グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

葉が厚くなった植物

2020年06月02日 | 植物
今日の夕方、低い角度にいる太陽の光が火山島の赤い崖を鮮やかな色に照らす頃…

海岸沿いや、近くの林(藪?)を歩いてきました。

この時期どこを歩いていても、甘い蜜の香りがふんわり漂ってきます。

特に香りが強いのが、地面に白い小花が落ちているあたり…

立ち止まって上を見上げると…

頭上の2mぐらい上に咲き誇る、ハチジョウイボタの花!


同じ種類の、低い木があったので、近づいてみました。

半分咲き終わっていたけれど、香りで幸せになれました😊💓

ガクアジサイも開花していました!

なぜ下から撮っているかというと、私の頭上1mぐらい上に花があるからです。
野生のガクアジサイは、たくましいのです😁

今が旬のドクダミの花。


夕方の光に照らされて綺麗ですねぇ❤️


海岸のサイクリングロード沿いにも白や黄色の可愛い花があちらこちらで咲いています。

(上の写真はミヤコグサとハマボッス)

そんな海岸の花の中で、目を引いたのがこちら。

白から黄色に変化するスイカズラの花が、一面に咲いていました。

「日本各地の道端や林縁などに生える」そうですが、伊豆大島では葉を厚くして海岸に進出しています。

2000年6月に初版が発行された「伊豆大島の植物」にも「海岸や林の縁に見られる」と書いてあるので、少なくても20年以上前から海岸に暮らすようになったようです。

機会があったらぜひ、道端のスイカズラの葉の厚さと海岸のものを比べてみてください。

新天地に進出し、そこで生きる力を身につけていく植物たちの、たくましさを感じられると思います😁

(かな)
コメント
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