浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

【本】横山百合子『江戸東京の明治維新』(岩波新書)

2018-09-07 10:00:39 | 
 面白い本である。今まであまり研究されてこなかったことが、新しく発見された史料で綴られている。もちろん完璧に残されているわけではないから、体系的にはならないけれども、維新を迎えた東京の庶民がどう生きたか、どう生きようとしたか、が記されていて、とても興味深いものになっている。

 最初の所で、「御用盗み」(私は「御用盗」=ごようとうと言ってきたが)についての記述がある。武力倒幕を企む薩摩藩が、幕府への挑発活動として、強盗、放火、殺人などのテロを、相楽総三などにやらせていたのだが、それを命令したのが西郷である。西郷を美化する動きがあるが、これだけで私は西郷評価に加われない。ちなみに江戸の豪商などから奪ったカネは、薩摩に送られたようだ。

 横山は、東京の一角の居住者の変遷をもとに支配者の交替の有様を浮き彫りにし、旧幕臣、江戸町人、遊女、弾左衛門支配下の被差別民らが、新しい支配者のもとでどう生きたかを描くのだが、史料の状況もあり全面的にそれぞれを明らかにすることはできていないが、それでもそういった人々が明治維新という変革をどう迎え、どう生きようとしたかがわかるものとなっている。

 もちろん維新が起きたからといって社会がすべて変革されるわけではない。したがって近世とのつながりがとても重要である。私は近世史に関わる本を近年読まなくなっていたが、最近の学説などの進化についても、新たな知見を得ることができた。もうあまり読んでもなあと思っていたが、やはり研究の動向は知っておいたほうがよいと思った次第である。

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傀儡・鈴木康友浜松市政、その証拠

2018-09-07 08:25:57 | 政治
 浜松市政は、スズキのトップをはじめとした浜松商工会議所に牛耳られ、市長以下市はその意見を聞かないとたいへんな目に遭う。前市長はそれにより対抗馬を出されて落選した。

 浜松市の市政が商工会議所に牛耳られている証拠が昨日届けられた。

 浜松市は、周辺の市町村を合併して政令指定都市になったが、その際区を7つ設定した。これは地方分権の時代に於いてはあるべき姿であった。しかし、鈴木修はじめ浜松商工会議所の面々は、これに大反対であった。機会を窺いながら区をなくそうと狙っていた。今、その野望が実現されようとしている。

 昨日新聞の折り込み広告の中に、静岡新聞が発行している広告紙「びぶれ」があった。その2面をつかって「区割りを変えるってなんで?今なの?」なる「全面広告」があった。この制作は「浜松を良くしたい会」。代表は大須賀正孝、鈴木修、御室健一郎である。このうち、大須賀は現商工会議所トップ、御室は前トップである。

 そして「区割りに関して気になったら」 「浜松市 区制度の検討について」を検索せよ、とある。そこにアクセスすると、当然、浜松市のウェブサイトのそこに行く。

 浜松市の政治を牛耳っているのが浜松商工会議所であり、浜松市政はその傀儡であることが、はっきりと証明されたわけである。
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スルガ銀行の乱脈

2018-09-07 08:21:24 | 社会
 「かぼちゃの馬車」問題で、スルガ銀行のいい加減な融資が暴露されたが、実際はもっとひどかったという。こういう事実を知っていれば、創業者の評価も少しは変わっていたかも知れない。いずれ第三者による報告書が出るだろうが、真実は示されるだろうか。

 スルガ銀行の「ザルぶり」、不動産業界では周知の事実だった
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