浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

あれあれ、どこかにあったなあ

2018-09-22 19:43:29 | 政治
 浜松市には、選挙の際に票を大きく動かす人がいる。その人は、浜松市に本社を置く自動車会社のトップである。

 聞いた話しであるから、確証をもっているわけではない。聞いた話と言っても、実際にそういうことをやらされた方から聞いたことである。
 
 その自動車会社の関連会社の社員が教えてくれたことだ。

 会社の上司から、○○に投票せよと言われる。いつもは残業があったりするのだが、わざわざ期日前投票に会社で行かせるという。その際に、きちんと指示通りに書いたかどうか携帯電話などで撮影しそれを上司に見せるというのだ。

 今日の『朝日新聞』にこういう記事があった。既視感があったので紹介する。

誰に投票したか、証拠撮影させた? 過熱する沖縄知事選

 誰かが教えたのかな?
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カネのためなら・・・・

2018-09-22 09:29:42 | メディア
 新潮社の本を置かないようにした書店もあるという。

新潮社の本、書棚から撤去する書店も。「新潮45」の寄稿に怒りの声

 書店の良識が発揮されたとみるべきだろう。

 先に記したが、売れなくなった『新潮45』が、ネトウヨに媚びを売って彼らに買ってもらおうという方針の下に、杉田に書かせ、大きな批判を受け、さらに杉田の論調を強化しようとネトウヨに人気がある輩に書かせる。販売部数を増やすためになりふりかまわずという醜態を演じた新潮社。

 社長がこれについて、簡単なコメントを出したが、そこには真剣にこの問題を考えた節が見られない。

 『芸術新潮』を発行している新潮社がこういうことをしたことについて、私も購読をやめてよかったと思っている。実は『芸術新潮』も、私は過去のバックナンバーをいまも保存しているが、近年その性格を変えてきた。売れるようにと、春画やヌードの特集を増やし、主要な画家の特集ではなく、「最強の日本絵画100」とか、「超老力」とか訳のわからない特集をするようになった。昔は運慶展があれば「運慶」を特集するとかしていた。訳のわからない特集にすることによって売れるようになったのかどうかは知らないが、昔から購読している私としては、購読する意味がなくなったのである。

 新潮社だけではなく、書店に行けば、ネトウヨに人気の輩が書いている雑誌が積まれている。捏造、虚偽、根拠なき主観で書いたもの、人権意識がないもの、昔だったらこんな品性や知性のないものを出版しなかったのに、やたらに増えている。売れるからだろう。

 出版社に矜持がなくなっているのだ。

 私はこういう時代が来るとは思ってもいなかった。出版業界は良識が尊重されるところだと思っていたのだが、いまやそうではない。

 そういう現代という時代を、私は悲しんでいる。

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