グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ジムグリを探せ!

2022年09月21日 | 哺乳類、爬虫類、他
ウミガメ保護活動をしている成瀬さんから「9月7日に「差木地」の路上でひかれていたジムグリと思われる写真」が送られてきました。(蛇が苦手な方は、今日は読まない方が良いかもしれません・笑)

ジムグリは、以前から伊豆大島に存在すると言われてはいるものの、実際に見た人は、ほとんどいない!という蛇です。
地面に潜っていることが多くて見つけにくいらしく、私は、死体の写真ですら初対面でした!

ジオガイド養成講座の動物の回の講師をしてくれた天野さんによると、過去に大島で見つかっているジムグリは全て「アカジムグリ」だそうです。

そしてアカジムグリの死体は、数年前にも成瀬さんが「差木地」という南部の地域で確認しています。島の北部にはいないのでしょうかねぇ・・・?

写真の個体は成瀬さんが土に埋めて弔ったそうですが、爬虫類研究者の方から「骨だけでもあれば、より詳しく調べられるかも…」という連絡があり、本日朝、土を掘り返して探してくれたそうですが見つからなかったとのこと。

大島のシマヘビは、みんな黒。
そして大島のジムグリは、みんな赤?
ちゃんと調べたら、面白い発見があるかもしれませんね😀

島内在住のブログ読者の方、もしジムグリと思われるヘビが道路で轢かれていたら、ぜひぜひ店にご連絡ください!(DNAを調べるのに、皮膚の一部を乾かして干物にしてもらえると良いそうです)また、生きているジムグリを見かけたら、ぜひ写真をとって日時と場所をお教えください!!

生きている「アカジムグリ」の画像はこちらです!

(かな)



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2022年アカウミガメ産卵

2022年09月20日 | 哺乳類、爬虫類、他
20年以上ウミガメの保護活動を続けている成瀬さんから、「明日、産卵巣調査をします」と連絡をもらったのは、9月14日のことでした。
私は仕事があって行けなかったのですが、貴重な記録なので、成瀬さんとジオガイドの高松さんからいただいた写真を元に報告します。

今年のウミガメの上陸は、7月21日夜の1回。

その後、毎日子ガメの足跡を調べ、6日間で29匹の自力脱出を確認したそうです。

9月15日、「地温が高過ぎて、元気な子ガメは見られないかも知れません」という条件のもとに調査開始!(以下3枚の写真は高松さん撮影)

巣穴を調べた結果、まだ10匹以上の子ガメが生きていたとのこと。

うち12匹は自力で、元気に海に出ていったそうです!

荒波にのまれ何度も陸に戻されそうな子ガメの姿は、伊豆大島ジオパークのFBページに載っているこちらの動画でご覧いただけます。

がんばれ、子ガメたち❣️

(かな)
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雨の日

2022年09月19日 | その他

昨日大島ウォーキングクラブの例会の日でした。昨日の天気覚えていますか「雨ですか?!」はい、雨でした。一日中では無くて でも、土砂降りの時は知人の車庫の中にちょうど入っておしゃべりしていました。(参加の人達の行いが良いのでしょうか)傘をさしたりしながらの歩きでした。

 まず、一番初めに向かった先は

上流部

下流部

水量が多いので見応えありこれだけ見ることが出来るなら、雨の日も悪いもんではないかと思ってしまいます。

 

メインイベントが終わったモで後はテクテク歩くだけです

でも、ちょっとツルボなんかを見つけた★

 

あれ、写真に花が入っていない ホタルブクロなんです

                肝心な花

 

この花は 中の顔を見ていただきたい

う~ん イマイチ  だな    他にもう1花

良い顔 でしょ?

 

ツリガネニンジン  花2つ

 

この子の顔は?

 

女郎蜘蛛の巣に蜂が攻撃をかけていた。ジョロウグモは雄で小型だった、雌だったら襲わねかったのかも、襲われた蜘蛛は落ちます。他の虫と違い体は糸で繋がっているので地面まで落ちることは有りません。みんなで10分以上見ていたのですが「皆さん、どちらの見方ですか。蜂?蜘蛛?」  弱肉強食 こんなところにもみることができました。続きはどうなったのでしょうか?

雨の日に傘をさして歩く人達 変な人と思われてしまうけれど!雨の日しか見れないことも有ったり(出ていても気が付かないことも沢山あるが)面白いことに出会いたいな!

 あ~ぁカメラの使い方が成ってないな!今までのブレブレは勿論明後日の方向を向いている もっとビシッとした写真を撮らなくっては!でも、コンパクトデジカメだから‥(し

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行きと帰りで変化する!

2022年09月18日 | ツアー
今日は雨が降ったり止んだりの予報でしたが、昨日ご一緒したご夫婦に長靴をお貸しして、裏砂漠に行ってました。 

歩きはじめは雨!

コケは葉っぱ全開で元気だったけれど

草&低木林の開けた場所にも、水が溜まっていました。

いつもは水はけが良い場所なのですが…。

水たまりを抜け、溶岩地帯(ジオ・ロックガーデン)が近づいてきた頃、突然雨が激しく降り始めました。

横殴りの大粒の雨です!

お客様に「草陰で雨宿りしましょうか?」と尋ねると、
「全然、大丈夫です。こういうことは滅多にできない体験だからと、ポジティブに考えるようにしているんです」との答え。
素晴らし〜💖

ススキの根に寄生するナンバンギセルが、グチャ〜っと集まって生えているのを見つけました。

こんなにたくさんのナンバンギセルに栄養吸い取られたら、ススキもたまりませんよね💦

😭byススキ

風で雲が動いて、一瞬だけ三原山の裾野が見えたりしたけれど、裏砂漠はほとんどが霧の世界!

でも風はあまり強くなかったので、砂漠の真ん中の、ちょっとした草陰でお茶を飲んだり

砂漠の真ん中で寝転んだり

(お客様からは「地球の一部になっている感じがする」という素敵な言葉が❣️)
かっこいい火山弾を愛でたりして

裏砂漠での時間を、楽しみました。

イタドリの花が華やかで

ススキと一緒に生えているのを見ると「秋だなぁ」と思います。(まだ暑いですけれど💦)


帰りは少し視界が良くなり「再生の一本道」が現れました!(行きは霧で何も見えなかった)

雨は止みましたが、水はまだ地面に残っていました。

と言うことは「あの写真」が撮れるはず!

そして、予想通り撮れました!

行きは、雨粒が水面に落ちて水鏡にならなかったのですが、雨が止んだので森の景色がキレイに映りました。

溶岩の上には、カタツムリが這っていました。

細い体を目一杯伸ばして、元気いっぱいでした!


行きには、私たちの目の前を何匹も飛び回っていたホタルガ。

最後にようやく葉に止まって、写真を撮らせてくれました。

同じ道の往復でも、景色も生きものも変化して、飽きることのない裏砂漠ツアー。
お客様と一緒に過ごした、愛おしい時間に感謝です💖

(かな)
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カラスバト

2022年09月17日 | 
火曜日の午後、なにかヒタキ類が来ていないかと探しに行って出会いました。
目的地に着いてすぐに複数羽の鳴き声が聴こえてきます。

ヒタキ類はまったく出ずコミスジやアカボシゴマダラを撮っていると突然電線にとまりました。





器用に電線の上を歩いています。


ちょっと飛んで~。


とまった先にもう1羽が飛んで来ました。

手前の1羽はすぐに飛んでいってしまいましたがもう1羽は少しのあいだ残ってくれました。

角度を変えて撮影。
金属光沢が美しい~。
このときはこの他にもう1羽の合計3羽がいました。
盛んに鳴き交わしていて恋の季節が始まったようです。

がんま
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ハナグモハンター、東京より来る!

2022年09月16日 | ツアー
今日は3名1組のお客様と、三原山に登ってきました。

青空がまぶしい晴天!

イガアザミの、針のように尖った葉に光があたって美しく

少しずつ咲き始めた花には、イチモンジセセリが蜜を吸いに来ていました。

中にはこんなに虫が集まっている花も。

人気の秘密は何かな??

すんなり出てこれずに苦労しているススキを見つけて、「カーリーヘアみたいになるかも」と話しながら歩いていたら

お客様が、梅雨時期のガクアジサイの花と、秋を彩るススキが並んでいるのを見つけてくれました。

しかも、「ちょっと苦労したススキですよ」とのこと!

なるほど! 確かに先端が少し曲がっていたので、苦労したのかも!?🤣

そして、そろそろ咲き終わりそうな、ラセイタタマアジサイの花では

お客様が3mmぐらいしかないような小さなハナグモを、次々に見つけて教えてくれました!

その数、合計4匹!(素晴らしい視力です)

この時、今日のブログの題名が決定しました(笑)

火口の上の雲がカッコよく

アシタバと火口のコラボにも見とれました。

大島ならでは、今ならではの風景なので!

遊歩道の先には富士山。

表砂漠に降りるコースの先には利島。

下山中も背後に富士山。

「三角形」が美し〜💖

表砂漠までくだったら、ちょうど外輪山に太陽が沈むところで、

虹色の光の輪と、虹色のシャボン玉を楽しめました!

外輪山の影と光に照らされた三原山のコントラストも、とてもとても綺麗でした。

最高〜💕

楽しい時間を、一緒に過ごしてくださったお客様に感謝です❣️

(かな)
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来れた時がベストシーズン

2022年09月15日 | ツアー
月曜日に大阪から日帰り(熱海に前泊)でお越しのお客様と三原山に行ってきました!
山頂はまだ雲がかかっていましたが、
なんとかあの雲が流れてくれるよう、願いを込め歩き始めました。


風が強めに吹いていたのもあって、雲がものすごいスピードで流れているのも見え、
少しずつ雲は薄くなっていき...


ついにはくっきり山頂が!


足元のスベスベの溶岩もなでなで触ってもらって嬉しそう。


もういたるところでススキが秋の気配を告げています♡




湿度が和らいできたからか、富士山も見える率が増えてきました。
「この場所から富士山がみえるから鳥居がここに建てられたの?」と聞かれるくらい
ほんとベストポジジョンにある鳥居!


火口を見たいとのご要望でしたが、
山頂まで到着し、強風ならお鉢周りはオススメしないでおこうと思いましたが、
どうやら大丈夫そう!

意気揚々と出発です!
伊豆諸島に向けて雲がかっこよく伸びています✨


でもやはり、ところどころ強風で歩けなくなるところもありました。
さらに、火口に到着すると、歓迎の風が吹き荒れ、ずっと立っているのは危険そうだったので、
しゃがんで火口を眺めました。
座っているのでロープが目の前です😌
写真だと風もない穏やかな火口ですね...!


風はずっと一定の速度ではなく、強くなったり弱くなったりを繰り返していることを
マジマジと体感しました。

あまり使い方に慣れていない風速計... 汗
しゃがんで測って最大で12m/sを表示してましたが、
立ったらもっと高い風速だったのでしょう...!


割れ目噴火の火口周辺からもモクモクと水蒸気があがっているのに初めて気づきました。
初めて遭遇したという方が正しい表現かもしれません...
写真では見えませんね😓


最後に花火のように満開の明日葉の花!
伊豆大島の名物で、有名な明日葉ですが、今は、開花が見れる貴重な季節です✨


大島のベストシーズンはいつかとよく聞かれますが、
四季折々、それぞれに見どころがあるので、
来れた時がベストシーズンです!
とお答えしてます☺️

関西には火山があまりなく、火山の跡を見るために
伊豆大島を選んでくださったお客様と一緒に歩けて嬉しかったです!
ご参加いただき、ありがとうございました。

「多種多様な魅力のある伊豆大島が大好きになりました。
今度は島の他の地区も見て回りたいです。」
という感激のご感想もいただき、
さらに歓びがこみ上げます。

たくさんの発見や出会いを導いてくれる
伊豆大島火山にあらためて感謝です❣️

(ユリカ)
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国立科学博物館企画展「WHO ARE WE」

2022年09月14日 | その他
定期的な病院受診で東京に出た際、空いた時間に駆け足で国立科学博物館の企画展を覗いてきました。

森林インストラクター東京会のメール情報で 「美術手帖」の記事を見てから、「見にいきたい!」と思っていました。

大きな剥製以外は、全て箱の中に収められていて、引き出しを開けると続きが読めるようになっているという、かつて私は見たことがない展示方法。((企画展の紹介動画はこちらから


入り口を入ってすぐの場所にあった、シンプルだけど興味をそそられる短いことば。

そして、最初の引き出しを開けると…

3億年前の親戚! なるほど、親戚なのですね〜😂

「名前の群れ」という箱の中には

「え! こんなにたくさん?」と驚かずには入られない、哺乳類の名前を書いた名札、名札、名札!

でも、他の生きもの(植物や昆虫など)に比べると、哺乳類の種類がいかに少ないかを、「丸」の大きさで実感できる引き出しもありました!


「ひとつとして同じものがない角!?」と思った後に

一生はえ続ける牛の角と、1年で抜け替わる鹿の角の違いの説明が引き出しに。

「本当に、ずいぶん違うんだな」と納得しました。

部分をクローズアップした画像で、細部をよく見ることの面白さを実感した後には

毛の構造の展示があって、

「なるほど! だから白熊は寒い場所で生きられるんだ!」と感動しました。

シマシマのデザインを、楽しんだ後は

「シマウマは、なぜシマシマなのか?」という問いへ。

「諸説あるが、正解はシマウマにしかわからない」という説明が面白く

「諸説」の内容も、わかりやすく紹介されていました。

たんなるネズミとモグラの剥製の展示ではなく

生きものに対して尊敬の気持ちが湧いてくるメッセージ!


他にも「あげるともらう」、「どこかで関係」、「ずば抜ける」、「なぜだろう。わからない。だから考える。だからおもしろい」などの言葉と、わかりやすく身近に感じる説明で、気がついたらあっという間に1時間が経っていました。

そして最後のメッセージ…「WHO ARE WE」より剥製の大切さの方が印象強かったけれど、全体がとても面白かったです。

いっぱいありすぎて、内容の一部しか紹介できないのが残念です😢

最後にチラシ文章の紹介です。

展示期間が残り少ないですが、可能な方はぜひ見に行っていただきたいです❣️

(かな)
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木漏れ日の形

2022年09月13日 | 植物
良く晴れて、美しい太陽の光が降り注ぐ日は、「木漏れ日の形」が楽しめます。

先日、ほぼ同じ種類の樹高5〜6mの木が太陽の光を独占していて、「こもれびトンネル」と命名されている森を歩いていた時のこと。

地面の上の木漏れ日を「キレイだなぁ」と思って眺めていたら…あれ?

ハートが2つも、見つかりました!

なんだか、すごく幸せな気分になりました〜💖

別の日には、樹高20mぐらいになるスダジイの木の下に、低い木がいろいろ生えている場所で、ハートを探してみましたが

ハートは見つからず、それよりももっと複雑な模様が、色々見つかりました。

「違う種類の植物の葉が、何重にも重なっているからかな?」と思って観察していたら、
椿の花に見える形が!(え?椿に見えませんか?笑)


そして…
おお〜! こ、これは…!

火口一周コースにある「スターウォーズに出てくる白い悪役に見える石」と、そっくりではないですか!!

なんだか偶然、”親しい友人”に出会った気分でした(笑)
荒々しい火山風景の中と、木漏れ日の森の中の両方に、同じような形が見つかって面白かったです😁

(かな)
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ハマカンゾウ

2022年09月12日 | 植物

先日教えてもらったこと。

『ハマカンゾウが咲いているよ!』

7月に花が咲いていて、みんなで花の状況を記録しました

8月に見たた時は花がすっかり終わっていてピーマンの様な鞘が付いていました。(何で写真が無いのだろう)

9月の今はその鞘も充実して中の種は半分ぐらい落ちてしまっていました(作業するのがおそすぎたのですね)。  それなのになぜ花が咲いているの?

早速、見に行かねば 見事に咲いていました

(場所が知られないようにタイトなアングルで撮りました)いけずしてごめんな

月日が戻って来たようです。

 

7・9月は海辺の花園・再生プロジェクトのプログラムで今回は種を採りに行きそれを有志で蒔き苗を育てる と言うこと。我が家でも種をまきました。

この種いつ芽が出るでしょうか? つづく   (しま)

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