閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

カッコウアザミとイナゴ

2010-09-16 | 昆虫
ムラサキフジバカマかと思っていたが、たぶんカッコウアザミの仲間のオオカッコウアザミ(大霍香薊)ではないかと思う。アゲラタムという園芸種なのかも知れない。いずれなのか、まるで自信はないが、もしカッコウアザミなら南米原産の雑草だ。ツチイナゴと思われる虫が茎に捉まって、チラチラとこちらの様子を覗いながら隠れている仕草が面白かったので撮ったのだが、こちらがイナゴの後ろに回ったら、カメラのレンズを見て危険を感じたのか、急に逃げ出した。せっかく苦労してここまで登ってきたのに、食事の邪魔をしてしまったようで、イナゴに悪いことをしてしまった。








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ヤブラン

2010-09-15 | 草花
ヤブラン(藪蘭)という名前でも、いわゆるランの仲間ではない。やや日陰になった場所を好むようだが、普通の民家の庭などにもグランドカバーとして植えられていることが多い。これも紫色の花が咲く植物のついでに載せておこう。花は小さく殆ど目立たない地味な植物だ。コバネイナゴだと思うが、花穂に上って、時々こちらの様子をうかがいながら、遊んでいるように見えた。花粉でも食べていたのかもしれないが、「食事中だからジロジロ見つめて写真なんか撮るなよ!」と言っているようでもある。











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セイヨウミゾカクシ

2010-09-14 | 草花
サワギキョウとよく似ているので、今までサワギキョウと間違えて、その園芸種かと思っていたが、セイヨウミゾカクシ(西洋溝隠し)と言うそうだ。サワギキョウやミゾカクシと同じ仲間で、北米原産のキキョウ科の帰化植物らしい。ロベリアソウという別名があるようだが、西洋種だから、むしろロベリアソウが本名で、セイヨウミゾカクシというのが別名と言った方がいいのかも知れない。豊田市にある松平郷園地のトンボ池で咲いていたが、花は青色だけかと思っていたら、白花もあることを初めて知った。














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サワギキョウ

2010-09-13 | 草花
秋になると、湿地などのやや湿った場所でよく見かけるサワギキョウ(沢桔梗)だ。去年も9月11日に載せたが、名前が“キキョウ”とはなっていても、花は普通に見られるキキョウとは色以外はまるで似ていない。鳥が飛んでいるような面白い形をしている。











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カリガネソウ

2010-09-12 | 草花
愛知県森林公園で咲いていたカリガネソウ(雁草、雁金草)だ。長くて曲がった蕊の様子が特徴的で面白い。花に虫が留まると、虫の重みで曲がった雄蕊が下がり、その先端に付いている花粉が虫の背中に付くので、花粉を運んでもらうのに都合がいい仕組みになっている。自家受粉を避けて、花粉を虫に上手く他の花へ運んでもらうための知恵だ。











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シマジタムラソウとアキノタムラソウ

2010-09-11 | 草花
先月下旬に撮った画像だが、愛知県森林公園で咲き残っていたシマジタムラソウ(島路田村草)だ。撮るのがやや遅くなってしまったが、花期は7~8月頃のようだ。三重県の伊勢地方で発見されたことから、学名は「Salvia isensis」となっている。東海地方の固有種で、環境省の絶滅危惧Ⅱ類に分類されている希少な植物だ。







アキノタムラソウ(秋の田村草)は、希少種のシマジタムラソウとは違って、野山の道端などでよく見かけるシソ科の小さな花だ。学名は「Salvia japonica」となっているので、“日本のサルビア”という意味になるのだろうか。よく似ていて見分けがつきにくいシマジタムラソウもそうだが、学名に“サルビア”と付いていて、改良された園芸種のサルビアと花の形はやや似ているが、大きさは遙かに小さい。アキノタムラソウとシマジタムラソウは、花弁の形とか蕊の長さや蕊の向いている方向が違うらしいが、どうもよく判らない。







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コミスジ

2010-09-10 | 昆虫
ミスジチョウの仲間のコミスジのようだ。あまり見かけない蝶が葉に留まって翅を開いたり閉じたりしていた。どの虫も必ずしも花にだけ寄ってくるとは限らないようだ。卵を産み付けているようにも見えなかったが、暫し休むには花より葉の方が安定していて都合がいいのかもしれない。





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マツムシソウとジャノメチョウ

2010-09-09 | 昆虫
濃い茶色をした地味な蝶はジャノメチョウの仲間だと思うが、名前がはっきり分からない。親戚筋に当たるヒカゲチョウの仲間かも知れない。この時期は、花を撮っているといろんな虫に遭遇するので、花よりもむしろ虫が“主役”になることの方が多い。近づくとすぐ逃げる虫もいるが、彼らの動きをじっと見ていると、けっこう愛嬌があって面白い。マツムシソウは地味な薄紫色の可憐な花で、特にいい香りがする訳でもないが、そよ風に揺れていると多くの虫を誘うようだ。








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マツムシソウとベニシジミ

2010-09-08 | 昆虫
まだ暑い日が続いているが、9月に入って秋の気配が少し感じられるようになり、山ではマツムシソウ(松虫草)が咲き揃ってきた。マツムシソウは先月6日にも載せたので、また似たような画像ばかりになってしまったが、マツムシソウに集まってきていた虫を載せておこう。ベニシジミはよく見かける愛嬌のある蝶の一つだ。








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クルマバナ

2010-09-07 | 草花
たぶんクルマバナ(車花)だと思う。空き地や道ばたでよく見かけるシソ科の雑草だ。花は数ミリしかなくあまり目立つ花ではないが、花は小さくても蜜が多いのか、虫には人気があるようで、クマバチやキチョウ、スジグロシロチョウが来ていた。











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シロバナイナモリソウ

2010-09-06 | 草花
シロバナイナモリソウ(白花稲森草)も白い小さな地味な花を咲かせる植物の一つだ。花の大きさは1cmにも満たないくらいだ。やはり薄暗い木陰を好むようだ。








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ヤブミョウガ

2010-09-05 | 草花
派手な色や姿をした花を咲かせる植物がある一方で、きわめて地味な小さな花を咲かせているのも多い。ヤブミョウガ(藪茗荷)もその一つだが、薄暗い木陰に生えていて、えっ、こんな花が咲くのかと思うほどだ。花はもちろん植物自体もあまり知られていないようだ。我々が食用にするミョウガと名前はよく似ているが、ヤブミョウガはツユクサ科で、ミョウガはショウガ科だそうだから全く別物だ。








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フシグロセンノウ

2010-09-04 | 草花
フシグロセンノウ(節黒仙翁)の花は、山に自然に生えているとは思えないような派手な色しているので、薄暗い木陰で咲いていてもよく目立つ。ナデシコ科だそうだから、カワラナデシコの親戚だ。








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カワラナデシコ

2010-09-03 | 草花
カワラナデシコ(河原撫子)は花の姿や形が特徴的で、品種改良された園芸種のように思えるが、自然に生えている野草だ。











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ヨツスジハナカミキリ

2010-09-02 | 昆虫
ヨツスジハナカミキリだと思う。体長は2cmくらいで、翅に4本の黒い帯があるカミキリムシの仲間だが、タマアジサイの花がお気に入りのようだ。








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