グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アメンボ(2020)

2020年04月17日 | 
水はけの良い若い火山島で暮らす私にとって、雨の後に現れる大きな水溜りはスペシャルな存在です。

海の波も大好きですが、鏡のような水面に森が写っている様は、いくら見ていても飽きません。

先日(4月14日)、あることを確認したくて山へ行った時も、大きな水鏡ができていました。

でも、いつもと違って少し水面が動いています。

「?」と思って良く見たら、アメンボが浮かんでいました。

まるで空に浮かんでいるかのようなアメンボ😃
たぶん、20匹以上いたと思います。

そしてアメンボ以外にも、水面を小さく揺らす生き物が見えてきました。

上の写真に、3匹の蜂らしきものが写っているのがわかるでしょうか?

バタバタ暴れて、水面を漂っている者。


ヒサカキの花に這い上がってくつろいでいる(?)者など様々で、これまた10匹以上いたと思います。

前日の暴風雨で水溜りに落ちてしまったのでしょうか?

「アメンボは水面に落ちた虫の体液を吸うために飛んでくる」と言われています。

ということは、暴風雨で水に落ちた昆虫がいるうちはアメンボの数が増え、餌になる虫がいなくなると何処かへ飛んで行ってしまうのでしょうか?

ギモンに思ったので昨日(2日後)に再び山へ。

大きな水溜りは2日間ですっかり水が減って、この状態になっていました。

「もう居ないだろう」と思って、よく見たら…

いました!

合計3匹!

アメンボがすぐ逃げるのでスマホで撮るのは、これが限界でしたが…

これはナミアメンボで良いのでしょうか?

そして雨も降らず風も強くないのに、またまた虫が落ちて水面で暴れていました。


ジタバタ…

2日前と同じで小型の蜂っぽいのですが、こんなに度々水面に落ちるものなのでしょうか?

小さな水溜りにも、必死に生きる生き物たちの世界があるのだなぁ…と思いました。

おまけ。

2日前に見つけた、水鏡に映ったサクラです。

昨日はもうほとんどの花が散り、水のない地面を花びらが飾っていました。


(かな)



コメント
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