浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

こういう情報も・・・・

2018-05-09 20:53:43 | その他
 『信濃毎日新聞』のコラム。重要な内容だ。


斜面

カジノ王にとって日本はよほど魅力ある市場らしい。昨年2月、米カジノ大手企業の会長シェルドン・アデルソン氏は都内で開かれたセミナーで気勢を上げた。統合型リゾート施設(IR)に最大100億ドルを投資する用意がある、と

   ◆

1兆円を超える規模だ。米メディアの報道によれば同氏はパチンコの普及台数などを挙げ、日本を賭け事好きの風土とみなしている。市場規模はマカオに次いで250億ドルに成長するとの試算もある。大きなビジネスチャンスに鼻息も荒くなるのだろう

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国際政治学者高橋和夫さんの本紙寄稿(4月15日付)でアデルソン氏とイスラエルの関係を知った。ユダヤ系の同氏は親しい間柄のネタニヤフ首相を通じてカジノ開設を日本に働き掛けてきた。イスラエルが進めるパレスチナ占領地へのユダヤ人の入植活動には資金援助している

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2016年の米大統領選ではトランプ氏に3500万ドル、40億円近い支援をした。トランプ政権によるエルサレムの首都認定や米大使館の移転はいかにもと思えてしまう。アデルソン氏は5億ドルと見込まれる費用の一部を寄付すると申し出ているという

   ◆

14日はイスラエル建国から70年。70万人が難民となったパレスチナ人には「ナクバ(大惨事)」の日だ。3月以降、デモを続ける若者にイスラエル軍が発砲し犠牲者は40人を超えた。そんな折、国会に提出されたIR整備法案である。カジノマネーの行方に思いを巡らさずにはいられない。
(5月9日)
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自分で学び、考えること

2018-05-09 20:04:54 | その他
 いくつかの仕事、すべてまったくボランティアである。

 最近まで、友人から依頼された近代天皇制の創出過程についての講演のために多くの時間を費やした。講演料を示されたが、もらうわけにはいかないとして交通費だけいただいた。

 その後は、横浜事件と海野普吉について原稿を書いている。

 最近でてきた課題が、水道の民営化の問題である。これについて今月末、講演することになっている。浜松市が今年の4月から下水道の民営化を始めているが、さらに上水道まで民営化を進めようとしているのだ。

 私は歴史、日本近現代史を専門に勉強しているから、それに関わる問題についてはそんなに苦労せずに準備は出来るが、水道の問題は手をつけたことがない。講演の準備は、ほぼ一ヶ月前から準備を始めるのが私のやり方だ。関連する文献を読み込んで、脳内にそれに関する知識を蓄え、脳内でスパークさせる、そして聴き手の方々の状況を思いながら、話す順番を整えていく。考え、考えしながら、レジメやスライドをつくっていく。

 昨夜ふとんに入ってから、水道問題で話す内容について、いろいろ浮かび上がってきたため、もういちど起きてパソコンの前に坐った。ある種のスパークである。その結果、一応のあらすじをつくりあげることができた。その筋に従って、具体的な内容を並べていく。あらすじができても、具体的なことがなければ、聴かれる人はつまらなくなる。その準備がなかなかたいへんである。

 今日、午前中雨が降っているので、一方で横浜事件の原稿を書きながら、他方でこの問題のレジメの構成を考えた。

 そのときふと思ったのは、水道の民営化の問題、なぜ私がやらなければならないのか、ということだった。

 問題が生じたとき、人の話を聴くのではなく、まずみずからが学び考えることが必要なのではないか。なぜ民主主義や平和を求める人々の数が減っているのかを思うとき、みずから学び考えることが、若い人たちだけではなく、社会や政治のあり方に疑問をもった人々に於いてもなくなってきているのではないか。

 以前、憲法学者の水島朝穂氏と、憲法擁護の運動をしている人々の、言い過ぎを承知で記せば「知的劣化」についてメールで意見交換をしたことがあった。

 みずから学び考える、という習慣が、日本人からなくなってきているのではないか。

 1980年代頃まで労働組合など社会のなかに集団がそれぞれあり、その集団の中では、政治権力や経済権力の意向に添わない、別の情報が流されていたが、そうした社会集団が消えていくにつれて、人々は政治権力や経済権力の意向に添った情報しか得られなくなった、だから意識して、そうでないカウンターの情報を得るようにしなければならない、と私は言ってきたが、それは実現できていない。

 いつの時代でも、庶民が学び考えるということを積極的におこなうことにより、社会は健全化するのである。

 私は今、塾を開こうかと思っている。学び考える契機をつくりださないと、社会は崩壊していくのではないかという危機感がだんだん高まっているのだ。

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