グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

溶岩と生きる植物たち

2020年04月07日 | 植物

今日の三原山です。

新型コロナウィルスの緊急事態宣言が出された今日、観光客らしい人は1人も歩いていませんでした。

そんな中、約240年前の噴火でできた溶岩の丘へ。

最近どんどん植物が増えているような気がしていたので、実際は何がどのぐらい生えているのか見に行ってきました。

約5年前の同じ場所の写真がこちら。

上の写真と見比べていただくと、緑の葉の量が増えているのがわかると思います。

もっとも多かったのはヒサカキで、ざっくり数えたら大小合わせて13本生えていました。(写真中央下)

岩の隙間では、小さなヒサカキも成長中。

滑らかな溶岩の表面に種子が留まるのは難しいですが、ひび割れや溶岩のシワなどの小さな凹みができれば、風から守られるし枯葉が栄養を作ってくれます。

凹みには、ハチジョウイタドリの真っ赤な若葉も生えていました!

カジイチゴは6本確認。

アシタバは合計3本で、全てこの程度の大きさでした。

あれ?砂地が好きなはずのシマタヌキランも!(3個体いました)

これは誰かな?

サルトリイバラの若葉かなぁ…(細身だけれど)

シダはこれ1つでした。(ミゾシダ?)

オオシマツツジは花に見とれて数え忘れました(笑) 

他には ハチジョウイヌツゲ6個、ススキがいっぱい、などなど。

ガクアジサイも元気に伸びていました!

ちょっとした隙間に入り込み、たくましく生きる植物たち。

日当たりの悪い凹みで芽生えても、最長とともに太陽の光を求めて伸びていきます!(写真はニオイウツギ)

太陽の光をいっぱい取り入れて、栄養作らないとね〜(^_−)−☆

今日12種類の植物を観察できた小さな丘は、これからどのように変化していくのでしょうか?

また季節が変わったら、ゆっくり観察に行こうと思います😁

(かな)

コメント (2)
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