山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

ぎゃくたい

2014年02月02日 | こども

東京で2歳の女の子が全身にあざがある状態で死亡し、父親が別の暴行容疑で逮捕された事件で、司法解剖の結果、女の子の死因が、肝臓を損傷したことによる失血死であることがわかった。その後の警視庁の調べで、死因は、肝臓を損傷したことによる失血死だったことがわかった。
また、全身に40カ所近いあざがあり、顔や胸、腹など上半身に集中していたほか、肋骨(ろっこつ)が2本折れていた。調べに対し、「普段、しつけ程度で頭に触れたことはあったが、虐待はしていない」と容疑を否認しているという。

このところ毎日のように「虐待」の記事が新聞に掲載されています。

この平和な日本の中で何かが狂っているように思われます。


昔は良く叱られ良く叩かれたものです。

叱られると、母屋裏の真っ暗になる小屋に閉じ込められたものです。

泣き疲れると寝込んでしまい、気が付くといつも母が座って縫物をしていました。

起きるとなぜ叱られたか、理由が分かるまで話をし、わかるとおやつをくれたのを思い出します。

だから、叱られても母が大好きでした。


今の時代、何かあるとその理由は「しつけ」と言われます。

でも、この記事でもわかるようにわずか2歳の子供に「しつけ」と言う言葉を借りて骨が折れるような大人の力で小さな子供に手をあげる。

どこまでしたらどうなるか、ちょっと考えればわかるように思いますが・・・。


核家族が多くなり、御主人は仕事、子育ては手さぐり、子供と二人だけで話し相手はいない、そのような中でどうしようもないイライラが子供に当たってしまう。

そういった事例も多いようで、地域で若いお母さんを見かけると、「あいさつ」をすることにより話すきっかけを作りコミュニケーションを深め、困ったときには相談を受けるようにしているとのことでした。

「あいさつ」、その一言がきっかけで交流が始まる。

家庭でも「おはよう」、「ありがとう」、「いってきます」などありふれた言葉ですが、問題がある家庭ではそれがなくなっているようです。


小さなことですが、まずは家庭の中で「あいさつ」をし、地域で「あいさつ」をすることにより地域全体で見守れるようにしていきたいものです。