浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

台風

2018-09-29 21:06:43 | 政治
 沖縄は、台風24号の暴風雨の下にある。暴風雨がなくても、沖縄は米軍機や米軍兵士等の暴力の下にある。

 今、県知事選の真っ最中である。私は玉城デニーさんに当選してもらいたいが、これはわからない。自民党・公明党・維新のファッショ勢力は、みずからが推している候補を当選させようと、カネや信仰などをもって、沖縄県民に迫っている。当選させるためには、デマも平気で流しているようだ。

 札束に、あるいは教団幹部の声に、屈する人は多い。

 そういうものとは縁もなく、ひたすら正攻法でたたかう「オール沖縄」。

 カネや信仰に縁のない人々に、投票所に行ってもらいたいが、しかし沖縄は台風に襲われている。こういうときは、組織的に動いている政治勢力が強くなる。なんでこんな時に台風がくるのか。

 私は、しかし、自然は権力者になびく、というある程度の確信を持っている。阪神大震災の時は、村山政権、東日本大震災の時は民主党政権。もっとも無能でどうしようもないけれども、しかし日本の権力を握っている自民党が政権の中心にいるときには、大きな自然災害は来ていない。

 自然は、権力者と親和的である。今度の台風は、いったい誰の味方なのか。
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フェルメール

2018-09-29 20:43:03 | その他
 完全な健康体になっていないので、意欲があまりわかない。以前購読していた『芸術新潮』、今月号は買った。特集が「フェルメールの静かな革命」だったからだ。

 フェルメールという画家は、昔から注目されていたわけではない。私がフェルメールを知ったのは、今はどうしているかわからないが劇団民芸の女優さんのAさんからであった。

 民芸をやめてから、Aさんは一人芝居なんかをしていたが、最近はその消息を聞かない。もう20年近く前、しばしば会っていたときに、フランスのパリでフェルメールの絵画が集まるそうだから
見に行こうと誘われている、というようなことを言っていた。

 時に美術の展覧会に行くという趣味を持っている私でも、フェルメールをその時は知らなかった。
 その後、いろいろなところからフェエルメールの情報が入ってきて、何故に注目されるのかがある程度理解できるようになった。何年前か、東京都美術館に「真珠の耳飾りの少女」を見に行ったこともある。

 みずからの絵の才能を自覚していたフェルメールは、絵を描くとき、にんまりと微笑みながら、光が持つ絵の効果を十分に認識しながら、いたずら心をもっていたように思う。必死に絵を描くというのではなく、若干醒めた目で、こうしてみよう、こうしたらどうかなどと、その絵を見るであろう人々の反応を思い浮かべながら描いていたのではないか。

 新潮社が発行している雑誌ではあるが、現在でも時々『芸術新潮』は買う。次号の特集は、ムンクとルーベンスである。これもきっと買うだろう。
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