伊豆半島ジオパークの皆さんの研修ツアー2日目は、バスで島の外周へ。
最初に立ち寄ったのは、筆島とカキハラでした。

マグマと水が接した時に起こる爆発的な噴火が作った景色。
伊豆半島も同じように海と接する火山でできた大地なのですが、ネットで調べても、なぜかこういう風景は見つかりません。
伊豆大島火山が若いから、波に削られずに残っているのでしょうか??
ジオガイドの皆さんは探究心のカタマリなので、私が普段気に留めていないものにも気づいて観察されていました。
たとえば小さな祠にも

「これは〇〇岩だ!」と、近づいて

粒の状態を観察されていました😊
土手に生えている植物の根の、白くて丸い粒にも注目されていました。

以前も見たことがある気がしますが、何でしょう?
粒を割ってみたら、まるで茹で卵みたいでした!

ネットで調べたら「白絹病」の菌が一番似ていましたが、正解はわかりません〜💦
続いて、かつての火口が港になった波浮港へ。

小説「伊豆の踊子」に出てくる踊り子の出身地だし、港を作る工事の時には伊豆からも手伝いの人が来てくれていたらしいので、“つながり”を探して、少しゆっくり町を歩きました。
波浮港が繁栄していた頃の網元さんの家(甚の丸邸)の石垣を見て、「これは良い方の伊豆石だ!」と皆さん。

何でも、良い石と、あまり良くない石があるとのこと。
良い伊豆石が使われていることを知って、この家の持ち主の“こだわり”を感じました😊
続いて、なまこ壁を見て、「上はちゃんとしているけれど、この部分は斜めになっている」と観察。(伊豆半島の松崎町は、なまこ壁で有名です)

確かに四角の形が微妙かも…?

(ちなみに私、なまこ壁のでき方を、マジマジ見たのは初めてかもしれません・笑)
そして皆さんが一番驚かれていたのは、「伊豆半島から見える伊豆諸島と並び方が違う!」ということでした。

確かに、いつも見ている島の並びが違って見えるって、まるでマジックみたいですよね!
(実は私も、ブログを書きながら「伊豆半島から見える伊豆諸島」で調べて、島の並び方の違いにビックリしました・笑)
地層大切断面は、みなさんと一緒に鑑賞しながらゆっくり歩きました。

「(下田の)爪木崎から、いつもこの地層を見ていますよ」とおっしゃる方もいて、これまた「へ〜〜〜!!!」っと思いました😊

私も伊豆半島から、地層大切断面を見てみたいです😊
火山博物館では、ジオパーク関係者手作りのガチャポンで、バッジをゲットされている方も!

あ、もちろん見学も真面目にしましたよ😊
何回も来館されている方も、いました。
続いて都立大島高校農林科の椿園へ。
ちょうど、開校記念日で学校は休校中でした。
ジオガイド2期生でもある同校の金子先生が、「案内しましょう」と申し出てくれ

旬の花、花の楽しみ方、花の生態など、短い時間の中で的確に、わかりやす〜く話してくれました。

皆さんからは「愛のある人の話は面白い!」「楽しかった!!」「また来たい!!」の声が次々に!

気づいたら、男性陣も、熱心に花を撮影していました。

美し〜💖
で、大感動のみなさんから「写真を撮ろう!」という声が上がりました。

金子先生、ありがとうございました❣️
最後は赤禿で伊豆半島を見ながらツアーを締めくくる…つもりでしたが、時間切れで鑑賞する時間が足りなかったのが残念でした😅

でも、みなさんの協力で、楽しそうな(?)写真が撮れました〜。
「へ〜!!」がいっぱいだった2日間。皆様、ありがとうございました!!
(かな)