閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

マメイタイセキグモ

2020-08-11 | 蜘蛛
ブログにアップするのが遅くなってしまったが、先月22日にマメイタイセキグモという滅多にお目にかかれないという珍しい蜘蛛を見つけた。ススキの葉裏にいたのを偶然にも見つけ、撮った写真を拡大して蜘蛛だと分かったが、最初は小さなゴミか、もしかしたらトリノフンダマシかもしれないと思ったほどだ。大きさは3㎜くらいだろうか。今月初めに再び訪れ、蜘蛛の掲示板に写真を投稿して名前を問い合わせたら、マメイタイセキグモとの回答だった。図鑑やネットで調べたら、蜘蛛に詳しい人でもなかなか出会えない希少種で、愛知県では豊田市や日進市、岡崎市でしか見つかっていない絶滅危惧種だという。「マメイタ」というのは背中のイボイボ模様が“豆板”という駄菓子に似ており、発見者の井関さんの名前に因んでこの名が付けられたそうだ。粘球の付いた糸を投げ縄のように飛ばして餌を獲るという信じられないような特殊能力の持ち主だという。






前脚の間から覗いている小さな眼が写っている手前側が頭(顔)だ。




この画像はフラッシュを点灯させて撮ったためかもしれないが、蜘蛛の色がやや黒っぽく見える。もしかしたら別個体なのかもしれない。
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