グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アホウドリ 続きの2

2020年02月19日 | 

海面から飛び立つところも見ることができました。

 

 

 

水面を蹴って助走をし風上に向かって飛び立ちます。

 

正面から見るとこんなに薄いんですよね。

 

また2羽で。

息もピッタリ。

 

お、

なんか捕まえた!

 

風を受けて海上を自由自在に飛び回ります。

 

いやーもうホント綺麗。

アホウドリ、あと1回です。

 

がんま

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強風と、早咲き桜と、落ち椿!

2020年02月18日 | ツアー

昨日の伊豆大島は、高速船が欠航になるほどの強風でした。

本当は火口〜裏砂漠を歩く予定だったお客様たちでしたが、安全を考えてなんとか歩けそうな裏砂漠ツアーに変更しました。

ジオ・ロックガーデンで楽しそうに風を切って進むお客様は「コケが大好き!」とのことで…

溶岩を覆うこのコケたちを「かわいい〜!」と絶賛されていました!

裏砂漠は気を緩めるとヨロメキそうな風だったので、支え合って記念写真!

早めに風の弱まる場所まで戻って、草陰でお茶を飲んでから風と遊びました!

お客様の風になびく髪が風の強さを物語っていますよね(笑)

昨日のツアーは20歳台から80歳台のご家族・親戚の皆さんでしたが、84歳のお母さんがしっかり歩き、「溶岩顔はめ」にもチャレンジされているのを見て感動しました。

私も見習って、歩き続けて年を重ねたいです😀

倒木だらけの樹海も歩きました。

足元のオオシマカンスゲは花粉を貯めこんだ「雄しべ」を、目いっぱい伸ばし…

アオキの実が熟し始めて、ツヤツヤ輝いていました!
(お客様の地元では、これを「ダルマの木」と呼んでいたそうです)

昨年の台風で割れてしまった岩の上から、下に向かって伸びているガクアジサイの枝(写真中央)に…

若葉が伸び始めていてトキメキました!

森のコケにも光が当たって綺麗でした。

で、大好きなコケたちと記念撮影!(笑顔が素晴らし〜💕)

ツアーが終わって港へお送りする道すがら、早咲きの桜があまりに綺麗だったので途中下車。

満開です!

木の下に入って青空を見上げるのも素敵だけれど…

なんとも言えない良い香りに包まれながら、目の前が桜の花で埋め尽くされるのが超贅沢な気分でした😀

あちらこちらで椿も満開なので、地面にたくさんの赤い花が散り、その美しさにも何度も足を止めました。

そして「泉津切り通し」の階段には、ジャストタイミングで光が当たっていました!

まるで「光の道」みたいで、神々しくすらありました😀

階段に散った赤い椿の花の風情を楽しめるのも、今の季節ならでは…

お客様と一緒に、たくさんの「今ならでは」の景色に出会えて、嬉しかったです😀

皆様、ツアーご参加ありがとうございました!

(かな)

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知らない間に

2020年02月17日 | 植物

この辺の道路工事が終わったのはもう20年ほどたったでしょうか?今回は道のお話では

無くて植樹された椿を見ていただきたいと思っています

植樹された時は花の咲いている所が私の頭と同じようなところに有ったのですが、今は見上げる程に成長しました。

 

植樹してすべての子が育ったわけでは無く枯れてしまった子も有り、新しくまた植えてもらいました。

ここは集団で植えられました。風の当たりが強いのでしょうか?(影の方が分かりやすいかも)

 

植えたばかりは動かないようにしっかり支えを付けて

 

このぐらいの太さで植えられました(それでも10年は経っていますよね)

 

今までの物はこのぐらいの太さに成って居ます。差さえもいらなくなりました

 

木を比べてみれば 小さい方は2メートルぐらい。大きい方は3メートルぐらいでしょうか?葯20年の成長は木の中でも遅いです。その分硬く密な木質になります。

 

自動車で通るといつも変わいと思える道ですが、歩いてみると木の高さがずいぶん違っているのだと思います。この道路で遊んでいた子供はすっかりおじさんに成って居ますが、人間に比べてあまり変わらない椿です。新しい細い椿も1本も枯れずに大きくなってもらいたいですね(しま)

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裏砂漠の夕景

2020年02月16日 | ツアー

昨日、20代の若い方がほとんど(全員?)の13名のお客様たちと、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

昨年私たちのツアーに参加した先輩からの勧めで大島を訪れ、ガイドをリクエストしてくださったそうです😀しかも「安全のために」とガイドを2名リクエストしてくれました😀😀

歩き始めてすぐぐらいの舗装された遊歩道脇で「溶岩だ!」の声!

ゴロンとした岩を見て「溶岩だ!」という人は時々いますが、この状態の地面を見て「溶岩」だと見抜く方は初めてだったので、嬉しくなって写真を撮りました(笑)

皆さん仲が良くて、とても楽しそうでした😀

持参したドローンを持って、先回りしようと急坂を駆けていく柳場(先頭にいるオレンジのジャケット着ている人物)を見て、次々にダッシュで追いかけていくお客様たち。

柳場、あっさり追い抜かれていました(笑)

溶岩流に飲み込まれた道路を近づいて観察する皆さん。

説明が終わって歩き始め振り向いたら、予想以上にたくさんの方たちが壁を観察しているので感動して、慌てて写真を撮りました(笑)

皆さん本当に楽しそうでした!

マグマの熱を体感したり…

噴気に向かって走る人もいました!

時々黒い雲が上空を覆い雨を心配したのですが…

雨には降られず、代わりに普段と違う幻想的な雰囲気の火口が見られました。

下山前に少しゆっくりお茶を飲んで、いざ裏砂漠へ!

ツアースタートが午後だったので、裏砂漠に着いたのは日没の40分ほど前でした。

実は「帰りがかなり暗くなるのでは?」と心配だったのですが、逆に普段と違うスペシャルな景色を見ることができました!

例えば、夕日に輝く噴気とか…

オレンジ色に染まる遠方の景色とか…

(このときは「きれい〜!」という声があちらこちらから聞かれました)

淡い色の三原山の夕焼けにも、ドキドキしました。

写真には写せなかったけれど、富士山もうっすら姿を現しました。

そして、影絵のようなジオ・ロックガーデンの溶岩たち!

メチャクチャ綺麗でした〜💕

ワンコも夕焼けに向かって、お祈りしていました。

振り返れば、パステルカラーの三原山と裏砂漠!

そして進行方向には…

不思議な形の雲(吊るし雲で良いのかな?)が3つ、ピンク色に染まっていました。

この景色も初めて見ましたが、もう一つ、今まで見たことがない不思議な光を見ました。

これ…

日没の約10分前。太陽はとっくに山の稜線の向こうに沈んでいたのに、空に向かって一筋の輝く帯が見られました。

何だろ?…なんだかわかりませんが、とても神々しい眺めでした。

皆さんと歩きながら「地球って美しいなぁ」と改めて思いました。日没ギリギリに歩くのも良いですね!(くせになりそう・笑)

楽しい時間を共に過ごしてくださった皆さんに感謝!

ありがとうございました!!

(かな)

 

 

 

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アホウドリ 続きの1

2020年02月15日 | 

アホウドリは成鳥もいました。

 

完全な成鳥から亜成鳥って感じのも。

 

2羽で連れ立って飛んでいるのを何度も見ました。

 

 

左の子、水かきの付いた足が見えます。

 

コアホウドリとの違いがわかると思います(奥がコアホウドリ)

 

 

背面が個体によって微妙に違います。

 

 

また2羽で。

 

 

 

おびただしい数のオオセグロカモメとウミネコ、セグロカモメ、ミツユビカモメ、コアホウドリの中にいてもこの白くて美しく巨大な鳥はよく目立ちました。

アホウドリ、まだ続きます。

 

がんま

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大島の空から=その⑩ 

2020年02月14日 | その他

“大島の空から”第10弾! 

波間に漂うのはカモメでしょうか?   ゆらゆら揺られて気持ち良さそうです。

 

こちらは昨日の早朝

おびただしい数の鳥達がすごい勢いで飛び交っていました。 何が起きているのか?

 

おそらくお目当てはこれ・・・

浮いた泡状のモノは鰯から出た油の様です。

岸近くに追い込まれた鰯は、きっとパニック状態だったでしょう。

自然界の厳しい掟を垣間見た気がしました。

 

しかし、鰯の大群は今日も健在です。

厚みが15m程有る群れの下に入ると周囲は真っ暗!!!

立ち昇る排気の泡で、あたかも洞窟の入り口の様にポッカリ穴が開きます。

キラキラ揺らぎながら形を変える”幻想的なブルーホール”

水中世界に居ることを忘れてしまいそうです。( 危ないですね~ 汗 )

 

最後の一枚は、本来の“大島の空から・・・“に戻り

”夕日に照らされる地層“からの三原山・・・     by GIBA

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2日間とも綺麗!

2020年02月13日 | ツアー

今日の午前中は暴風雨でツアーも来週に延期になりましたが、昨日までの2日間はよく歩きました😀

一昨日は、仲良し姉妹のお2人と三原山へ。

もうとにかくず〜っと、雪をかぶった富士山が綺麗でした💕

そして、ず〜っと青空で…

風も弱く…

爽快でした〜!

活火山らしい噴気を眺め…

「リスに見える!」と溶岩の形を楽しみながら…

火口一周達成!(神社に戻ってきました)

それからさらに、未舗装斜面を降りました。

健脚なお二人と、あれこれお話しながら楽しく歩きました😀

 

そして昨日は、とあるテレビ番組の下見の皆さんと火口〜裏砂漠〜樹海へ。

歩き始める前から「富士山がきれい!」と皆さん大絶賛!

時間が経つにつれ、見え方が変わる富士山に見とれながら歩きました。

三原山では「カレーのような溶岩(?)」を教えてもらって、カレーが食べたくなり…(笑)

なんともカラフルな溶岩を見つけました!

いつも歩いている場所なのに、或る日突然「おお!」っと思うものに気づくのは何故なのでしょう?こんなに綺麗な物なら、もっと前から目に入っていても良さそうな気がするのですけれど…(^◇^;)

火口周辺の黒い火山弾に、白い富士山のコンビが良い感じでした😀

お客様はスルドイ観察眼の持ち主だったので「なんで黒い尖った岩があるんですか?」などと、不思議な風景に先に気づいて質問してくれるので、楽しさ倍増でした💕

そして、こんな造形にも、みんなで見とれました。

ナニモノカに見えるのですが、何でしょう…?

他にも、黄色に丸い緑が点在する“いつか森になる道”の景色や…

森の木漏れ日などなど…

「綺麗!」や「面白い!」が散りばめらあれた2日間でした💓😀

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

 

(かな)

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アホウドリ

2020年02月12日 | 

今日も見に行ってきました。

場所はトーシキです(波浮港の入り口のほう) 今回はアホウドリ狙いで。

さっそく若鳥がいました。

この個体が一番近くまで来たかな。

陸地からこんなに近くにアホウドリを見るのは初めてです。

 

別個体。

 

ほぼ真っ黒でクロアシアホウドリとの識別点はクチバシの色です(クロアシアホウドリは黒)

 

クジラ(たぶんマッコウクジラ)も見えました。

(15日訂正。以前のスタッフ天野氏からの指摘でザトウクジラとのことです。そういえば噴気が真上でした)

今日はそんなに寒くもなくて見ているのも辛くなかったです(笑)

アホウドリ続きます。

 

がんま

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ちょっぴり冬、そして春!

2020年02月11日 | ツアー

ここ数日、伊豆大島では、ちょっぴり寒い冬らしい日が続いています。

一昨日は大学のサークル仲間&ひとり旅の女性と三原山へ。

女性はジオパークが面白そうだと、夜行船日帰りで来島してくれた方です😀

山にはうっすらアラレが積もり…

ヤブツバキも何となく寒そうでした。

下山の時も雪は解けず…

白黒のまだら模様の斜面を下りました。(私にとっては非日常でワクワクします😀)

かまぼこ型の額縁の中からは、雪をかぶった富士山が綺麗に見えました。

33年前の噴火でできた溶岩の上にスウッと伸びる1本の道の向こうにも、美しい富士山!

「お!人と富士山の背比べ!」と思った一瞬もありました(笑)

 

そして昨日は…

今年初めて見るツララと…

雲の上に浮かぶような富士山と…

青空を楽しみました💕

ってな感じで、三原山は冬らしい景色が続いていますが、標高50〜60mぐらいまで下ってくると、春を感じる景色に変わります。

空港脇の道路では、オオシマザクラが開花!

とある場所の河津桜も満開でした!!

一歩一歩、冬から春に近づいているのを感じる今日このごろですが…

ある場所にはまだ、晩秋の花であるイズノシマダイモンジソウが咲き残っています。

一昨日、お客様に紹介しようと見に行ったところ…

なんと、花弁に切れ込みが入った花を見つけました!

イズノシマダイモンジソウは、下の写真のように花弁に切れ込みはないのが普通なので「おお〜!」っと思いました。

周囲をよく調べたら、もっとギザギザのものも見つかりました!

こうなるともはや、同じ花とは思えません。「すごい!」とコーフンする私に「きっと新種ですよ」と励ましてくれる(?)お客様(笑)

湿った土手にひっそり咲き残る小さな花は、来年はどんな花を咲かせるのでしょうか?

お客様のおかげでまた一つ、楽しい発見ができました😀

出会いに感謝!

(かな)

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波浮水の話

2020年02月10日 | 火山・ジオパーク

1月に開催された「大島水の話」何年も前から聞きたかったもの。自分の今使っている水はどの様に作られているのか?

島に来て約40年その時代にはすでに水に不自由ことはなくなっていましたが、その水は何処からやってくるのか?

自分なりに聞いてみたり調べて見たり

 

南部の水は

南部浄水場ここで作られているそうです(何故か建物の裏側から)

 

では、その原水は?

過去には1カ所の湧水

多分ここ しかし、今は波の影響で取水が不能に成ってしまった

 

あと4カ所の井戸の内

1カ所は水質悪化で使用していない(ここはどこ?)

1カ所は滅菌処理のみで使用(ここは何処の事だろう)

2カ所は塩分濃度が高いので脱塩処理して使用しているとの事

 

“大滝”と呼ばれている所にある水道の小屋

 

差木地にある“ハマンカー”

ここは今取水が有るのでしょうか?もしかしてここが取水禁止の所か?

 

波浮港の上と下を結ぶ階段の中ほどに

多分これが塩分を含んだ水の管でしょう

以前、波浮の港に沢山の水が落ちて居た所の上部に当たるので

 

 

南部浄水場で作られた水は浄水場の上にある貯水場送られます

波浮の港や避難桟橋が見えます

 

天気の良い日は遠く千葉が見えます(見晴らしが良いのですが年々木々が生い茂っています)

 

山の途中にある機械室

 

高いところに送られた水は波浮方面と差木地に送ります。この時は高低差を使い流すだけ

流れて着いたところは

 

波浮の小高いところ、隣に波浮港の功労者平六氏のお墓が有ります

 

ここから水はやはり高低差によって私の家の蛇口から出てきます

 

去年台風時に停電によって断水になったことが有りましたが、高台に水を汲み上げる時に電気を使用するので断水になってしまったとの事。

しかし、我が家では時間差が有ったのはその為だったのかと納得

 

沢山の手によって出来上がった水 大切使わせていただきます(しま)

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