グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

雪に魅せられて

2018年01月26日 | 今日の大島
ちょうど大雪が降った日に上京しました。
大島の港は雨だったのに、船を降りたら銀世界!



ひとり新雪を踏む贅沢な足跡。


大島に帰れたのは降ってから4日目だったので、雪がどれだけ残っているか心配でしたが、
とりあえず向かってみたら、残ってるどころではなく。


やった~!どこから行くかは少し迷いましたが、
そのまま山頂口に向かいました。


昨日の西谷のブログ記事でお客様が滑った!
と書いてあったカルデラ内の舗装道は、15㎝くらい積もっていました。
私たちはおっかなびっくり、ヨタヨタくだりました。



行けるところまで行こう!ということで、友人と進んでいると、
人間の足跡だけじゃなく、いろんな足跡が。

これは確実にキョンでしょう!ハートマーク♡
(最初はストックの刺し跡をキョンと間違えそうになりました^_^;)


よく見ると隣のハートの中には白鳥がいる!



これはどなたの足跡?まつげのようなあとがついているんです。


行く先をたどってみると、、、


藪の中に入っていきました。



キョンも多かったですが、まつげ足跡も多く、中にはこんなのもありました。

きれいな「e」! 
行こう、と思ったけどやっぱやめた、でくるっと回転して…だめだどう推理しても謎は深まる^_^;

ウサギと小人の足跡

それにしてもどなたでしょう??

他にもだれのかわからない足跡が色々ありました。
そして、藪から出てきて他の足跡と遭遇して、一通りお話ししてまた別れた、みたいな跡とか、
藪の中の、とこから飛び立てる?みたいな場所でいきなり足跡が消えていたりとか、
物語を感じさせる痕跡も色々。
カルデラの中にもいろんな生き物の生活・ドラマがあるなぁと思いました。


なんだかんだやってるうちに、溶岩流の先端まできました。


そしてまた謎が。舗装道よりも明らかに雪が溶けているのです!


アスファルトの舗装道だって結構黒いから、溶岩が黒くて熱吸収率がいいから、ではないだろう。
なんで???となっていると、友人が
「舗装道は、雪が解けてできた水が、抜けないからまた凍って氷の層になって、保冷剤状態になり上の雪を保つ。
でも溶岩は水の抜けがいいから、氷の層ができない。で太陽光と溶岩の吸収する熱でどんどん溶けていく」
という説を編み出してくれました!
その時は、もうぜったいそれ!と思ったのですが、

ジグザグ登っていくと、さっきまで雪深かったのに、折り返したとたんに雪が全くなくなって、
さっきの説に疑問が生じてしまいました。


結局私たちの中では、陽あたり、という当たり前の結論に収まりましたが、
どなたかわかる人&新説ある人は教えてください!


途中のいつも水が滴っている露頭には、奇妙なツララが色々できていました!!

時がとまった滝のよう


岩から氷の手が伸びてきて、地面にズボッ!

ほんとに指みたい


上から伸びてきたツララに捉えられて氷漬けになった新芽。
出てきて早々エライ目に遭ったね…



ツララの概念をくつがえす珍景に夢中になりすぎて、
気がついたらだいぶ陽が傾いていました。
それにここから先はまた傾斜が一段ときつくなるし、
ということで、ここで引き返すことにしました。


駐車場まで戻ると、夕陽に照らされた対岸と富士山が
鮮明に美しく見えました。


マジカルなこの時・この大自然に感謝して、思わず手を合わせました。(あい)
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