グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

33ほんとうにすごい!

2014年12月28日 | 火山・ジオパーク
ホールアース自然学校のジミーさんが、来春の子供たちの伊豆大島キャンプ下見のため、7歳の娘さんと来島しました。

車を1台、歩き終わりの地点に置き、もう1台の車で裏砂漠の駐車場へ。
裏砂漠を歩いて抜ける計画です。

2台の車を使ってこのルートを歩くのは、私にとっても初めてのパターンです。

冷たい風が吹き付けるなかを、がんばって歩いて櫛形山展望台に到着。


そして、広~い景色の中を歩いて下り・・・


砂の中に「蛇」を見つけ・・・

(どこにいるかわかりますか~?)

湯気の立ち上る、通称「キャニオン」へ。

昨日もいっぱい、モクモクしていました!

ロッククライミングよろしく、ちょっとした崖を登り・・・


「足が埋まるよ~。」とフカフカの地面で遊びながら谷を抜け・・・


またまた、広~い風景を楽しみました。


風の当たらない場所を見つけて、ランチタイム。

そして、この後いよいよ初の試み・・・

眼下に広がる海を見ながら、広大な黒い砂漠の中を、自分の好きなルートで下山開始です。

うひゃ~~!

地球って、でっかい~~!

もう、めちゃくちゃ気持ちいいです!!

斜面が緩やかになる地点では、昨年の台風でできた溝の中に全く削られていない部分が残り、小さな山になっていました。

日本一低い山に登山?(笑)

雨が作った“道”を歩きます。

「この道の両側は、つながっていたんだよ。それを雨が削って、こうなったんだよ。」とジミーさん。それを聞いて娘さんが「ふうん、じゃあ、こっちが砂で、こっちがナス!」と凹みの両側を指さしました。

え?
・・・砂とナス??

不思議そうな私を見て、「あ、逆さまから言っただけだと思います。」とジミーさん。
なあるほど~、スナとナスかぁ。
確かにつながりますね!(感心)

そして「砂はね、やがて土になるんだよ。」と優しく娘さんに語りかけるジミーさん。

めちゃくちゃ素敵な風景でした。

ジミーさんの娘さんは、本当に素敵な感性で、色々なものを見つけてくれました。

たとえば、落ちていたオオバヤシャブシの実を拾って・・・
「こっちが日本一大きい小松君で、こっちが世界一大きい小松君だよ。」

オオバヤシャブシの実が、小さな松ぼっくりみたいだから「小松君」なのだそうです。
小松君って、親しみやすくて良いかも!(これからツアーで使わせてもらいます!)

そして昨日の一番のヒット。

「30番目のすごい」という意味のようです。

裏砂漠で所々にできた砂を見つけるたびに、描いていました。

「33ほんとうにすごい」

すごいので、人もバンザイしているそうです。


広大な黒い砂漠の上に見つけた、たくさんの「すごい」

なんだかジ~ンとしました。

私も、同じ思いでした。
「地球は、ほんとうにすごい~!」

(カナ)

コメント
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