閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

セイタカアワダチソウと蝶 (1)

2010-11-05 | 昆虫
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)に集まっていた他の蝶もいくつか載せておこう。昨日載せたコスモスに留まっていたツマグロヒョウモンは雌だったが、これはツマグロヒョウモ(褄黒豹紋蝶)の雄だ。ツマグロヒョウモンは雄の方が翅の柄模様は地味だが、モンシロチョウなどに比べれば、名前のとおり豹のような斑点模様がよく目立つ。偶然、蜂か虻のような虫が飛んでいくのが写っていた。人には殆ど好かれないセイタカアワダチソウも、近くでよく見れば綺麗な花を咲かせるので、虫にはけっこう人気がある。




翅の表の模様はツマグロヒョウモンに似ているが、これは前翅の角が尖っているキタテハ(黄立羽蝶)だ。雌も雄も同じ模様の筈なので、雌雄は判らない。翅の裏側は褐色で地味な柄模様なので、枯れ葉や落ち葉に留まっていると判らないよう保護色になっている。昔はかなり多く見掛けたと思うが、最近は希にしか見ないようだ。







よく見掛けるキチョウ(黄蝶)だ。モンキチョウ(紋黄蝶)とよく似ているが、後翅に黒い縁取りの白い紋があるモンキチョウよりやや小さい。雄は雌よりも黄色が濃く、雌は黄色がやや淡いそうだが、見分けはつきにくい。





コメント