グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

2022年9月初旬の「!」と「?」

2022年09月11日 | ツアー
今日は、気象関係の仕事をされているお父さん&大学で地学を学ぶ予定の息子さんと、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

歩きはじめは、山に雲がかかって見えなかったので、足元の溶岩を、ゆっくり観察しながら歩きました。

粘り気の少ない溶岩の形状も、じっくり観察!

なんと❤️型の凹みも見つかりました!


山の上についたら霧が晴れてきたので、火口を一周しようかと迷いましたが、ビュ〜という強風に、無理はせず近い方の火口展望所へ。

火口の上にはうっすら雲がかかっていましたが、雲が風で流れると噴気が立ち上っているのが見えました。

しかも私たちの目の前で、出る量や場所がどんどん増えていきました。
常に変化する風景は、本当に面白いです。

火口一周をやめた分、裏砂漠でゆっくり時間をとりました。

久しぶりにやや遠くまで足をのばしたら、大雨が比較的平らだった地面を1mぐらい深く削ったらしく、地下にあった地層が表面に出てきていました!

「新たなキラキラ」も、あちらこちらにたくさん、現れていました!

キレイ〜💖

このあと、いつもの如く強風を避けて草陰で休憩したのですが、気象の専門家であるお父さんが「草丈の10倍位の距離まで風の影響が弱まるんですよ」と教えてくれ

実際に離れて見せてくれました。
(へ〜!、こんど風速計を持っていって調べてみなければ!)

9月初旬らしい風景とも、たくさん出会いました。
気の早いイガアザミ の花に、やってきたイチモンジセセリ。

「蜜吸っているところは初めて見た!」というお父さんの言葉を聞いて、嬉しくなりました😊
(カワイイですから〜💖)

あちらこちらでアシタバも花盛りでしたが、特に「溶岩トンネルとアシタバ」のコラボは、嬉しくて写真を撮りました😁


裏砂漠の広大な大地の上に、ハチジョウイタドリの花が咲き誇る様が、見事でした。

1年のうちで一番、裏砂漠が華やかな時期だと思います💖

赤と白のカラーバリエーションもカワイかった〜😁

蔓植物のセンニンソウは、ますます華やかになり

ススキの根から栄養を吸い取るナンバンギセルが、何本も生えている風景を見たときは、

「ススキ大変だなぁ」と、チョッピリ同情しました(笑)

とても驚いたのは「キョンに食べられて、ほとんど姿を見なくなった」と思っていたシュスランが、何本も見つかったことです。

単なる食べ残し? キョンの食草のバリエーションが増えた?? キョンの数が減った???

森の出口のオオモミジが、美しく色づいていました。

「おお! 紅葉!!」と喜んだのですが、考えてみたら今日も最高気温は28度。まだまだ紅葉シーズンではないはず…
「何か調子が悪いのかな?」と思いながら、鮮やかな赤色に見とれました。


歩くたびに見つかる「!」と「?」
フィールドは本当に、面白いです!

ということで、今日も幸せな一日でした😁
「!」と「?」を一緒に楽しんでくださった皆様、ありがとうございました!!

(かな)
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なんか困ってるみたいだったので

2022年09月10日 | 
昨日の朝のことです。
パート先の建物の入り口でセグロアシナガバチがウロウロしていました。

見ていると飛び立つ様子もなく同じ場所を行ったり来たり。
どうしたの?

出入りする人に踏み潰されたらいやなので救出することにしました。
おいで~。

なんてイイコちゃん!

近くのアカメガシワに移しました。

このあとは時間がなくて見ていられなかったけど無事にみんなのところへ帰ってるといいなぁ。

*メスのハチ類を手乗りにする場合は自己責任でお願いします。
*私はたまたま刺されなかっただけです。

がんま

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なんちゃって俳句と対話型鑑賞

2022年09月09日 | ツアー
以前、元・日本ジオパーク委員会委員長の尾池先生率いる氷室俳句会の皆さんが、伊豆大島で行った吟行ツアーを案内したことをきっかけに、氷室俳句会に入りました。(その時の私のブログはこちら

「日々の暮らしの中に、句を詠む”心のゆとり”は持つべきかも!」と思って入ったのですが、実際は全くの幽霊会員で、ついに今は月刊誌「氷室」を読むだけ会員に😅

でも9月5日のツアーに参加してくださったお客様が、「氷室俳句会会員」だということで句の話になり、久しぶりに詠んでみました。
思ったことを、ただ「5・7・5」に当てはめただけのナンチャッテ俳句ですが、開き直って公開します(笑)

(1)臭木花 ピーナツバターの 香りかな

アメリカ在住では「peanuts butte tree」と言われ人気だと、お客様に伺って、アメリカと日本の食文化の違いを「面白いなぁ」と思いました。

(2)野ぶどうの 色とりどりに 理由あり

「人が果物として食べるブドウは、ウィルスにより変色することがあるらしい」と教えてもらい、「では野生のノブドウはどうか?」と調べていくうちに、ノブドウの果実の色には、虫の寄生が影響しているかもしれないと言われていることがわかりました。かなり気合を入れて調べている方のページ(こちらです)もあり、「綺麗〜」ではなく、「なぜ?」と思うと世界が広がるなぁ〜と思いました。

(3)おろし金 スコリアに立て 夏の海

海岸に生えているラセイタソウの葉がザラザラで、「おろし金みたい」とお客様がおっしゃったので、「確かに!」と実感しました。(「スコリア」は、普通の人はほとんど知らない火山の専門用語ですが、ジオパーク巡りをされている氷室俳句会の皆さんは、楽しそうに使われていました)

ところで、句会に入られているお客様、福のり子さんは「対話型鑑賞」を日本に紹介された方でした。尾池先生が学長を務められていた京都芸術大学の教授でもあります。

私は、今回初めて「対話型鑑賞」を知ったのですが、これは「アートを見て感じたことや、どうしてそう考えたのか?などを、一緒に見ている人同士で話し合い新たな価値に気づいていく」という鑑賞方法なのだそうです。(詳しく知りたい方はアート・コミュニケーション研究センターのHPをご覧ください)

趣旨を同じくする別団体のHPページでは「見る人それぞれの感覚を重視し意見を交換し、他者の考えを理解し受け止めるなかで、正解が一つではない問いに対する様々な意見にふれることが出来る」という説明文もあり、感動しました。

「正解がひとつではない問い」というのは、私自身もツアーで出会う様々な風景や生きものたちの姿から、投げかけられているように感じるからです。そして、ツアーはお客様と一緒に、自然からの問いかけ(不思議)を楽しむ旅なのではないか?と感じていたからかもしれません。
なんだか一人で心の中で思っていたものが、形となって目の前に現れたような気がしました😂

そして福さんを連れてきてくださった坂本さん夫妻も、ずっと博物館などの展示のあり方の提案などを通して「伝える」ことに真摯に取り組まれてきたプロの方たちでした。
旦那様は、葛西臨海水族園の元・園長(葛西水族園の展示はとても楽しいです)奥様は「ハンズオンは楽しい-見て、さわって、遊べるこどもの博物館」という本の著者、染川香澄さんです!

皆さんと会話し、発見し、一緒に景色を眺めたこの日のツアーは、大切な何かが心に残る忘れられない時間となりました。

出会いに心から感謝です。

(かな)
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牛乳せんべいがもっと好きになるツアー!

2022年09月08日 | 歴史・文化
8.30に伊豆大島ジオパーク認定ブランド伝え隊の小林祐介さんが企画した
「牛乳せんべい歴史謎!ツアー」に参加してきました!





2日間に渡って行われたツアーの2日目のみの参加でしたが、
牛乳せんべいについて、新しい発見がたくさんありました✨

案内人の小林さんは昨年度まで小学校の先生で、3月に退職され
この4月から地域をベースにして活動されています。
以前より構想を伺っていて、
「参加者とつくるツアー、普通のツアーではないツアー」とあり、
どんなツアーか楽しみにしていました!

まずは、牛乳せんべい工場をFeel度Walk ♪


評価を気にせず、感じることをそのままに、まずは自分が受け止めるのは
大人も子どもも大切なことだなぁと、あらためて実感しました。

初めて訪れる牛乳せんべい工場。
どんなところなんでしょう。ワクワク。
かわいい外観です。

大島では、4箇所で牛乳せんべいが製造されていますが、
今回訪れたのは、えびす屋土産店さんの工場です。

中に入るとポップなターコイズブルーの壁一面の中に
黙々と牛乳せんべいを焼いている女性が!
もわーと暑い中にも甘い香りが漂っています。


えびす屋3代目、元ミス大島の津崎ほたるさん✨




1枚1枚丁寧に焼いています。
型、ひとつひとつにクセがあるそうで、
それぞれの特徴に合わせて焼き加減などを調整しているそうです!

66年間、代々ずっと使われている焼き機とほたるちゃん。
なんともステキな組み合わせです。

朝、自身でぶらっとハウス横の牛乳工場に大島牛乳をもらいに行くそうです。
大島牛乳も搾りたてでフレッシュですが、牛乳せんべいもフレッシュでした!

できたての牛乳せんべいを試食させてもらいました!

もらったときはまだ生地が柔らかくてアツアツ!
素手で平気な顔をして扱っている職人のほたるちゃんに圧巻です✨

焼くのがひと段落したところで、みんなからほたるちゃんへ質問。
前日にみんなで考えていた質問をひとりずつ、順番で聞きました。
わたしも、次から次へと聞きたいことが、盛りだくさん!
みんなの質問やその回答も聞けて、
「なるほどー」「へー!」と思ったことがいっぱいでした。


集会場に帰って、振り返りがあり、
みんなで「メタメタマップ」を作成しました。

久しぶりにこういう感じで書きましたが、
頭の中が整理され、また、みんなが何が印象に残ったのか
見える化できてよかったです!

最後にみんなで残った問いを考えよう!ということで、
「どうやって牛が海水を運んだの?」
と、江戸時代に年貢として塩を納めていた時代、
重労働であった海水運びを牛が担っていたという話から
小学生から出た問いをみんなで考えました。

想像を巡らせるということが趣旨の中、
大人はあれこれ、いろんな知識が思い込みがジャマをしてしまうものなんだと
ヒシヒシと実感しました😓

低学年の子たちも参加していた今回のツアー。
若き参加者の発想の柔軟性が発揮される充実した学びのツアーでした。

知らなかった牛乳せんべいのことを知るきっかけにもなり
牛乳せんべいがもっと好きになりました!

企画していただき、ありがとうございました❗️

(ユリカ)
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2022年夏の「おお!」

2022年09月07日 | ツアー
昨日「ジオパークを学びたい」と日帰りでいらしたお二人と、歩いてきました。
お客様は1951年噴火の3年後に、いらしたことがあるとのこと。

たぶん看板の風景をご覧になっていたはず…なので、指差していただきました😊

5時間半のツアー中に「おお!」と思った風景を、簡単に紹介します。

まずは、大好物のクルクル(笑)

枯れ葉を捕まえているのが面白かったです😊

お客様が見つけてくれた「パホイホイ溶岩とナンバンギセル」のコラボ😊

溶岩のわずかな隙間にススキが生え、ススキの根から養分をもらっているナンバンギセルが生えているのが「おお!」と思った理由です😊
「チャンスがあれば生きるぞ〜!」って言う、ナンバンギセルの声が聞こえたような?(笑)

遊歩道を歩いていた美しいイモムシ!(ツマグロヒョウモン幼虫)

赤と黒の色使いがカッコイイ!💖

溶岩流の上は、ハチジョウイタドリの花が最盛期を迎え、お花畑と化していました❣️

濃いピンクの花から

クリーム色の花まで、どれも綺麗💖

ひっそり生えている小さなものもかわいいし

1986年溶岩の上で、いっぱい時間を取って観察しました😊


道路の上で、私の足元を歩いていたカニのようなクモ(アズチグモ)

本当は花や葉の影に隠れて獲物を狙うクモが道路の上を歩いているのは、初めて見ました。

踏まれないように避難させようとする私に「大丈夫、(人が通らないから)踏まれませんよ」と、お客様が声をかけてくれました😊

海の向こうには「雨の雲」が見えました。

「あそこでは激しい雨が降っているのでしょうね」と言い合いながら、景色を眺めました。


そして、海に流れ込んだ溶岩と海!

台風のウネリが岩に当たり砕ける場所に、ウミウがいました。

羽をパタパタさせて乾かしても、すぐにしぶきで濡れてしまうのか、何度もパタパタ〜!

そして、キラキラの中に浮かぶ岩に移動!

2022年夏の、火山の島の風景を、みんなで楽しみました😊
ツアーにご参加いただいた皆様に感謝😊

(かな)
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クサギはピーナッツバター?

2022年09月06日 | ツアー
昨日、過去2回ツアーに参加してくださっているSさんご夫妻(展示のプロの方たち)が、海外在住のお友達を誘って来島、ツアーに参加してくれました。

スタート時は、雲で山が見えませんでしたが

遊歩道にできた「水鏡」で遊んだり

のんびり溶岩を観察したり

今まさに花開こうとしているイガアザミの造形に見惚れたりしながら

1986年溶岩流の上へ!

溶岩の上はハチジョウイタドリの花が満開!

なんと、センニンソウの花まで咲いていました!1

この場所で、この花の写真を撮るのは、初めてのような気がします。

新しい植物が、どんどん溶岩の上に入ってくるなぁ〜と思いました。

そしてこのあと、火口〜裏砂漠を回るチームと、のんびり歩いて帰ってほかを回るチームに分かれました。

いっぱい歩くチームは、会話が全て英語だったので、大島で英語を教えている田中が担当!
この時点で既に、めちゃめちゃ会話が弾んでいました❣️

カワイイ花も咲かせているクサギを見て、「アメリカではピーナツバターの香りがするので人気」と、アメリカ在住のFさんが教えてくれました。

少し豆っぽい甘い感じの香りを、日本では「くさい」と感じ、アメリカでは皆が大好物のピーナッツバターの良い香りに例えられるというのが、とても興味深かったです。(以後、満開のこの花を見ると、ピーナッツバターにしか見えなくなりました・笑)

久しぶりに、足元の小さな花も、観察しました。
ようやく名前を思い出したフシグロ。

可愛いピンク色のオオフタバムグラ。

どちらも数mmの小さな花たちでカワイカッタです😊
まるでお菓子のような色使いのノブドウの実も見つけてもらいました。

これも、かわいい〜!
そして美味しそう!(笑)

午後は海を見に行きました。

海面には台風のウネリでできる白い泡が、たくさん浮かんでいました。

ところで、クサギとピーナッツバターのことを教えてくれたFさんは、著名な美術教育研究科です。

そのFさんが、「スマホを貸してもらえませんか?」とおっしゃって、私のスマホで撮影したのがこの風景です。

私にとっては日常の風景だったので、「この景色の中のどこに、心惹かれるものがあったのだろう?」と、普段見慣れた景色を、改めて見つめなおしました。
目の前の景色は同じでも、「見え方」は人それぞれなのだ…と感じました。(これは不思議な感覚でした)

様々な会話や発見が心に残る、素敵な時間を過ごさせていただきました。
皆様、ありがとうございました!!

(かな)
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巡検に参加して

2022年09月05日 | 火山・ジオパーク

先日地学学会の巡検が行われて島の私達も参加させて頂きました。

 

碁石浜は島の北部で崖下にあるので数回しか訪れたことの無い所です

 

 

 

温泉ホテルの露頭では白い鍵層に注目。しかし、随分見えなく成ってきたし地中に見えていた葉の痕跡も消えていました

 

筆島

 

龍の口    此処もあまり来ない所(足元が大変でした)

 

新島噴火の白い噴石物が入っている地層

 

山に来たが霧 せっかく来たのだから山を見せたかったな

 

 

土石災害のその後

 

午後 この巡検最後の場所 メモリアル公園 良い天気に成りました(今山だったら!)

 

2日に渡り巡検が行われた。上記の他にも行きました。 お馴染みの所も有ったが講師の方が違うので考え方が少し違うのか見方が違うのか。

同じ現象なのだけれど山の上で見えたり崖の下だったりと面白いと思った。

暫く行かなかった所が変化していたことに驚いた。崖は崩れるし木々は茂って日々おなじかと思っていると少しずつ変化している。

私も良い方に変化するよう努力しねくては!(しま)

 

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キセルガイに始まり、キセルガイで終わる。

2022年09月04日 | ツアー
昨日は、2組5名のお客様と三原山に登ってきました。

1組は、大島の特産品の販売を支援してくださっている会社の方々で、初来島。
もう1組は、10年前に丸2日間ツアーに参加してくれたのに、霧で火口が見られなかったご夫婦のリベンジツアー。

そう、リベンジなのですが…

山は濃霧で何も見えません😅
みんなで、霧が晴れることを念じながらスタートしました。

歩き始めてすぐにお客様が、ビックリするものを見つけてくれました!

綺麗な緑色のキセルガイが這っていたのです!!
時々、苔がついて汚い感じになっているキセルガイは見かけますが、ここまで綺麗な色のものは初めてでした。それに…

殻が「笑顔」になっていたのですよ〜🤣🤣

そして、霧で見えない景色を補うかのように、四季折々の花が咲いていました。
(1)春の終わりの花。
ガクアジサイ


ハチジョウイヌツゲ


(2)真夏の花。
ラセイタタマアジサイ

お客様は「打ち上げ花火のようだ」とおっしゃっていました。

左下の丸いのが、空に打ち上がってだんだん開いていく花火の様子に似ているとのこと。(なるほど〜納得です)

(3)夏の終わりの花。
ナンバンギセル

まるでお花畑のように、あちらこちらで咲いていました!

ハチジョウイタドリ

溶岩の上が一番華やかな季節だと思います!

アシタバ

ちょっと変わった蕾の出方を、みんなで観察しました😊

(4)秋の花
イガアザミ

あちらこちらで、咲き始めていました。

と、あれこれ近くの花を楽しみながら山を登り、火口一周コースに着きましたが、まだかなりな濃霧でした

みなさん「これはこれで良いかも」とおっしゃるほど、雰囲気がある風景でした。(コノミチハ、ドンナセカイニ、ツヅイテイル?)

火口西展望所に到着しました。

ここでお茶を飲みながら、火口が見えるのを待つ作戦です。
しかし、さっぱり火口が見えないので、目の前のアシタバの花とアシタバ茶を並べて写真を撮ってみました(笑)

晴れていれば、白い所に火口が見える構図なんです〜💦

思わせぶりな青空が、一瞬出現!

そして、アッという間に再び霧!(^^;;

潔く諦めて(?)、表砂漠に向けて下山しました。

大雨のせいか、火山灰の斜面には、何本も溝ができていました。

下山終了。ここで再び一瞬の青空が現れ、景色に見とれましたが…

すぐにまた 霧の世界に!(笑)

でも動き回る霧の演出は、なかなか素敵でした。(何より涼しかったし😊)

そして、ツアーの締めはこれで!

たくさん足元に転がっていた、キセルガイの殻(中身なし)です。
キセルガイに始まり、キセルガイで終わった半日ツアーでした(笑)

皆様、楽しい時間の共有をありがとうございました!
そして、晴れた日にぜひ、リベンジにお越しください〜😊

(かな)
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アカスジカメムシ

2022年09月03日 | 
もうとっくにUPされてるかと思ったら成虫はまだだったのでご紹介します。
海岸沿いのボタンボウフウに毎年発生します(昨日撮影)

ひとつの株にたくさん!
5齢幼虫と成虫が混じってます。

これは5齢幼虫さん。




右の3匹は成虫さん。

あれー?
アカスジカメムシの成虫ってこんなにボンヤリした赤だっけ?

と思って他のボタンボウフウを探すと

いました!
より赤い個体です。
成虫になって時間が経つと赤色が濃くなるのでしょうか?
しばらくしたらまた見に行ってみたいです(忘れなかったら 笑)

がんま

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宝探し、楽しみましょう〜💖

2022年09月02日 | ツアー
昨日、静岡大学の山本隆太氏が、ドイツの地理学の研究者Thomas Hoffmann氏と来島、ガイドをリクエストしてくれました。(山本氏は、一時期、日本ジオパークネットワーク事務局でもお仕事をされていました)

「限られた時間の中でどこを案内しよう?」と考えたのですが、結局決められず…💦
当日、2人に提案、相談しながら決めることになりました。

山は雲がかかって、伊豆大島火山の特徴的な景色は見ることができなかったので、
その代わりに、黒い溶岩が流れた海岸や…

噴火でできた赤い丘に立ち寄り、火山島の風景の中を散策しました。

あれこれお話ししながら回ったので、すっかり写真をとるのも忘れてしまったのですが、「Thomasさんが興味を持たれた伊豆大島の風景」を少しだけ紹介します。

まずはこれ。

道路に干してあった天草です😊
この後、とある食堂で寒天デザートを食したのですが「全然味がない!」と少し驚かれていました。(そう言われてみれば味はないかも…私には独特の歯応えが美味しく感じるのですが…)

スダジイの森が、道路の橋の上から見ることができる風景も、写真を撮られていました。(この写真は、改めて今日撮りました)

「トロピカル!」という感想を聞いて、冬の寒さを知っている身としては少し驚きましたが、確かに濃い緑の葉が隙間なくモコモコ生えている風景は熱帯のように見えるのかもしれません(と同時に、見たことのないドイツの風景を思い浮かべました)

「素潜り漁」のための稚貝を育てている「栽培漁業センター」にも、関心を持たれていました。

お二人とも人文地理(人間と大地の関わりを研究する学問)の研究者の方なので、「地元の産業」や「砂防ダム」などの防災施設も、興味を持って観察されていました。

そして、噴火を繰り返す火山ならではの風景、「地層大切断面」は、もちろん必須訪問箇所!

「フォークが刺してあるバウンムクーヘン」がキュートな、バス停も紹介。

そういえば、バウムクーヘンはドイツのお菓子でしたね😊

実はこの場所に来る前、Thomasさんから「伊豆大島の宝物はなんだ?」と聞かれ、「島ならではの、人の暮らしも、生きものも、みんな宝物だけれど、それをみんなでジオパークの活動で探し続けている」というような会話をしました。(たぶんそのつもり・笑)

Thomasさんから、「できたら塩工場を見たい」と言われたので、地層大切断面前の道路から見下ろせる塩工場(海の精)を見て、その歴史をごくごく簡単に説明したところ、「それは、大島の宝ではないか?」と言われました。
同感です!(海の精さんのHPはこちら
で、この後、塩を買いに行きました😊

とても蒸し暑い1日でしたが、一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。
ガイドリクエスト、ありがとうございました!

そして「何が宝だ?」の質問への答えは、これからもそこに住む人が、みんなで探し続けていくのだろうと思います。
台風や噴火や地震を生き抜きながら、探し続けて行けたら良いなぁ〜と思います😊

(かな)
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