閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

サンシュユ (1)

2014-03-20 | 樹木・花木
昨日載せたウグイスカグラの近くに植えてあったサンシュユの花だ。サンシュユは中国と朝鮮半島の原産で、江戸時代に薬用として日本に入ってきたらしいが、ヤマグミという別名があるように、中国名では「山茱萸」と書き、その音読みからサンシュユという名前になったそうだ。線香花火を連想させるような小さな花で、秋には美味しそうな赤い実が生る。熟した実は甘くて美味しそうに見えるが、有毒ではないから食べられない訳ではないものの、聞くところによれば、いくつも食べたくなるほど美味しくはないそうだ。そういえば、冬になっても枝にたくさんの実が付いているのを見かけるから、小鳥も不味くてあまり食べないのであろう。サンシュユにとってみれば、小鳥が食べてくれないようでは種子を遠くに運んでもらえないと思うのだが…。










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