9月16日は、大杉栄・伊藤野枝・橘宗一が虐殺された日である。宗一の墓は名古屋の日泰寺にある。また野枝の墓は郷里の山の中に、自然石として存在する。大杉、野枝、宗一の骨は合体されて、その一部が静岡市の沓谷霊園にある。Googleの地図でも、沓谷霊園中に大杉栄の墓が表示されている。
今年9月15日、静岡市の沓谷霊園で墓前祭が行われる。毎年この前後の土曜日、午前中に墓前祭をし、午後に集会を開いているが、今年は15日である。16日には、名古屋の日泰寺で墓前祭が行われ、その後名古屋のYWCAで集会がある。私は、両方とも参加する。
さて、静岡の集会のテーマは、「野枝について語ろう」である。私はそのために、『伊藤野枝~その生と闘い~』という16頁の小冊子をつくった。野枝の生きた軌跡をまず示し、当該時期について野枝が記した文や小説の一部を掲載し、それぞれの時期、野枝はどのような困難と闘ったのかを明らかにしようとしたものだ。
これは私が行っている歴史講座のレジメを加筆訂正したものである。
なぜ小冊子にしたのか、それは栗原康の『村に火をつけ、白痴になれ』(岩波書店)が、あまりに主観的な野枝像を描いているので、それに驚き呆れたからである。栗原の本を読み、その内容に嫌悪感を抱き、怒りさえ覚えた。これは野枝に対する冒涜であるとすら思った。
この本がよく売れたそうで、栗原の主観的な野枝像が広まったことを修正したいと思う。今年の集会は、それもひとつの目的である。
今年9月15日、静岡市の沓谷霊園で墓前祭が行われる。毎年この前後の土曜日、午前中に墓前祭をし、午後に集会を開いているが、今年は15日である。16日には、名古屋の日泰寺で墓前祭が行われ、その後名古屋のYWCAで集会がある。私は、両方とも参加する。
さて、静岡の集会のテーマは、「野枝について語ろう」である。私はそのために、『伊藤野枝~その生と闘い~』という16頁の小冊子をつくった。野枝の生きた軌跡をまず示し、当該時期について野枝が記した文や小説の一部を掲載し、それぞれの時期、野枝はどのような困難と闘ったのかを明らかにしようとしたものだ。
これは私が行っている歴史講座のレジメを加筆訂正したものである。
なぜ小冊子にしたのか、それは栗原康の『村に火をつけ、白痴になれ』(岩波書店)が、あまりに主観的な野枝像を描いているので、それに驚き呆れたからである。栗原の本を読み、その内容に嫌悪感を抱き、怒りさえ覚えた。これは野枝に対する冒涜であるとすら思った。
この本がよく売れたそうで、栗原の主観的な野枝像が広まったことを修正したいと思う。今年の集会は、それもひとつの目的である。