グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ジオガイド養成講座フィールド講習1日目

2019年04月14日 | 火山・ジオパーク
2日間 ジオガイド養成講座フィールド講習が行われました。

昨日は、三原山の火口と裏砂漠を回るコースを2班に分かれて歩きました。


空は青いし、風も強くないし、もう最高のお天気でした。


みんなで座学講習の時に話題になった(?)ヒサカキの花の匂いを嗅いで…


シチトウスミレ満開の坂に「ここはスミレ街道だね」と名前をつけて(笑)…


風景の中の溶岩の形をみんなで楽しみました。


33年年前の噴火で空から飛んできた“1滴の溶岩”の説明をしたら、あっと言う間に寝転んで寝心地を体感される方々がいて嬉しかったです😀


遅れていた三原山の麓の桜の開花も始まりました。

花数は少ないけれど、荒涼とした火山の風景の中で凛として立つ若い桜の姿は、とてもカッコ良いです😀

恒例のジャンプも決まっていたし…


帰り道の森から見上げた大きく育った桜の木の花も、最高に綺麗でした。


ところで、今回のフィールド実習では「どうやってわかりやすく楽しく伊豆大島ジオパークの魅力を伝えるか?」を自ら考えてもらうため、講習生がガイドをする時間を作ってありました。

「フィールド実習の時に気にかけてほしいこと」としてお伝えしたのは4つだけ。
1・一番伝えたいことは何かを明確にする
2・必ず2分以内にまとめる
3・誰にでもわかる、親しみのある言葉で伝える
4・一方的に話さず、聞き手とコミュニケーションをとる

表現の仕方は様々でしたが、絵や体験を取り入れながら、皆さん様々な工夫をされていました。


特に印象に残ったガイドは…

参加者と一緒に並んでゆっくり歩きながら“溶岩が流れる速度と音”を体感させてくれたガイド!

すごくわかりやすかったです!

火口を眼の前にして開口一番「ここで何したいですか?」と質問された時にも驚きました!

え!?
ココデナニシタイ??

あまりにも予想外の初めて聞く質問にびっくりし、それから「う〜ん、何したいんだろ?」と考えました。

ぱっかり口を開けた大きな火口…思わず「飛び込みたい!」と言ってしまったような気がしますが、もしかしたらこれは他の人の言葉で激しく同感しただけだったかもしれません(すでに記憶が曖昧に…^^;)

火口の大きさを表現するのに、東京ドームや東京タワーの絵と質問を組み合わせた方もいました。


東京ドームの大きさがイメージできない私には、とてもわかりやすかったです。


裏砂漠では「今まで見てきた景色と違うところは何ですか?」との質問の後、お子さんが描いたという絵を見せてくれた方もいました。

植物が少ない→風が強いからタネが飛ばされる→黒い砂漠のような風景が保たれる…と言う説明の際に、カツラを飛ばされた人の絵が描かれていました。帽子じゃないところが面白かったです🤣

“開いた足の間から逆さまになって裏砂漠を楽しむ”という新たな技も披露されました!!


ジオツアー の楽しみ方も表現方法も無限にあると、改めて思った1日でした。

参加されたみなさま、お疲れ様でした。
「人の力はすごい!」と感動しました。

ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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