グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

海侍チームIN伊豆大島ジオパーク

2014年12月21日 | ツアー
いつも伊豆大島に通ってくれている東京・中野のダイビングスクール“海侍”さんが、1日コースのジオツアーをリクエストしてくれました。
(海侍さんのHPはこちら。http://www.umisamurai-dive.jp/index.html

生き物好きな池田ヨシキさん、ユカリさん夫妻が運営する海侍さんのツアーは、いつも和気あいあいで楽しそうです。

「きっと今日もかなり楽しいツアーになるに違いない」…そんな予感を胸に秘め(いや、口に出していたかも?)、ツアーは始まりました。

歩き始める前に、皆さん、まずこの場所で写真撮影。

「何を撮っているのかな?」と思ったら…

コレでした。

今まで素通りしていましたが、確かに『外輪山警備派出所』って、特別感あるかもです。

さあ、ヘルメットをかぶって初ジオツアーに出発です!


縄もようの溶岩を、嬉しそうに撫でる皆さん。
あまり見かけない風景です。

やっぱり、かなりスペシャルなツアーになりそうな予感(笑)。

ユカリさんの「You are King!」のかけ声で、旦那さんがこのポーズ。

なあるほど、確かにここって『王様の椅子』と言っていいほど立派かも!

旦那さんからはこの後「地球の仕組みが知れるな、火山って。」という言葉が聞かれ「同感~!」と思いました。

枯れたハチジョウイタドリの枝を「フシがあって中が空洞で、まるで竹みたいだ。」と皆で観察していた時のこと。
「小さな“かぐや姫”が入っていそう。」とユカリさん。

この言葉、痺れました~!
なんて素敵な感性!!

風が強まり寒くなってきた、火口一周コースでは…「ここに手を当てると暖をとれるよ。」と、スタッフのホリチさんが地下の洞穴に通じる穴に手をかざし…


湯気の出る斜面で砂風呂。


『原始のシダ』を見ると、みんなで写真撮影。

この状態は、生物好きのダイバーの皆さんが水中で写真を撮っている時と同じだなぁ…と思いました。

眺めの良い景色の中を歩くうちに、ランニングを始めるホリチさん。

「走りやすいよ~。」と、50mぐらい先まで2周されていました!

赤い溶岩を手に持った時は「これ、フライドチキンみたいだ。」ということになり…


ア~ン!

周囲からは「もうすぐクリスマスだからね。」という声も、あがっていました。

ゴツゴツ溶岩地帯では…


プレーリードックを、たくさん見つけました。




荒れ地に生きるオオシマザクラや、山の景色に見とれ…


カニの爪のような溶岩の前では、カニの真似!


ずいぶん長い間、この姿勢で頑張っていらっしゃいました~。

いや~、もう楽しくってたまりません。

裏砂漠ではユカリさんのアイデアで、“陰”でポーズ!


キノコが水中のウミウシのようだと盛り上がり…


樹海の中では「何だこりゃ?」という感じの、へんてこな木や…


ゴリラ?

などなど発見の連続!

これまたユカリさんのアイデアで、カメラを空に向け…


撮った写真は…

溶岩の森に集う人!
なんでこんな面白い発想が、できるのでしょう~!

最後に、外輪山の崖崩れを見に、少しだけコースを外れて寄り道した時は…

何の迷いもなく、ごくごく自然な動きで倒木を乗り越え崖の下へ。

…全員スゴイ(笑)。

溶岩を止めようとしているのでしょうか?
(ポーズの意味は聞き忘れました。笑)

この後のユカリさんの「地球はでっかいなぁ。」というつぶやきを聞いて、とても心強い仲間ができたような気がしました。

…ということで、5時間弱で歩く予定はすっかりオーバーし、約6時間ずっと笑いっぱなしでした。(この後の海も楽しかったのですが、あまりにも長いので、もう止めておきます。)

最高に楽しい1日でした!

海侍の皆さん、ありがとうございました~。

(カナ)
コメント
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