閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

チダケサシ

2011-08-15 | 草花
チダケサシ(乳茸刺)だろうと思うが、似たようなのがあるので、タイトルは学名のアスチルベとしておいた方が、同じ仲間が全て含まれて間違いないのかもしれない。こんな小さな地味な花にも、いろんな虫がいっぱい集まってくる。それを狙って花影に隠れている小さな蜘蛛もいたが、上手くピントが合わなかった。











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シマジタムラソウ

2011-08-14 | 草花
アキノタムラソウと見分けが付かないが、愛知県森林公園の観察会でシマジタムラソウ(島路田村草)と教えてもらったので、間違いない筈だ。蕊の長さがアキノタムラソウより長くて直線的なのが特徴で、ナツノタムラソウの変種だそうだ。三重県伊勢市の島路山で発見された東海地方の固有種で、環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に分類されている。薄暗い散策路脇で咲いていたので、どれもややピン暈けになってしまった。








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アキノタムラソウ

2011-08-13 | 草花
アキノタムラソウ(秋の田村草)は、名前に秋と付いているので秋に咲くかと思っていたら、花は初夏から初秋にかけて咲くそうだ。ハルノタムラソウやナツノタムラソウもあるというので、ネットに出ている画像を比べてみたが、どれがどれなのか見分けが付かないほど似ている。別の名前が付いているということは、それぞれ少しづつ違うのだろう。これはたぶんアキノタムラソウだろうと思うが、自信はない。いずれにしても、園芸種のサルビアと同じ仲間だそうだから、よく見れば、花は小さくても形はサルビアと似ている。花が横に並んで段になり、一方だけを向いて行儀良く咲いているのが面白い。











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ミソハギ

2011-08-12 | 草花
昨日の萩の花に因んで、名前にハギと付くのでミソハギ(禊萩)も載せておこう。去年も8月15日に載せたが、宗教的な意味合いがある花だそうで、昔からお盆の時の供花として使われることが多いという。











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ハギ

2011-08-11 | 樹木・花木
まだ蕾が多いものの、秋を連想させるハギ(萩)の花がこの猛暑の中で少し開いていた。ハギは、漢字で草冠に秋と書くし、秋の七草の一つであるから、やはり秋の象徴的な花だろう。暦の上では3日前が立秋だったから、もう秋の花が咲き始まっても不思議ではない。厳しい残暑が続いているので、秋の涼しさが訪れるのが待ち遠しい。











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カリガネソウ

2011-08-10 | 草花
愛知県森林公園でカリガネソウ(雁金草)が咲き始まっていた。去年は9月12日に載せたが、これから1ヶ月くらい咲き続けるのだろうから、咲き揃った時の様子をいずれまた載せることになるかもしれない。蕊が特別に長くて、何とも不思議な姿をしている花だ。











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カワラナデシコ

2011-08-09 | 草花
カワラナデシコ(河原撫子)は、単にナデシコと言ったりヤマトナデシコとも言うが、必ずしも河原だけに生えている訳ではなく、日当たりの良い高原などでも自生しているのを見掛ける。数は次第に減ってきているそうで、絶滅危惧種に指定している県もあるという。

女子サッカー・ワールドカップでは“ナデシコ・ジャパン”が脚光を浴びたが、秋の七草の一つであっても、植物のナデシコを知っている人はそれほど多くはないのかもしれない。欧米で品種改良されて「オランダナデシコ」という別名があるカーネーションは、このカワラナデシコの仲間だが、何処の花屋さんにも置いてあるので馴染みがあってよく知られている。











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ワルナスビ (2)

2011-08-08 | 草花
愛知県森林公園の花壇の中や散策路脇にワルナスビが蔓延っていた。種が運ばれて自然に増えたものか、展示用に少し植えたものが勝手に拡がってしまったのか分からないが、植え込みの中にまで蔓延ると始末に負えないのではないかと、余計なことながら思ってしまう。











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ワルナスビ (1)

2011-08-07 | 草花
道端でワルナスビの花が咲いていた。北アメリカ原産の駆除し難い実に厄介な雑草で、花は野菜のナスに似ているが、茎に鋭い棘があり、中毒症状を起こすほどの強い有毒成分を含んでいるから、名前が「悪茄子」となってしまったという。ナスやトマト、ジャガイモなど、ナスの仲間はどれも花がよく似ているが、ワルナスビもバナナのような形の蕊がユニークで、名前に似ず、花は綺麗だ。











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サギソウ

2011-08-06 | 草花
そろそろサギソウが咲く頃だろうと、2カ所ほど様子を見に行ったが、開花が少し遅れているのか、いずれもまだチラホラとしか咲いていなかった。たくさん並んで咲いているのが見られるかと期待していたのだが、後日また出直しのようだ。














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イヌゴマ

2011-08-05 | 草花
愛知県森林公園で咲いていたイヌゴマ(犬胡麻)だ。実が胡麻に似ているものの、食用にはならず役に立たないということからイヌゴマとなったそうだ。塊茎部分を食用にするチョロギに姿が似いるので、チョロギダマシという変な別名もあるという。画像では判別できないが、イヌゴマもシソ科の野草だから茎が四角形をしている。







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ニゲラ

2011-08-03 | 草花
去年6月30日にも載せたニゲラは南ヨーロッパ原産のハーブで、種子が黒いことから和名はクロタネソウ(黒種子草)と言うそうだ。花の色は青だけでなく、白やピンクもあるらしい。それにしても、葉も花も実にユニークな姿をしているが、花弁のように見えるのは萼片で、網のように見える糸状の部分は総苞片だという。本来の花弁は退化してしまっているそうなので全く目立たない。花や実が網でガードされているように見える。








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フェンネル

2011-08-02 | 草花
フェンネルは、地中海沿岸原産のセリ科の多年草で、和名はウイキョウ(茴香)と言うそうだ。欧米ではハーブやスパイスとして魚料理の臭み消しなどに利用され、東洋では漢方薬としても使われている。

フェンネルの花の上にちょうどアカスジカメムシが来ており、それを狙って小さなカマキリが近付いていたが、子供のカマキリには獲物がちょっと大き過ぎたようだ。格好だけは一人前に襲う仕草をしていたものの、ついに諦めて退散してしまった。小さなカメムシの方も、相手が子供と見れば、逃げる素振りもなく実に悠然としたものだ。








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マ-シュ・マロウ

2011-08-01 | 草花
愛知県緑化センターにハーブがいくつか植えてあった。花が咲いているのは終盤に近いのが多かったが、マーシュ・マロウは蕾も多くてちょうど盛りのように見えた。ウスベニタチアオイという別名があるように、ヨーロッパ原産のアオイ科の観賞用園芸植物だが、薬用や料理にも利用されているようだ。今では原料は全く異なるらしいが、昔はこの植物の根から採った汁を利用して菓子の「マシュマロ」を作ったそうで、マシュマロの語源はこの植物に由来するという。











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