通りがかった道端の畑に菜の花が咲いていた。渥美半島や知多半島の暖かいところにある観光農園では、菜の花がもう満開らしいが、このあたりの普通の畑では、まだこれからだと思っていたので意外だった。
一概に「菜の花」と言っても、正確にどの植物の花なのか、難しいところがあるようだ。今までは、種子から菜種油を採る「アブラナ」の花が菜の花だったが、最近の事情はどうもそれだけではないらしい。菜種油の殆どが外国から輸入されるようになってしまった現在では、国内では採油目的のアブラナの栽培はもうあまり行われていないという。畑に咲いている菜の花は、今では別の目的で植えられているようだ。
道端の家庭菜園のような畑に少しだけ咲いていたこの菜の花は、たぶんアブラナの菜の花だと思うが、違うのだろうか。