12月22日に、日本ジオパークの再審査結果が発表になりました。
(11月12日の再審査時の様子)
伊豆大島は「条件付き再認定」という結果になりました。以前はイエローカードといわれており、通常認定だと4年おきに審査がおこなわれるところ、2年間に短縮され、指摘事項の改善を求められるものです。(全国のジオパーク関係者からは「イエローという言葉は止めよう」という発言が次々に出ています)
今回の再認定の内容詳細については、後日発表があるようですが、私が個人的つながりを通して聞いた限りでは「伊豆大島ジオパークは、活動は素晴らしい。でも、事務局体制が弱く、今の体制で継続可能なのか?」ということのようです。
一番問題とされているのは持続可能性…。
このことについて、ここ数日、ずいぶん考えました。
伊豆大島は全国の日本ジオパークの中で、たぶん最も人的にも予算的にも小さなジオパークです。でも、その中で4年間、様々な人が、できる限りの活動を行って、伊豆大島ジオパークを支えてきました。
校長先生が主体となり、継続的な子ども達のジオ学習を、
小学校の先生も、子ども達の授業でのジオ学習や、教材での紹介を、
ガイドたちは、常時受け入れのジオツアーを、
気象庁や環境省・大島支庁・大島町の事務局・ガイドが、連携してフォーラムや勉強会を、
観光協会は、様々な助成金を活用しガイド講習やイベントを、
ジオパーク研究会のメンバーは、自主運営の勉強会を継続してきました。
私は、ジオパークの理念に共感し、自らの意思で楽しみながら継続的にジオパークを支えてくれている多くの人たちは、伊豆大島の宝物だと思っています。
もちろん、中心となってきたメンバーの全員が、これで充分だとは思っていません。もっと地域の人が皆で支えてくれる仕組みの確立や、商品開発や産業との連携などは今後の課題です。
では、ジオパークの持続可能性とは何なのでしょうか?
形の整った組織が存在することでしょうか?
それとも理念に共感して、自分の立場で活動を支える人の“思い”や“繋がり”でしょうか?
審査以降「ジオパークは人なの?組織なの?」という疑問に取り付かれ、疑問のメールを個人的に、ジオパーク関係のMLに投げかけてみたら、全国で日々悩みながら活動を続ける皆さんから、暖かい励ましのメールをいただきました。
こうやって全国で奮闘する仲間の存在は、ジオパークの素晴らしさだと改めて思いました。そして、このネットワークの仲間の存在を、伊豆大島の人たちにもっと知ってもらいたいとも思いました。
さらに、今回のストレス?で胃が痛くなり、ちょっと弱気になって、ふと気づいてみたら…
今の大島のジオパークの取り組みをどう続けていくかを、自ら考えて行動してくれている人が、たくさんいることに改めて気づきました。そういえば、「こんなことまで、考えてくれているんだ!」と嬉しくなったことも何度もありました。
そしてジオパークを正しく理解し、熱く語ってくれる人に見とれたことも、新たに複数の人から「一緒にやろうよ」と声をかけて嬉しく思ったことも、何度もあることを思い出しました。
私は、これらの人たちの存在が、伊豆大島ジオパークが今後も持続可能であることの証拠ではないかと感じました。きっとこの人のネットワークを持続可能な仕組みにすれば良いのだと思います。
顔の見える関係で人と人とがつながりあって、“自ら動ける人”同士が、みんなで伊豆大島ジオパークを作っていけるように…。胃も腰も相変わらず痛いのですが、みんなで活動を続けます。
(カナ)
(11月12日の再審査時の様子)
伊豆大島は「条件付き再認定」という結果になりました。以前はイエローカードといわれており、通常認定だと4年おきに審査がおこなわれるところ、2年間に短縮され、指摘事項の改善を求められるものです。(全国のジオパーク関係者からは「イエローという言葉は止めよう」という発言が次々に出ています)
今回の再認定の内容詳細については、後日発表があるようですが、私が個人的つながりを通して聞いた限りでは「伊豆大島ジオパークは、活動は素晴らしい。でも、事務局体制が弱く、今の体制で継続可能なのか?」ということのようです。
一番問題とされているのは持続可能性…。
このことについて、ここ数日、ずいぶん考えました。
伊豆大島は全国の日本ジオパークの中で、たぶん最も人的にも予算的にも小さなジオパークです。でも、その中で4年間、様々な人が、できる限りの活動を行って、伊豆大島ジオパークを支えてきました。
校長先生が主体となり、継続的な子ども達のジオ学習を、
小学校の先生も、子ども達の授業でのジオ学習や、教材での紹介を、
ガイドたちは、常時受け入れのジオツアーを、
気象庁や環境省・大島支庁・大島町の事務局・ガイドが、連携してフォーラムや勉強会を、
観光協会は、様々な助成金を活用しガイド講習やイベントを、
ジオパーク研究会のメンバーは、自主運営の勉強会を継続してきました。
私は、ジオパークの理念に共感し、自らの意思で楽しみながら継続的にジオパークを支えてくれている多くの人たちは、伊豆大島の宝物だと思っています。
もちろん、中心となってきたメンバーの全員が、これで充分だとは思っていません。もっと地域の人が皆で支えてくれる仕組みの確立や、商品開発や産業との連携などは今後の課題です。
では、ジオパークの持続可能性とは何なのでしょうか?
形の整った組織が存在することでしょうか?
それとも理念に共感して、自分の立場で活動を支える人の“思い”や“繋がり”でしょうか?
審査以降「ジオパークは人なの?組織なの?」という疑問に取り付かれ、疑問のメールを個人的に、ジオパーク関係のMLに投げかけてみたら、全国で日々悩みながら活動を続ける皆さんから、暖かい励ましのメールをいただきました。
こうやって全国で奮闘する仲間の存在は、ジオパークの素晴らしさだと改めて思いました。そして、このネットワークの仲間の存在を、伊豆大島の人たちにもっと知ってもらいたいとも思いました。
さらに、今回のストレス?で胃が痛くなり、ちょっと弱気になって、ふと気づいてみたら…
今の大島のジオパークの取り組みをどう続けていくかを、自ら考えて行動してくれている人が、たくさんいることに改めて気づきました。そういえば、「こんなことまで、考えてくれているんだ!」と嬉しくなったことも何度もありました。
そしてジオパークを正しく理解し、熱く語ってくれる人に見とれたことも、新たに複数の人から「一緒にやろうよ」と声をかけて嬉しく思ったことも、何度もあることを思い出しました。
私は、これらの人たちの存在が、伊豆大島ジオパークが今後も持続可能であることの証拠ではないかと感じました。きっとこの人のネットワークを持続可能な仕組みにすれば良いのだと思います。
顔の見える関係で人と人とがつながりあって、“自ら動ける人”同士が、みんなで伊豆大島ジオパークを作っていけるように…。胃も腰も相変わらず痛いのですが、みんなで活動を続けます。
(カナ)