クマバチ
2011-08-31 | 昆虫
よく見掛けるクマバチ(熊蜂)だが、胸の部分が黄色いので、正確にはキムネクマバチと言うそうだ。躰が大きくて怖い顔をしているので、獰猛な蜂のイメージがあるが、性質は温和しく、彼らの巣穴に手を出したり虐めたりしない限りは滅多に人を攻撃することはない。それも毒針を持っているのは雌だけで、そもそも雄には針がないから刺さないらしい。クマバチの餌はもっぱら花粉や蜜だけで、躰に似合わず“肉食系”ではない。体長が2cmくらいもあるのに翅は比較的小さく、あんな大きな躰でよく俊敏に飛び回ることができるものだと感心する。