もう明らかにウソをついていることがまるわかりなのに、我が国の国会では、野党の質問に対して、政権側は官僚と共にウソをつき続けている。
すると、日本大学のアメフト部の監督らも同じように見え透いたウソをつく。
そういう風潮が蔓延しつつある。
啄木もこう書いている。
私利のために良心を欺き、理想を蹂躙して、雄弁とは自己の不正を巧みに隠匿し去るの利器と解するは我等の政治なりや。(「秋草一束」『盛岡中学校校友会雑誌』1904年11月)
そして今日の『東京新聞』コラム。
ずるとかごまかしなどの不正行為は細菌のようなもので、人から人へと感染するものだそうだ
▼行動経済学者でイグ・ノーベル賞受賞者のダン・アリエリー教授の『ずる』(早川書房)の中にこんな実験があった。だれかに大勢の人の前でカンニングのような不正行為をやってもらう。監督官にはそれをとがめないよう頼んでおく。すると、それを見ていた他の大勢も、同じ不正行為をするようになるそうだ。ずるが感染している
▼ずるをやっても、それが見過ごされ、成功するのなら、自分だって…。そんな心理に陥るのか。この説でいけば、わが国における、大規模なずるとごまかしの大感染を疑ったほうがよいかもしれぬ
▼気の毒だが、政権中枢と中央官庁は既に菌にやられてしまったのだろう。国民に知られて困る記録は「ない」と隠す。政府の主張に沿った曲がったデータを国会に提出する。ここ数カ月の恥知らずなずるとごまかしの連鎖を見れば、その細菌は猛威をふるっている
▼政治行政にとどまらぬ。企業のデータ不正は後を絶たぬし、どこぞの大学アメフット部の前監督の不可解な説明を聞けば、ああこの方もと心配する。国中でずるを聞かぬ日がないとは、大げさではないかもしれない
▼教授の説が恐ろしい。「誰かの反倫理的な行動を目にするたびに私たちの道徳心もすり減っていく」という。このままだと…。
すると、日本大学のアメフト部の監督らも同じように見え透いたウソをつく。
そういう風潮が蔓延しつつある。
啄木もこう書いている。
私利のために良心を欺き、理想を蹂躙して、雄弁とは自己の不正を巧みに隠匿し去るの利器と解するは我等の政治なりや。(「秋草一束」『盛岡中学校校友会雑誌』1904年11月)
そして今日の『東京新聞』コラム。
ずるとかごまかしなどの不正行為は細菌のようなもので、人から人へと感染するものだそうだ
▼行動経済学者でイグ・ノーベル賞受賞者のダン・アリエリー教授の『ずる』(早川書房)の中にこんな実験があった。だれかに大勢の人の前でカンニングのような不正行為をやってもらう。監督官にはそれをとがめないよう頼んでおく。すると、それを見ていた他の大勢も、同じ不正行為をするようになるそうだ。ずるが感染している
▼ずるをやっても、それが見過ごされ、成功するのなら、自分だって…。そんな心理に陥るのか。この説でいけば、わが国における、大規模なずるとごまかしの大感染を疑ったほうがよいかもしれぬ
▼気の毒だが、政権中枢と中央官庁は既に菌にやられてしまったのだろう。国民に知られて困る記録は「ない」と隠す。政府の主張に沿った曲がったデータを国会に提出する。ここ数カ月の恥知らずなずるとごまかしの連鎖を見れば、その細菌は猛威をふるっている
▼政治行政にとどまらぬ。企業のデータ不正は後を絶たぬし、どこぞの大学アメフット部の前監督の不可解な説明を聞けば、ああこの方もと心配する。国中でずるを聞かぬ日がないとは、大げさではないかもしれない
▼教授の説が恐ろしい。「誰かの反倫理的な行動を目にするたびに私たちの道徳心もすり減っていく」という。このままだと…。