東海地方では、「菜の花」として最近特に増えているのはセイヨウカラシナだという。セイヨウカラシナは、元々は食用として導入されたものだが、生育が旺盛なために野生化して、勝手に増えてしまっているらしい。各地の河川敷などで自然に大量に繁殖しているのも、丈の高いセイヨウカラシナが多いそうだ。また、これらのアブラナ科の植物は、お互いに自然に交雑して雑種が生まれやすいので、今では自然にできた分類の難しい新品種も多いという。
名古屋市の庄内緑地公園で咲いていたこの菜の花も、丈が高く葉の形がちょっと違うようなので、たぶんセイヨウカラシナか、もしくは交雑種なのかもしれない。