で暮らすための知恵だと言われています。)
でも道は昔のままでも、どの家も新しくて立派なのが印象的でした。
神津島の火山噴火で地表に現れた石(流紋岩)で作った石垣。
町の中には地元の石を使った建物や石垣は、あまり見かけませんでしたが、最近は海岸沿いの道路などに地元の石を利用した塀(?)なども作られているようです。
山の石切り場に連れて行ってもらいました。
粘りのない溶岩(玄武岩)を噴き出す伊豆大島の火山では「採石場」はあるけれど「石切り場」は聞いたことがありません。すぐ近くの火山島なのに、それぞれ違うのが面白いです。
昔は土石流が流れたこともあるという「水なし川」は、天上山から続いているそうです。
神津島はわき水が豊富な島だけれど、日頃は水の流れる川はないとのこと。八丈島には滝まであったのに…溶岩の違いで川ができやすいとか、できにくいとかがあるのでしょうか?
人が一カ所に集中して暮らしているのは、きっとそこがなだらかで住みやすい土地だから。
では何で、なだらかな土地ができたのだろう?と考えると…どの場所に住んでいても、考えなければならないことが一杯あるなぁと感じました。
水事情
天上山に降った雨が地下に浸透し、長い年月をかけて島のあちこちからわき出すという神津島。
森の中にも…
港の脇にも、わき水が飲める場所があり…
しかも水はそのまま海へ…
同じように雨が多く、雨水が地下に浸透する大島では、なんで水の苦労があったのでしょう?
大島では結構、海の中に真水が出ている場所がありますが、これも過去の噴火との関係??
黒曜石
神津島は黒曜石の産地としても有名です。
八ヶ岳の裾野にある旧石器時代の遺跡からも、見つかっているという神津島産の黒曜石。
島の中でも堂々と、飾られていました。
しかも飾られている石の背景に見える崖には、黒曜石が採れるという黒い層が見えています。
白い流紋岩は急冷されると黒くてピカピカの石(黒曜石)になるそうです。
と言うことは、昔は黒い層のところが海だったのでしょうか?
ガイドさんに「帰りの船から黒い層がよく見えますよ。」と教えてもらって、甲板で写真を撮りました。
本当にクッキリでした!
天上山登山
西暦838年に噴火し、その時の火山灰が大島や伊豆半島にも届いている天上山。
登山口には、できたばかりのキレイなトイレと…
地図や登山届けの表を入れた箱、
そして手作りの杖が、置いてありました。
杖は重めの物から軽いもの、メッセージ付きの物まで!
標識も、消えかかった文字がきちんと上書きされ…
霧で迷いそうな、道のないところには…
沢山の矢印!
心和むのが、所々に配置された子ども達のメッセージ。
こんな哲学的(?)なメッセージもありました!
数カ所にある環境省の看板は、量的にも読みやすく、わかりやすいものが多かったです。
島影の一番奥に伊豆大島が見えて嬉しくなりました!
一番感動したのが、山頂付近のバイオトイレです!
トイレの中にはこんな表示と…
自転車が!
もちろん自転車をこぎながら、トイレットペーパーの行方を観察しました(笑)。
わき水を利用する神津島では、山の上にトイレを作ることには、島民の抵抗感がかなり強かったそうですが、バイオトイレを理解してもらって置くことができるようになったようです。(三原山にもほしい…)
全体を通し、天上山は快適に登山できる山として、かなり整っているなぁという印象を受けました。ただ、噴火する可能性も頭の片隅で意識しながら歩く必要があるとは思いますが…。
流紋岩
流れるような模様から、その名があると言う流紋岩。大島の溶岩の黒いゴツゴツや縄もようとはまた違う、自然が作った風景が、とても素敵な島でした。
「うず巻岩」がいっぱいでした!
そして短時間で色々な風景が見られたのは、ガイドさんのおかげ…
ありがとうございました!
(右がガイドさん、左が見送りにきてくれた観光協会の方です)
(カナ)
町並み
伊豆大島は、集落が何カ所にも別れて点在していますが、神津島は全ての集落が一カ所に集まっています。
町の中の道路が直線ではないのは、大島の古い町並みと同じでした。(道を曲げて風が抜けないようにするのは、風の強い島で暮らすための知恵だと言われています。)
でも道は昔のままでも、どの家も新しくて立派なのが印象的でした。
神津島の火山噴火で地表に現れた石(流紋岩)で作った石垣。
町の中には地元の石を使った建物や石垣は、あまり見かけませんでしたが、最近は海岸沿いの道路などに地元の石を利用した塀(?)なども作られているようです。
山の石切り場に連れて行ってもらいました。
粘りのない溶岩(玄武岩)を噴き出す伊豆大島の火山では「採石場」はあるけれど「石切り場」は聞いたことがありません。すぐ近くの火山島なのに、それぞれ違うのが面白いです。
昔は土石流が流れたこともあるという「水なし川」は、天上山から続いているそうです。
神津島はわき水が豊富な島だけれど、日頃は水の流れる川はないとのこと。八丈島には滝まであったのに…溶岩の違いで川ができやすいとか、できにくいとかがあるのでしょうか?
人が一カ所に集中して暮らしているのは、きっとそこがなだらかで住みやすい土地だから。
では何で、なだらかな土地ができたのだろう?と考えると…どの場所に住んでいても、考えなければならないことが一杯あるなぁと感じました。
水事情
天上山に降った雨が地下に浸透し、長い年月をかけて島のあちこちからわき出すという神津島。
森の中にも…
港の脇にも、わき水が飲める場所があり…
しかも水はそのまま海へ…
同じように雨が多く、雨水が地下に浸透する大島では、なんで水の苦労があったのでしょう?
大島では結構、海の中に真水が出ている場所がありますが、これも過去の噴火との関係??
黒曜石
神津島は黒曜石の産地としても有名です。
八ヶ岳の裾野にある旧石器時代の遺跡からも、見つかっているという神津島産の黒曜石。
島の中でも堂々と、飾られていました。
しかも飾られている石の背景に見える崖には、黒曜石が採れるという黒い層が見えています。
白い流紋岩は急冷されると黒くてピカピカの石(黒曜石)になるそうです。
と言うことは、昔は黒い層のところが海だったのでしょうか?
ガイドさんに「帰りの船から黒い層がよく見えますよ。」と教えてもらって、甲板で写真を撮りました。
本当にクッキリでした!
天上山登山
西暦838年に噴火し、その時の火山灰が大島や伊豆半島にも届いている天上山。
登山口には、できたばかりのキレイなトイレと…
地図や登山届けの表を入れた箱、
そして手作りの杖が、置いてありました。
杖は重めの物から軽いもの、メッセージ付きの物まで!
標識も、消えかかった文字がきちんと上書きされ…
霧で迷いそうな、道のないところには…
沢山の矢印!
心和むのが、所々に配置された子ども達のメッセージ。
こんな哲学的(?)なメッセージもありました!
数カ所にある環境省の看板は、量的にも読みやすく、わかりやすいものが多かったです。
島影の一番奥に伊豆大島が見えて嬉しくなりました!
一番感動したのが、山頂付近のバイオトイレです!
トイレの中にはこんな表示と…
自転車が!
もちろん自転車をこぎながら、トイレットペーパーの行方を観察しました(笑)。
わき水を利用する神津島では、山の上にトイレを作ることには、島民の抵抗感がかなり強かったそうですが、バイオトイレを理解してもらって置くことができるようになったようです。(三原山にもほしい…)
全体を通し、天上山は快適に登山できる山として、かなり整っているなぁという印象を受けました。ただ、噴火する可能性も頭の片隅で意識しながら歩く必要があるとは思いますが…。
流紋岩
流れるような模様から、その名があると言う流紋岩。大島の溶岩の黒いゴツゴツや縄もようとはまた違う、自然が作った風景が、とても素敵な島でした。
「うず巻岩」がいっぱいでした!
そして短時間で色々な風景が見られたのは、ガイドさんのおかげ…
ありがとうございました!
(右がガイドさん、左が見送りにきてくれた観光協会の方です)
(カナ)